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人生は冥土までの暇潰し
亀さんは政治や歴史を主テーマにしたブログを開設しているんだけど、面白くないのか読んでくれる地元の親戚や知人はゼロ。そこで、身近な話題を主テーマに、熊さん八っつぁん的なブログを開設してみた…。
二・二六事件と現代
拙稿「NHKの正体」で、小生は以下のように書いた。

二・二六事件は大東亜戦争の引き金となった事件であり、未だに全容が掴めていない事件だ。その理由は多々あるが、なかでも最大の理由はタブーに触れるからである。そのタブーとは、昭和天皇の戦争責任。そのあたりについては、やはり別稿で改めて述べることにしたい。


上掲の拙稿をアップした後、昭和天皇の戦争責任について、既に取り上げていたことを思い出した。それは、拙稿「二つの玉音放送」シリーズである。

二つの玉音放送 その1
二つの玉音放送 その2
二つの玉音放送 その3
二つの玉音放送 その4
二つの玉音放送 その5


よって、「天皇の戦争責任」に関心のある読者は、上掲の拙稿シリーズを参照していただきたい。ちなみに、上掲シリーズの最終稿「二つの玉音放送 その5」で、小室直樹の二・二六事件観を小生は紹介している。

二・二六事件を貫いているのは、人類がギリシャ以来親しんできた論理とは別世界の「論理」である。
決起軍には反乱軍である。ゆえに、政府の転覆を図った。それと同時に、決起軍は反乱軍ではない。ゆえに、政府軍の指揮下に入った。
決起軍は反乱軍であると同時に、反乱軍ではない。ゆえに討伐軍に対峙しつつ正式に討伐軍から糧食などの支給を受ける。
決起軍は反乱軍でもなく、反乱軍でないのでもない。ゆえに、天皇のために尽くせば尽くすほど天皇の怒りを買うというパラドックスのために自壊した。
この論理こそ、日本人の思想と行動とを貫く根本的理念となった。
日本人はこれ以降、かかる根本理念から逸脱したことはない。
そしてこのパラドックスこそが、昭和天皇の悲劇の源となったのである。

『昭和天皇の悲劇』p.95~96


この小室直樹の二・二六事件に絡めた日本人論は、山本七平の『「空気」の研究』に連なる日本人論であり、これはこれで重要なのだが、今回は二・二六事件の深層に焦点を当ててみたいと思う。何故なら、二・二六事件の深層について考察することは、取りも直さず現在の日本を取り囲む状況を正確に把握することに繋がるからである。

最初に、拙稿「大東亜戦争の総括」で、小生は以下のように述べた。

ここで、大東亜戦争を総括する上でのキーワードは二二六事件であると、藤原さんは主張する。つまり、昭和天皇が大権を発動されのが一度だけあり、それが二二六事件だ(因みに、戦争開始の詔勅および戦争終結の詔勅は大権発動にあらず)と、藤原さんは主張する。そこにこそ全ての根本があるのだが、肝心の二二六事件を研究しようにも、文献は全てGHQが持ち去ってしまっているため、現在の我々は二二六事件の背景を掴めない状況下にある。その持ち去った文献を研究したアメリカ人研究者某は、「二二六事件を仕掛けたのはユダヤ(アメリカ)である。そして見事に昭和天皇が罠に引っ掛かり、二二六事件を境に皇道派は壊滅し統制派の世になり、立憲君主制から専制君主制に変わった。ユダヤの目論見は成功したのだ」と語っている。


一アメリカ人研究者が語ったという言葉、「ユダヤの目論見は成功したのだ」、これは本当なのか…?

19090701.jpg

二・二六事件の深層について追究した本は、和書だけでも数多あるが、そのなかでも最も深層に迫った本は山口富永の著した、『告発 コミンテルンの戦争責任 近衛上奏文と皇道派』であると説いているのが、世界戦略情報誌『みち』の天童編集長だ。天童編集長は同誌の「巻頭言」を担当しており、二・二六事件を扱った記事をシリーズの形で執筆している。それぞれのシリーズ記事ごとに、小生が最も注目した行を引用すると同時に、コメントを付記しておこう。

二・二六事件と近衛上奏文 1
 ある時、この人が「二・二六はわれわれが起こしたのですよ」と語ったと知人の鈴木利男さんが教えて下さった。ユダヤ人がわが国の下士官を使嗾したなどとは普通なら荒唐無稽の戯言(たわごと)と一顧だにしないのだが、妙に記憶に残っている。シローニーの言葉にある「われわれ」を世界権力と考えれば、聞き捨てならない豪語とも受けとれるからである。
コメント:「世界権力」という言葉が出てきたが、二十一世紀に突入した現代においても尚、世界権力は地球規模の影響力を保っていることが解る一文だ。天童編集長の言う「世界権力」については、拙稿「 ツランと世界権力(初級編)」と「ツランと世界権力(中級編)」を参照されたい。

二・二六事件と近衛上奏文 2
●その後の歴史を踏まえて初めて言えることだが、近衛文麿の洞察も及ばなかった点がある。近衛がソ連よりもむしろ頼るべきだとした英米の自由主義(民主主義、市場原理主義)もまた、共産主義と同じく、人類総奴隷化を進める世界権力が発したもう一方の謀略工作であることだ。俄に登場してきた女性宮家の創設など、国体護持にとって憂うべき事態は今日もなお続いている。
コメント:「国体護持にとって憂うべき事態」という言葉に目が行くことだろう。たとえば、昨日までは雅子妃のバッシングを執拗に繰り広げていたマスコミが、手の平を返すように今日になってから、つまり令和に御代替わりしたあたりから、今度はバッシングの対象を秋篠宮家へとシフトさせたのは、どういう背景(魂胆)があるのか…。このあたりは、掲示板「放知技」でも大きく取り上げられたことがあり、はぐらめいさんがシリーズの形で纏めてくださっているので参照されたい。
皇統はなぜ男系なのか

二・二六事件と近衛上奏文 3
●大東亜戦争の敗色濃厚となった昭和二〇年の初めの時点で、近衛上奏文が「敗戦は我国体の瑕瑾たるべきも……、敗戦だけならば、国体上はさまで憂ふる要なしと存ず」と自信の程を示し、さらに「国体の護持の建前より、最も憂ふべきは、敗戦よりも、敗戦に伴ふて起る事あるべき共産革命に御座候」と断じた見識に皇道派の考えが色濃く反映されていることは、山口富永氏の著書『近衛上奏文と皇道派』によって初めて教えられた。
コメント:掲示板「放知技」において、戦後のGHQによる洗脳が未だに続いていることを指摘する論者は多い(たとえば、mespesadoさんの「青木理という、ポリコレとWGIP(War Guilt Information Program)にすっかり洗脳されたバリバリサヨク」と題した投稿)。そのあたりについて疾うの昔(昭和11年)、当時の皇道派が見抜いていたという。その行を初めて読んだ時は、皇道派の持つインテリジュンスに驚愕したのだし、思わず身震いしたのを思い出す。

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NHK「全貌 二・二六事件~最高機密文書で迫る~
国会議事堂に立てこもった皇道派は、絶対に皇居に銃を向けてはならぬと厳命されていた。

二・二六事件と近衛上奏文 4
● スターリン個人の資質は別にして、ソ連という人工実験国家の意味を考えるとき、われわれが世界権力と呼んでいる黒い貴族とユダヤ国際資本の連合体は日本解体を目指して対日謀略工作の手綱を依然緩めるどころか、敗戦を単なる一里塚として、ますます巧妙に破壊工作を繰り出し続けていると考えなければならない。米国議会がほとんど与り知らないというTPPへの加盟も、女性宮家の創設などの国体に対する揺さぶりも、日本の根幹を何としても破壊せんとする彼らの必死の表われと見なすべきである。彼らは日本をほとんど蝕み尽くし食い尽くしたと思うかもしれない。だが、われわれに信がある限り、日本は亡びない。
コメント:上記は「二・二六事件と近衛上奏文」シリーズの結語である。敗戦後から74年が経っているというのに、未だにWGIP(War Guilt Information Program)の洗脳から抜け出せない日本人が如何に多いことか…。敵(世界権力)は三千年の歴史を持ち、強大なだけに、今後もしぶとく生き残っていくことだろう。それでも、「われわれに信がある限り、日本は亡びない」と説く、天童編集長の言葉に救われる思いをしたのは、何も小生一人だけではあるまい。


翻って、堺のおっさんの最近の投稿が如実に示すように、覇権国家として台頭しつつある中国、それに対抗する米国との間では、米中貿易戦争という名の下、現在の覇権国と明日の覇権候補国同士の経済戦争が起きており、時には会議という名の手打ち、時には関税という名の衝突という、片時も目が離せぬ緊迫した〝戦況〟が続いている。

以上、「世界権力」という視座で二・二六事件の深層を追究することは、今の我が国を取り囲む世界情勢について考察することにも繋がり、日本、そして世界の未来予測をも可能にしてくれるのである。

【追補1】
以下は、平成22年6月19日に民族派ジャーナリストの山浦嘉久さんから、直接お聞きした話を編集したものである。

■ 本能寺の変と二・二六事件…
今週発売の『月刊日本』7月号では、今日の日本の置かれている状況を鑑み、井尻千男氏の「虚無的合理主義が国体を破壊する 明智光秀に見る美学と政治」に注目するべきである。たとえば、井尻氏は、「信長という虚無的合理主義者・経済至上主義者の前に立ちはだかり、風前の灯であった皇統を守り、皇統を守る盾と剣である武士の真のあり方を示したのが光秀だった。そして、その悲運もあいまって、一命を賭して皇統を守ろうとした五・一五、二・二六の青年将校たちの面影も光秀に重なっていったのです」(p.14)と述べる。その他に注目すべき記事は野間健氏の「日露戦争を世界はどう報じたか」である。
井尻氏は、同記事で道州制とは何なのかを明確に述べている。この伝でいくと、鳩山由紀夫のやろうとしたことは、(1)道州制の導入、(2)外国人参政権、(3)本土と沖縄に楔を打ち込むこと(『月刊日本』7月号に南丘喜八郎氏が著した「沖縄県民斯ク戦ヘリ」を参照)にあったのではないか。つまり、明治以来の日本の中央集権体制を取り壊すことが目的だったのではないか。「この国」と自国を指して呼ぶ鳩山が、何処からか派遣された首相であることを思い出すこと。沖縄に関しては当初は「最低でも県外」と約束しておきながら、最終的には元の木阿弥という塩梅であり、これにより沖縄の人たちの怒りを買った。別の観点からみれば、鳩山は見事に本土と沖縄の間に楔を打ち込んだと云えよう。その意味で鳩山は自分の仕事を“立派” に成し遂げたと云えるのではないか。管新首相も沖縄独立に賛成している。
鳩山政権が誕生したころに、ダレスと昭和天皇の会見の外交文書が公開されたタイミングを考えること(5月8日付け報告書にある豊下楢彦の著書『安保条約の成立―吉田外交と天皇外交』(岩波新書)を参照)。米国では30年経てば公開ということになっているが、これはあくまでも建前であり、実際には公開されていない外交文書もあるはずだ。このタイミングでの公開は皇室の解体を狙ったものだろうか…。


【追補2】
以下も山浦嘉久さんが、平成22年11月11月20日に語り聞かせてくれた話を、小生が纏めたものである。

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■などてすめろぎはひととなりたまひし
今まで、三島由紀夫に関して二つの点で分からないことがあった。一つは、三島の著『英霊の声』の中で、三島は天皇に対する呪咀の声を書き残している。二・二六事件で刑死した英霊たちが裏切られたと、昭和天皇を呪ったのは分かるが、どうして特攻隊の英霊たちも昭和天皇を呪ったのかが分からなかった。もう一つは三島の遺した檄文である、政体を守るのは警察が、国体を守るのは軍隊であるべきで、軍隊が復活しないことには、2年以内に米軍の傭兵・あるいは米国の属国になってしまうという、内容の意味するものが分からなかった。



【追補3】
前掲の山口富永の本について、真実真理さんという読者がコメントを寄せていたが、真の真崎甚三郎像の発見につながる、優れたコメントである。
革新官僚及び軍部と、共産主義者、コミンテルンとの関係が分かる。

【追補4】
掲示板「放知技」で、連日のように貴重な情報を提供してくださる、この世は焼肉定食さんの天皇の戦争責任についての以下の投稿は貴重だ。
http://grnba.bbs.fc2.com/reply/12492283/752/

ツランと世界権力(中級編)
拙ブログに「飯山史観」という新カテゴリを設けた時、拙稿「飯山史観の事始め」で小生は以下の言葉を紹介した。

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「守破離」は、小生が常に念頭に置いている言葉の一つだ。上の言葉の解説によれば、、「守」の段階とは「決められた型を守って、繰り返し、基本を習得する」とある。つまり、「ツランと世界権力」に当て嵌めるとすれば、「守」の段階とは初級者レベルに相当し、ツランと世界権力について学んでいる過程を指す。そして、一通り学び終えると、いよいよ次は「破」の段階へと進む。すなわち、「ツランと世界権力」中級編である。本稿では、この中級者を対象に筆を進めよう。

■中級編
前稿の「ツランと世界権力(初級編)」では、「ツランと世界権力」と「ガン(癌)」との相似に焦点を当てて筆を進めたのだが、本稿では前稿で取り上げた書籍やHP記事以外に、中級編に進んだら読むべき書籍を数冊取り上げておきたい。そして、ここで注意すべき点は、単に紹介する書籍を表層的に理解するだけでは駄目なのであり、そこに人生体験というものが加わっていることが必要で、そうした人生体験無しには、ツランと世界権力の中級を修了することはできないと思う。

何故、人生体験が必要なのか? 最初に、前稿「NHKの正体」に書いた、以下の言葉から始めたい。

今のところ、DSやネオコンに関連付けて文大統領について言及しているのは、掲示板「放知技」をはじめ、一部のブログだけのようだ。


つまり、ネオコンといった世界権力に気づいた人たちが集い、精力的に意見交換を行っている場(掲示板)となると、ネット界広しと雖も今のところ放知技しか見当たらない。尤も、「蛆虫」が時々湧き出るが…(嗤)。なかでも、国際情勢に関して秀逸な投稿を連発しているのが堺のおっさんで、例えば以下の言葉…

部分的妥協を互いに模索するのもまた…リアリズム。
http://grnba.bbs.fc2.com/reply/16851868/186/


これは、真にリアリズムを解した、あるいは体験した者にしか書けない言葉だ。堺のおっさんの場合、『三国志』を繰り返し読んできた他、武経七書をはじめ、マキアヴェリの『政略論』、『君子論』、マックス・ウェーバーの『職業としての政治』、政治過程論の関連書と、「ツランと世界権力」の中級編を通過するにあたり、不可欠な書籍に目を通しており、これが大きく物を言っている。

堺のおっさんとは三年近く前、中国の青州で初対面を果たしているが、爾来、どうしてあれだけの優れた、政治についての観察眼が投影された投稿を連発できるのかと、小生は考えながら堺のおっさんの投稿を熟読玩味してきた。そして或る日突然閃いたのは、堺のおっさんの人生体験である。つまり、堺のおっさんは実業家として、自身の事業を成功に導いたという経験がある。この堺のおっさんと同業界に身を置いていた実弟、会うたびに酒を酌み交わしつつ知ったことは、同業界では沢山の海千山千の人間と接する機会が多いということだった。このあたり、宗教者からヤクザまで、実に多様な人間と胸襟を開いて接してきた、飯山一郎さんを思い出させるに十分だった。そうした体験を通じて人間というものを観察しつつ、独自の人間に対する鑑識眼を飯山さんや堺のおっさんは身につけたのだろう。

何故に鑑識眼が国際政治を俯瞰する時に物を言うのか? それは、政治という世界は一般社会と異なり、海千山千の人間が犇めき合う、魑魅魍魎の世界だからだ。そうした世界に棲む人間を相手にするだけに、時には壮絶な駆け引きに巻き込まれるだろうし、場合によっては胆力を試されることもある。また、政治家の発する言葉、大抵は建前に過ぎず、決して本音を言わないことの方が多い。いつも本音ばかりでは、やっていけないのが政治の世界であるし、様々な策略を講じてでも、己れの政治的使命を遂行していかなければならない世界だ。そうした一癖二癖もある政治家の中でも、トップに登り詰めた政治家の場合、国益のためとあらば、時には自国民の犠牲も厭わないことすらある。そのあたりの例で有名なのが「コベントリーの悲劇」で、旧ブログ「西郷隆盛」でも少し言及している。

そして、国益という重荷を背負うリーダーは孤独であり、最終的に独りで最終決断を下さねばならないのだ。だから、一国のリーダー同士が面と接すれば、やはり物を言うのが、それまでに構築してきた人間関係だ。昨今の例を挙げるとすれば、安倍晋三と文在寅へのトランプの接し方の違いを例に挙げるだけで十分だろう。換言すれば、相手国リーダーと阿吽の呼吸に至ることができるかどうかで、時には一国の運命をも左右しかねないのだ。

翻って、飯山一郎さんや堺のおっさんも孤高の経営者として、海千山千の人間を相手にしてきた。立場上、孤独という状態にあって、経営の最終判断を下すという体験を潜り抜けてきただけに、国のリーダーの肚も分かるのだし、あれほどまでに国際政治について深く洞察でき、勘も働くのだろう。

ともあれ、「ツランと世界権力」に精通するには、関連書を読んでいるだけでは不十分で、生の人間に対する深い洞察力を磨く体験をはじめ、様々な人生体験をしてきたかどうかが勝負の分かれ目となる。これが、「読書と経験は両輪」とする、今東光和尚の含蓄ある言葉の裏だ。この「読書と経験は両輪」だが、拙稿「海上の道 02」で、今東光の「経験か読書か」として取り上げている。

補足だが、普段は建前しか言わない政治家の言動から、実際の本音は何なのかを探るべく、血眼になっているのが投機家だろう。その意味で、ブログ【文殊菩薩】で時々掲載される、酒田宗休さんの諸記事、必読である。

また、やはり上掲の投稿にあった堺のおっさんの以下の言葉…

今世界中でネオコンと反ネオコンの手打ちが

あちらこちらで見られるようになった。


「手打ち」…、読者は「手打ち」という言葉から何を連想しただろうか? 小生は、抗争を繰り広げていた暴力団同士の「手打ち盃」を連想した。つまり、ネオコンvs.反ネオコンを暴力団同士の争いという観点で捉えれば、世界情勢の実態が見えてくるように思う。

ここで、ネオコンと反ネオコンについて少しだけ解説するとすれば、ネオコンとは世界権力の本部たる〝英国〟(ロンドンのシティ)の下位組織であり、最近までは米国を根城としていた。しかし、トランプが登場したことにより、最初はトランプvs.反トランプ(ネオコン)という熾烈な闘いが、両陣営の間で繰り広げられていたが、ここにきて、反トランプ陣営の旗色が目に見えて悪くなってきた。そのあたりは、対中国貿易戦争、ロシア疑惑事件、その他における、トランプの言動を注意深く観察していれば判ることだ。だから、これを米国から中国への覇権移行の始まりと見做すこともできよう。ともあれ、米国には未だにネオコンの残党が巣食っているものの、ネオコンを中国へ追いやる切っ掛けをつくったトランプの功績たるや大である。

ところで、肝心な反ネオコンの陣容だが、プーチン、トランプ、金正恩、安倍晋三といった各国のリーダーで構成されており、その連合軍のリーダーがハートランドを自国領とするプーチンだ。その反ネオコン陣営の今後だが、プーチン(66歳)、トランプ(73歳)、安倍晋三(64歳)と、年齢的なこともあり間もなくフェードアウトする。そして、その後の反ネオコン連合のリーダーとなるのが若い金正恩(35歳)だろう。何故そうなるのかということについては、野崎晃市博士の著した『飯山一郎最終講義』を読了した読者には説明不要かと思う。

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尤も、将来において必ずしも金正恩が、反ネオコン連合のリーダーになれるという保証はない。それだけ、三千年の歴史を持つ世界権力は、世界の隅々にまで根を張っており、強力な敵だからだ。また、前稿「ツランと世界権力(初級編)」にも書いたように、「全身に転移したガンによって死に至る(人類滅亡)」という最悪のケースにはならないという保証はどこにもない。一方、「綺麗にガンが無くなる(人類生存)」という最高の結果に終わるという保証もない。ともあれ、少なくとも向こう数十年間に何等かの劇的な変動、すなわち生(全身ガン克服)か死(全身ガンによる逝去)、いずれの道を我々人類は突き進むのかという道筋が、近い将来において見えてくることだろう。

再び、冒頭の「守破離」を見ていただきたい。「ツランと世界権力」中級の段階、すなわち「破」の段階とは、『「守」で身につけた基本をベースにしながら“自分なりの工夫”をして、徐々に基本を破る』とある。つまり、「ツランと世界権力」を自家薬籠中の物にしたあたりで、次の「離」の段階、すなわち「ツランと世界権力」上級者への入口に立つ。その「ツランと世界権力」上級編については、長くなるので「飯山史観」の最終章と絡めて言及していく予定だ。

【補遺1】

【討論】世界を支配する者たち[桜R1/6/29]

上掲の動画は、さくらチャンネル主催の世界権力に関する討論会で、収録されたのは二ヶ月前の6月29日、最近二百年ほどの世界権力の動向を中心に議論を行っている。読者それぞれの意見・異見はあるだろうが、それはそれで暇潰しの意味で、一度見ておくのもいいかもしれない。小生は最初の30分ほどしか見ていないが、時間的な余裕ができたら残りを見るつもりだ。

【補遺2】
前稿ではツランを人体と喩えたが、そのあたりを一層深く理解するには、天童竺丸編集長の他の本、『憎悪の呪縛』にも目を通すことをお勧めする。この本は、一神教と多神教について取り上げた本なのだが、同書を足掛かりに、安田喜憲氏の著した『一神教の闇』などにも目を通すといいかもしれない。以下、同書を取り上げた世界戦略情報誌『みち』の「巻頭言」。

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◎参考記事
農耕民族vs.遊牧民族
一神教の正体

ツランと世界権力(初級編)
令和の御代になって早四ヶ月、世界は嘗てないほど激動の時代に突入している。どのような時代になるのかと、マスコミやネット界は百家争鳴の様相を呈しており、どの意見が正しく、あるいは間違っているのか、戸惑う読者も少なくないはずだ。このような場合にこそ物を言うのが「物差し」、すなわち個人が今までに構築してきた大局観だ。そして、小生が長年にわたって構築してきた物差しの一つが、「ツラン」対「世界権力」である。

■初級編
拙ブログ読み始めて日の浅い読者の場合、ツランと書いたところで何のことやらサッパリ、というのが本当のところだと思う。一方で世界権力の場合、言葉は耳にしたことがあっても、実態が掴めないというのが正直なところではないだろうか。そこで、後者の「世界権力」については、文明地政協会刊の『悪の遺産ヴェネツィア』を、機会があれば一度紐解いておくことをお勧めする。何故なら、「世界権力」について述べた数多の書の中でも、同書は小生の知る限り、「世界権力」についての最良の書だと信じるからである。ご参考までに、拙稿「プーチンvs.黒い貴族」で、『悪の遺産ヴェネツィア』の目次と最終章を転載してある。

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また、拙ブログでも過去記事において、「世界権力」について数本の記事を書いているので、これらも併せて一読していただけたら幸いである。

ところで、小生は前稿「NHKの正体」で以下のように書いた。

DSの源流を遡ればカルタゴ(フェニキア)に行き着く。そのあたりを把握しておけば、今の世界情勢の流れが掴めてくるはずだ。よって、DSの源流については別稿で詳述したい。


別稿で「世界権力」についての詳細を書くと、一応は約束したものの、詳説していくとなると、とても数本の連載記事では終わりそうになく、飯山史観の執筆に支障をきたす恐れがあるので、ここは取り敢えず『悪の遺産ヴェネツィア』の一読を勧めるだけに留め、三千年前のDS(世界権力)発生から今日に至る、「世界権力」の流れについての解説記事は割愛させていただく。

次に「ツラン」だが、日本でツランにおける第一研究者は、上掲の『悪の遺産ヴェネツィア』を著した、世界戦略情報誌『みち』の天童竺丸編集長だ。「みち」HPの「巻頭言」にツランに関する数々の玉稿が、一部公開されているので目を通すといいだろう。さまざまなテーマの記事が並んでいるが、ツラン関連と他のテーマの記事とを見分けやすいように、ツランについての記事は赤文字で色分けしてある。

「ツラン」と「世界権力」という両テーマについて、「天童竺丸」という同一人物の名前を出したが、小生は今までに百回ほど天童編集長に会っており、森羅万象にわたるテーマについて、天童編集長の言葉に耳を傾けてきた。

ここで、天童編集長の著作に注目していただきたい。ユースタス・マリンズの著した、世界権力に関する書籍の訳本が多いのに気づくはずだ。その天童編集長、マリンズだけではなく、ユダヤ問題について造詣が深かった太田龍との交流もあった。お二方との交流を天童編集長は重ねていくうち、世界権力と対峙する「ツラン」の存在を知るに至り、その後は独自の史観を構築してきたのであり、その成果の一部を上掲の「巻頭言」から見出すことができよう。

天童編集長と知己になってからほどなく、小生は飯山一郎さんとも交流するようになった。飯山さんの持つ独自の古代史観、すなわち「飯山史観」に出会ったのだ。その飯山さんが一年前に逝去されてからというもの、「飯山史観」を後世に遺さねばという思いに駆り立てられ、拙ブログに「飯山史観」という新カテゴリを一年前に開設、人類の誕生から現在に至るまでの人類史の執筆を開始した次第である。内容的には天童編集長の世界権力観とツラン観、そして飯山さんの古代史観をドッキングさせた形となっており、今でも仕事の合間に誠意筆を進めている。なお、ツランについてだが、拙ブログの飯山史観カテゴリでも多角的な観点から書いてあるので、天童編集長の巻頭言同様、拙稿にも目を通していただければと思う。

さて、「ツラン」および「世界権力」とも数千年来の歴史があり、その流れを一通り把握するだけでも大変な労力を強いられる。そこで、「ツラン」および「世界権力」を知ってから日の浅い読者(初級)を対象に、誤解を恐れずに小生流のアナロジーで、「ツラン」と「世界権力」の関係性について以下に書き表しておこう。

人類の歴史を一個人の身体に喩えるなら、個人の身体全体が「ツラン」ということになり、一方、「世界権力」とは個人の身体に出来たガンである。


※注: 世の中の常識では、ガンと書くと「死の宣告」といった悪いイメージを思い浮かべる読者も多いと思う。しかし、必ずしもそうとは限らないと説く識者も一部にはおり、たとえば、最近は放知技に久しく登場していないが、かつては精力的に投稿していたハリィー今村先生も、一般常識とは全く異なるガンについての自説を展開していたものである。小生も先生の説には概ね賛同しており、読者も時間がある時で構わないので一度目を通すと良いだろう。
気が向いた時に有益そうな健康法を語るスレ(2)

ガンについて言及したが、ツランと世界権力について学ぶ初級者は、「世界は、全身ガン(ガンが身体のあちこちに転移した状態)になった患者のようなもの。奇跡的に全身ガンを克服して綺麗にガンが無くなるか(人類生存)、全身に転移したガンによって死に至る(人類滅亡)」かという、瀬戸際に世界はあるのだということを念頭に置きつつ、ツランと世界権力について学んでいただければと願う。

NHKの正体
毎年の八月十五日前後にわたって、戦争関連の番組を精力的に流しているNHKだが、そうした番組の一本を参議院議員の和田政宗氏が、痛烈に批判したツイートに目に止まった。

残念ながら、「かくて“自由”は死せり~ある新聞と戦争への道」という番組を小生は見ていないものの、日頃の和田議員の言動から同氏の人となりが分かっているので、同番組の内容に大凡の見当がつく。

ともあれ、小生は拙稿「美に生きる」において、「NHKのニュース番組は偏向しているので、おカネを払ってまで見る価値はない」と書いたが、今夏も毎年恒例の戦争関連の番組を通じてNHKの偏向ぶりを知りたく、三本ほど戦争関連の番組を見たので、以下に感想を書いておこう。

「戦争花嫁たちのアメリカ」
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この番組は、日本に進駐してきたアメリカ兵と結婚し、アメリカへ渡った日本人戦争花嫁のドキュメンタリーである。アメリカに渡った戦争花嫁の苦闘を描いていたので、1970年代はじめに在サンフランシスコの戦争花嫁らと接してきた身として、番組の途中までは彼女らの苦労に思いを馳せつつ見ていたのだが、番組の最後になって、トランプを批判する戦争花嫁の子供たちの発言を耳にした途端、同番組の偏向ぶりに落胆した次第である。ちなみに、子供たち(と言っても亀さんと同年代)の発言内容は、トランプが民主党の女性下院議員4人に対して、「もとの国に帰れ」とツイートしたことへの反発である。

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米下院、トランプ氏非難決議を可決  「発言は人種差別的」

一見、トランプのツイートは普通の感覚からすれば、「人種差別」だと思うかもしれない。しかし、事はそう単純なものではない。これはメキシコ国境の壁建設とも深く関連しており、〝DS(Deep State)〟の深謀に対するトランプの抵抗なのだ。

ともあれ、「戦争花嫁たちのアメリカ」は反トランプというDS側に立って制作された番組であり、残り二本のNHKの番組にしても、同様にDS寄りの番組であったのは言うまでもない。

なお、DSの源流を遡ればカルタゴ(フェニキア)に行き着く。そのあたりを把握しておけば、今の世界情勢の流れが掴めてくるはずだ。よって、DSの源流については別稿で詳述したい。

・参考文献 『悪の遺産ヴェネツィア』(天童竺丸 文明地政学協会)

隠された“戦争協力” 朝鮮戦争と日本人
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朝鮮戦争が勃発し、在日韓のアメリカ軍が日本に軍事物質を発注、また輸送といったサービスを提供したことにより、朝鮮特需という名で日本が立ち直ったのはご存じのとおり。そして、今までの我々は、当時の日本がアメリカに対して行ったのは、あくまでも後方支援だけだったと思っていた。しかし、今回のNHK番組は、米軍とともに渡韓した日本人(70人)の尋問記録が最近に至って〝発見〟され、朝鮮半島に渡った日本人が銃をとって朝鮮人民軍と撃ち合い、なかには戦死した日本人も出たことを初公開している。

しかし、1950年から69年が経過した今、殊に日韓関係が戦後最悪になった今、どのような経過で尋問記録が〝発見〟されたのだろうか(番組ではアメリカの一研究者が発見したことになっている)…。加えて、同番組は米ソ冷戦を前面に押し出すのみで、米ソ冷戦が出来レースであったということについては、一切触れていない。米ソ冷戦という出来レースを演出したのが、上述のDSだったということに思いを致せば、そのことに一切触れなかった同番組は、DSサイドの番組であることことは一目瞭然である。

同様に、朝鮮戦争もDSが演出した出来レースだったが、そうした視点で現在の朝鮮半島情勢を眺めれば、新聞やテレビといった大手マスコミの報道やネットの論調が、文大統領への非難一色に染まっているのに気づくことだろう。

反文在寅論者の一人を挙げるとすれば、元駐韓大使だった武藤正敏氏がいる。同氏は『文在寅という災厄』といった本を著しただけではなく。テレビの各局に顔を出しており、フジテレビの「日曜報道 THE PRIME」に出演していたが、同時にBS朝日「日曜スクープ」にも出演、今日も各局での出演を続けている。このあたりを深読みすると、意外と面白いことが分かるかもしれない。
<徹底解説・ニュースの焦点>韓国・文在寅大統領・親北政策に限界?・韓国「対日」軟化の理由

ご参考までに、小生同様に武藤氏の『文在寅という災厄』といった、一連の書籍に目を通したことがないという読者は、同氏の韓国観は以下の記事に目を通せば大凡が分かると思う。
文在寅という「災厄」…元駐韓大使が明かす、その絶望的な無能ぶり

しかし、文大統領に対して厳しい見方をしている武藤正敏氏をはじめ、世の中のマスコミやネットのほとんどが、DSやネオコンについて言及していないのは何故なのか? 仮に気づいていたとしても、敢えて話題にするのを避けているのかもしれないが、今のところ、DSやネオコンに関連付けて文大統領について言及しているのは、掲示板「放知技」をはじめ、一部のブログだけのようだ。

全貌 二・二六事件~最高機密文書で迫る~
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この番組は、二・二六事件から83年が経過した今日、NHKが〝発見した〟という大日本帝国海軍作成の極秘文書を中心に、同事件に関して明らかになったことを解説している。

ここで海軍についてだが、二十代から三十代にかけての小生は、海軍はリベラル派だという好印象を抱いていた。これは、当時において流行っていた陸軍悪玉論に染まっていたためだ。しかし、その後は黒崎貞明の『恋闕』といった書籍に目を通すにつれ、次第に陸軍悪玉論という呪縛から解き放たれていく自分がいたのである。

ここで、「太平洋戦争 は日本 vs アメリカ の戦争ではなく、 帝国陸軍 vs 昭和天皇+帝国海軍+アメリカ の戦争だった」と題する、面白い記事を紹介しておこう。妄想も甚だしい記事ではあるが、それでも注目すべきは、「明治天皇をすり替えた薩長政権以降、それを仕掛けたユダヤ資本にとって天皇の派閥争いは日本をコントロールするいいネタであった」とする冒頭の記述だ。

「ユダヤ資本」についても、DSやネオコンの正体を把握している読者であれば、ユダヤ資本が何を指しているのか分かることだろう。DS、ネオコン、ユダヤ資本と表現は様々であるが、その背後にいるのが英国であり、前述したように、遡ればカルタゴ(フェニキア)に行き着く。別稿でカルタゴを出自とする英国について書くので、それを参照に、今の世界情報を読み取る物差しとしていただければ幸いである。

それから、二・二六事件は大東亜戦争の引き金となった事件であり、未だに全容が掴めていない事件だ。その理由は多々あるが、なかでも最大の理由はタブーに触れるからである。そのタブーとは、昭和天皇の戦争責任。そのあたりについては、やはり別稿で改めて述べることにしたい。

最後に、数日かけて見た今夏放送されたNHKの戦争番組、一本のブログ記事だけで終わらせるつもりだったが、昨今の世界情勢と絡め、数本の記事に分けたいと思う。よって、天武天皇シリーズ再開まで少し間が空きそうだ。

【追記1】
掲示板「放知技」の常連さんの一人、この世は焼肉定食さんが他のNHKの戦争関連番組を紹介していた。
歴代首相の人物評|昭和天皇「拝謁記」 戦争への悔恨|NHK NEWS WEB

【追記2】

NHKについては11:00あたりから。ただし、北朝鮮観などズレているので注意のこと。

天武天皇 10
■扶余
ツラン→ツングース→殷→箕子朝鮮→北魏→北燕→邪馬台国→馬韓→扶余→百済


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夫余(ふよ、朝鮮語: 부여、拼音: Fúyú、正字体:夫餘)は、現在の中国東北部(満州)にかつて存在した民族およびその国家。扶余(扶餘)とも表記される。
「ウィキペディア」夫余


最初に、扶余のルーツについて一言。拙稿「天武天皇 03」でも紹介した飯山一郎さんのHP記事、以下に再掲するので目を通していただきたい。

遠い昔.中国東北部 (満州) の広大な平原で…,
モンゴル族系の扶余族は,ツングース族 と混血して 扶余国 を建てた.
扶余国の王子一派は,さらに南下し,渤海沿岸で馬韓国を吸収して 百済国 をつくる.
やがて,百済国の末裔(大海人皇子)は日本国をつくる….(cf. 飯山一郎の古代史).

われわれの先祖は豚を飼う民族だった.


拙稿「天武天皇 02」でも述べたことだが、ツランの主な民族は三民族、すなわち、ツングース族、モンゴル族、テュルク族だ。そして夫余はモンゴル系だったが(別の説もある)、ツングース族と混血したというわけだ。そのあたりについて、栗本慎一郎が興味深い関係図を作成している。

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上掲図の詳細は『栗本慎一郎の全世界史』の第9章、「アジアの中の日本と中国」(p.194~)を参照していただきたいが、殊に小節「■フーユ、コマと日本とのつながり」(p.197)は、夫余、高句麗、百済を取り上げているだけに注目だ。ただ、栗本は北魏と日本の深い繫がりには言及しておらず、そのあたりは飯山史観を最終的に総編集する際に、補足の形で追記したいと思っている。

それから、扶余から一気に高句麗と百済が出来したのではなく、複雑な過程を経ているのだが、そのあたりの詳細については、『みち』の天童竺丸編集長の巻頭言を参照していただきたい。
高句麗と百済の建国の母を産んだ卦婁部

ともあれ扶余のルーツは上述の通りであるが、金正日・金正恩親子が自身の故地として、愛して止まない馬韓国は夫余によって吸収され、やがて百済が誕生したということになる。

次稿では、天武天皇と深い縁のある百済について筆を進めよう。

【追記1】
小生は拙稿「天武天皇 04」で、以下の飯山さんの記述を紹介している。

『亀卜(きぼく)』は、『馬韓』で、さらに高度に発達し洗練されます。
『扶余』の北方シャーマニズム(ツラン・シャーマニズム)が融合されるからです。

『馬韓』に伝えられた『殷』の『亀卜(きぼく)術』の秘法と、“ツラン・シャーマニズム”
の合体! これが今後の主題となる『ツランの秘儀』であります。

◆2011/03/01(火) 金王朝の “深い深い謎” -90-


ここで馬韓だが、同国は殷の子孫が建国した国だ。そのあたりは、「金王朝の “深い深い謎” -70-」を参照していただくとして、興味深いリツイートを道友のJINMOさんが行っていたので紹介しておこう。


亀卜が明治以降に皇室に導入されたという、八幡書店の新書紹介をリツイートしたJINMOさんに感謝したい。では、明治以前の皇室は、どうだったのかということになるが、殷王朝の流れを汲む皇室であることを思えば、シャーマニズムは古来より綿々と受け継がれてきたはずである。また、亀卜が明治以降に皇室に導入という指摘で、咄嗟に脳裏に浮かんだのが田布施、すなわち大室天皇だった。

【追記2】
野崎晃市博士も、ブログ【文殊菩薩】で“鷹狩”の視座で百済と高句麗の出自は夫余であることを述べている。
鷹狩は扶余から百済経由で日本へ

天武天皇 09
ふと気がつくと、飯山史観シリーズ、今回の「天武天皇 09」で56本目だ。思えば、「飯山史観の事始め」と題した飯山史観の第1回目をアップしたのが、昨年の9月19日だから、かれこれ一年近く飯山史観シリーズを執筆してきたことになる。実のところ、小生の感覚としては飯山史観の三分の一が、漸く終わったなというのが正直なところで、残りの三分の二の100回分ほど、すなわち飯山史観の完結までには150本ほどの記事数になる見込みだ。加えて、現代、そして未来について特に力を入れて書きたいと思っているので、もしかしたら、200本を超えるかもしれないwww 

飯山史観は過去の歴史を主テーマとしているのに、何故に小生は現代と近未来について力を入れたいと思っているのか、そのあたりの答えは、以下の飯山一郎さんの朋友である、ヤン(梁)さんの言葉の中にある。

歴史の知識を漫然と増やすのではなく、今を知るために歴史を学ぶ!
…という姿勢。これが飯山史観の核にある考え方です。

◆2011/02/24(木) 金王朝の “深い深い謎” -87-


そう、「今という時代」は、どのような時代なのかについて正確に把握するために、小生は飯山さんの遺してくれた飯山史観を、一種の解説本のスタイルで書き連ねているというわけで、徹底的に解説していく、所謂、「急がば回れ」というやつだ。

飯山史観をスタートした一年前は、50本ていどで飯山史観を完結できると思っていたんだが、見通しがあまちゃん…、もとい甘ちゃんだった(爆) 愚痴はともかく、早速今回のテーマである「馬韓」に入ろう。

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独立騒動”で芸能界引退危機の能年玲奈、法廷闘争に向けて勉強中!


■馬韓
ツラン→ツングース→殷→箕子朝鮮→北魏→北燕→邪馬台国→馬韓→扶余→百済


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三韓(さんかん)は、1世紀から5世紀にかけての朝鮮半島南部に存在した集団とその地域。朝鮮半島南部に居住していた人々を韓と言い、言語や風俗がそれぞれに特徴の異なる馬韓・弁韓・辰韓の3つに分かれていたことから「三韓」といった。
「ウィキペディア」三韓



上掲の版図と解説はウィキペディアからの引用だが、これは全くの出鱈目。

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山形先生も『邪馬台国論争 終結宣言』で、「前三韓」と題した一章を設けているが、飯山一郎さんも同章をベースに、『天皇制誕生前夜のクロニクル』なる記事を執筆、「◆2011/02/25(金) 金王朝の “深い深い謎” -88-」に全文が引用されている。よって、本稿でも以下に全文を引用させていただこう。

『天皇制誕生前夜のクロニクル』 (Ver 2.00)
飯山一郎 
  .

 「いま、北朝鮮は、百済国の前身 “馬韓国” の後継国家のようだ。」
…とヤンさんはポツリと言った。この意味を理解できる日本人は少ないだろう。
“馬韓国” とは、いったい、どんな国家だったのか?
ヤン教授の説明は、鎌倉時代の歴史書 『吾妻鏡』 のように難解だった。
そこで、私、飯山一郎が “てげてげ” (=大雑把) だが 簡単明瞭に説明したい。

古代朝鮮には、馬韓、辰韓、弁韓という国があった。いわゆる 『三韓時代』 である。
この 『三韓』 は、いわば競合関係にあった。対立もしていた。
もし、対立が深まり、戦争前夜のような深刻な事態になると、『辰王』 が仲介に入った。
『辰王』 とは、現在のタイ国の 『プーミポン国王陛下』 のような存在だと思っていい。
タイ国では、正式に 『プーミポンアドゥンラヤデート』 と お呼びしなければならない。
『プーミポンアドゥンラヤデート』 とは 「大地の力・並ぶ事なき至高の権威」 という意味
である。つまり、「最高権力」 ではなく、「最高権威」 である。この点、注意されたい。

三韓時代の 『辰王』 は、必ず 「馬韓国」 の王が即位した。
『辰王』 は世襲制であり、首都は 「月支国」 にあった。
『辰王』 は “鬼道” に優れ、“鬼道” によって三韓を支配下においていた。
この “鬼道” は、自然崇拝・精霊崇拝(アニミズム) に近かった。
『殷』の末裔(哀王・準)が馬韓王になった経緯では、“殷の鬼道”も混入しただろう。
『北魏』や『北燕』の鬼道が混入したであろうことも、可能性は非常に高い。
『辰王』 の “鬼道” は、日本の古神道や “卑彌呼の鬼道” に近いと思っていい。
なお、卑彌呼 (の使者) が帯方郡を訪れる際、“馬韓国” は通過地だった。
さて、突然…、
『辰王』 の統べる “馬韓国” に “侵入”してきたのは “扶余国” の残党であった。
“扶余国” は、ツングース族の末裔である。
ツングース族の王も、“鬼道” に優れた “草原のシャーマン”(巫師) であった。
“シャーマン” とは、ツングース語の「šaman、シャマン」から派生してきた言葉だ。
“扶余国のシャーマン” は、“馬韓国の辰王” の地位を奪い、やがて、帯方郡の故地に
新しい国家を立ち上げる。これが 『日本国』 の先祖 『百済国』 である。
したがって…、
『百済国』とは、“馬韓国” のアミニズムを吸収したシャーマニズムの国家なのである。

ここで…、
これまでの物語を大雑把にまとめてみよう。
卑彌呼の邪馬壹国が参内した帯方郡で、殷と、北魏と、北燕と、馬韓と、扶余が合流し、
百済国となり…、
韓半島まで東遷 (東征) し、満州で百済国が滅びると、百済国は日本に渡来してくる…。
百済人の血は、殷、北魏、北燕、馬韓、扶余、倭…、そして卑彌呼のDNAが渾然一体と
なった血脈で、この血流の一貫性こそが、万世一系の神話なのである。

ちなみに “馬韓国” は、帯方郡の南にあった。
現在の平壌は、当時の “馬韓国” の南端部に位置している。
まさしく、“不思議に満ちた地政学” である。

【参考文献】 『三国志魏書』扶余国伝、『三国志魏書』馬韓伝、『後漢書』馬韓伝、『晋書』馬韓伝、『北史』百済伝、
        『唐会要』百済伝、『通典』百濟、『隋書』百済伝、『周書』百済伝、『梁書』百済伝、『宋書』百済伝。


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(邪馬台国論争 終結宣言)p.118

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(邪馬台国論争 終結宣言)p.126

続きは、「◆2011/02/28(月) 金王朝の “深い深い謎” -89-」以降を読めば、朧気ながらも三韓の大凡の全体像が掴めるはずだ。ここで、異論はあると思うが、以下の飯山さんの言葉を思い出していただきたい。

『馬韓』や、『北燕』のような“流星国家”の存在に注目しないかぎり、日本の歴史は
見えてこない。


もう一点、三韓、殊に馬韓は今日の金王朝にとって重要な意味を持つ。以下の記事を参照。記事の内容を素直に理解できれば、今日の北朝鮮(韓国ではない)の立ち位置がわかるはずだ。

『馬韓』は、金正日・正恩父子が愛する遼東半島にあった!
◆2011/02/24(木) 金王朝の “深い深い謎” -87-


天武天皇 08
■邪馬台国
ツラン→ツングース→殷→箕子朝鮮→北魏→北燕→邪馬台国→馬韓→扶余→百済


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邪馬台国という言葉を耳にすると、咄嗟に脳裏に浮かぶのが、山縣明郷先生の『邪馬台国論争 終結宣言』(後に三五館より装い改めて『卑弥呼の正体』として復活)だ。この本によって、小生の東アジア観が根底から覆されただけではなく、故飯山一郎さんを知る切っ掛けともなった。

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上掲の山形先生の『卑弥呼の正体』の場合、もう一冊の著書である『古代史犯罪』とともに、日本の歴史学会などから未だに無視され続けている。しかし、一握りではあるものの、同書に目を通し、書評を残している在野の歴史愛好家もいるのだ。たとえば、「頑固爺の言いたい放題」というブログであり、同ブログのオーナーである池澤康氏は以下のような書評を書いた。
邪馬台国は朝鮮半島にあった?!

邪馬台国の遼東半島説を打ち出した山形先生に対して、池澤氏は異を唱え、九州説を採っているのがわかる。そして、上掲の記事の中で池澤氏は、以下のように結論づけていた。

端的に言って、山形説は『倭人伝』を捏造と批判してるに等しいが、それにしては列島に関する記述に具体性があり、とても創作物語とは思えない。


池澤氏の「列島」という記述に注目していただきたい。明らかに、九州説をとる池澤氏は、『倭人伝』に出てくる「依山㠀為國邑」(山島に依り国邑を為す)とは、日本列島のことだと思っていることが分かる。

一方、同じ山形先生の本から、池澤氏と真逆の結論に達したのが飯山さんで、放知技の以下の投稿を参照されたい。

  また、『魏志倭人伝』が日本古代の事象を記した歴史書ではないこと
  も証明しきっています。
  したがって、卑弥呼の邪馬台国の所在地も日本列島ではなかったと
  明確に述べています。
  これは、「日本人の歴史観」と「常識」を根底から突き崩す大変な史観
  だと言えましょう。

http://grnba.bbs.fc2.com/reply/13652197/824/


止めとして、以下の飯山さんのブログ記事を紹介しておこう。

この2冊(『卑弥呼の正体』・『古代史犯罪』)を眼光紙背! 熟読玩味すれば、
目からウロコどころではない! 脳細胞が入れ替わるような知的衝撃で、あなたは、
歴史観どころか世界観も人生観をも変えざるを得ないショック症状に見舞われる!

◆2011/02/03(木) 金王朝の “深い深い謎” -68-


もう一点追加しておくとすれば、邪馬台国は日本列島(畿内説と九州説)にあったと信じ込んでいるのは、日本の歴史学者だけという事実だ。

邪馬台国と卑弥呼の物語が古代日本の歴史だと思い込んでいるのは、
日本人だけ。

◆2011/02/12(土) 金王朝の “深い深い謎” -75-


次に、以下に示す通り、山形先生の『古代史犯罪』でいうところの、古代史犯罪を犯した過去の日本の歴史学者の流れを汲む人たちは、とてもではないが『古代史犯罪』の書評など怖くてできないはずだ。ともあれ、飯山さんあるいは坂口孝男氏といった山形先生の関係者を除き、骨のある山形本の書評を一度も目にしたことがないのだが、もし知っている読者がおられたら、ご一報いただければ幸いである。

遼東半島の熊岳城にあった『百済建国の始祖尉仇台之碑』を現在の韓国忠清南道
の錦江まで移動し、そこが「百済建国の地」であった! などと偽装する。
この悪質さ! これは完璧な犯罪! です。
こういう犯罪行為を、帝国陸軍と東京帝大は、共同して行っていました。

◆2011/02/03(木) 金王朝の “深い深い謎” -68-


最後に、旧著『邪馬台圀論争 終結宣言』から一部を抜粋、併せて邪馬台国の版図を載せておこう。

注・補筆「邪馬台に想定される国の具体的な所在地」に就いて

古代(二~三世紀)に存在した〝邪馬・郁馬・蓋馬〟国の、考古学蹟上の遺跡・痕跡地は、「鴨線江北岸・渾江口より遡ること九粁(キロ)の古馬嶺村周辺から、麻天嶺の中間地域」、即ち、「現・吉林省通化市古馬嶺村から、現・遼寧省丹東市寮馬県との中間地帯約九十粁(キロ)圏内」と推定する。

 可能性としては、「古馬嶺村を中心とする渾江下流域一帯」 の方が強いと言えよう。
 次頁(下図)の図面を参照されたし。

『邪馬台国論争 終結宣言』p.218

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さて、山形史観を支持する身として、主流を占める畿内説と九州説は取り敢えず脇に置いて、小生同様に遼東半島説をとる飯山さんの卑弥呼説を、ここで再確認しておきたい。以下、てげてげHPの「金王朝の “深い深い謎」シリーズから。

「卑弥呼は公孫氏!」の記述は、現在までのところ、中国史書中では、批判・非難の
対象にはなってない。ご安心の程!>山形師のファンの皆さん。

◆2011/02/13(日) 金王朝の “深い深い謎” -76-


『晋書』(巻九十七・四夷傅)には、↓こんな文言がある。
「乃立女子為王、名曰卑弥呼。宣帝之平公孫氏也、其女王遣使至帯方朝見。」
これを翻訳すると…、
「…女子を立て王となす。名を卑弥呼という。宣帝の平らぐ公孫氏なり…。」

◆2011/02/07(月) 金王朝の “深い深い謎” -70-


つまり、卑弥呼は日本人ではなく、中国人(公孫氏)であったということを『晋書』に書いてある事実、これを日本の歴史学者は何とする…。さらに、卑弥呼とシャーマニズムの関係…。

おおらかで神秘的な『亀卜(きぼく)』は、箕子朝鮮→馬韓→天皇陛下と継承されて
いきます。
馬韓近辺にいた卑弥呼にも伝承されたはずです。
「唯有男子一人給飲食傅辞出入」(『魏志倭人伝』)
「ただ男子一人あり、飲食を給し、辞を伝えて出入りす。」
この男子は、シャーマン卑弥呼が察した“神意”(=吉凶)を記述する覡(かんなぎ)
でありましょう。
卑弥呼という「巫女(みこ)」に仕える男子一人(=「覡(かんなぎ)」)。この関係は、
「原始神道」の萌芽といえるでしょう。
遠い昔、遠い遼東の地で、卑弥呼も 「原始神道」の形成にかかわっていたのです。
ですから、卑弥呼も、「天皇制」の先祖の一人と考えていいのです。

◆2011/03/01(火) 金王朝の “深い深い謎” -90-


ともあれ、卑弥呼は中国人という〝事実〟に心底驚いた読者は、一度、「金王朝の “深い深い謎」の「◆2011/02/08(火) 金王朝の “深い深い謎” -71-」以降に目を通しておいていただきたい。なぜなら、次稿の「馬韓」と深く関係してくるからだ。

最後に、現実の世界に戻り、以下の飯山さんの「予言」、ここで改めて噛み締めておこう。

21世紀のアジアは、“鬼=鬼道家”になったシャーマン史家=妄想家”が変える!
◆2011/02/13(日) 金王朝の “深い深い謎” -76-



【追記】
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精神核 Mensa Nuklea

美に生きる
録画しておいたNHKの「SWITCHインタビュー 達人達」で、ともに82歳という左手のピアニスト舘野泉と、生命の研究に取り組む中村桂子の対談に耳を傾けながら、先週末のまほろば会で世界戦略情報誌『みち』の天童竺丸編集長が、〝〟に重きを置いた日本人の生き方について語っていたのを思い出した。

天童編集長の云う〝美的生き方〟とは、基本的に個人あるいは広範に解釈して日本人という、限定された民族の生き様について言及したものだったが、中村の語る「これが美しい」は生物全体を指していた。

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つまり、中村の言う「これが美しい」とは、細胞には次の世代に何等かを引き継ぎ、やがて死んでいくという、「死」というプログラムが予め組み込まれていることを指しているのであり、それこそが美しい生き物の姿だと中村は語ったのである。さらに、お二人の対談は深い話へと進展していったのだが、そのあたりは本稿では詳細は割愛するとして、これだけは記録として本稿に残しておきたいと思った中村の言葉がある。

違うものをつくって自分は死んで次へ渡すというやり方をすると、いまみたいに多様な生き物が生まれてつづいていく。


中村の話に耳を傾けながら我が身を振り返えるに、小生も次の世代に残せるものは何かと考えることが時々あり、それが飯山史観であったり、ブログであったりするわけで、これは、自分の背中(生き様)を子どもたちに遺しておきたいと思っているからだろう。だから、息子たちにも何十年か後に親父の書いたブログを、気が向いた時にでも目を通してもらえれば嬉しいと、時々だが伝えている。

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もう一点、お二人の対談で和ませていただいたのは、宮沢賢治が対談に登場した時だった。思えば、先々週の東京一郎会でも天童編集長が宮沢賢治について言及、「飯山さんは風の又三郎だ」と語っていたのが耳に残るのだが、舘野も中村も根っから宮沢賢治が好きなようだ。

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ともあれ、飯山さんは古希を過ぎたあたりから隠居生活に入ったし、古希の天童さんも間もなく引退生活に入る。お二人の先達を見倣うわけではないが、小生も前々から同様なことを考えており、あと3年したら、まほろば会や東京一郎会から身を引く。幸いにして、3年後も足腰が丈夫であれば、世界各地に散らばる古い友人を訪ね、友人宅で仕事をし、未だに訪れていない土地に行ってみたいと思っている。

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【グリコのおまけ 1】
mespesadoさんが、NHKについての貴重な投稿を放知技で行っている。小生は本稿でNHKの「SWITCHインタビュー 達人達」を取り上げたが、過去の拙稿を読み返してみるに、意外とNHKの番組について言及した記事が多い。
http://grnba.bbs.fc2.com/reply/16851868/39/

だから、WOWOWのように、NHKがスクランブル放送を実施したら困るかというと、全然困らないだろう(爆)。たとえば昨夏、一ヶ月ほど日本を留守にし、アルゼンチンの友人宅でお世話になっているが、当然ながらNHKは映らないし、専らスペイン語あるいはCNNといった英語放送のみだった。だから、当時はNHKの存在すら忘れていたほどである。

また、帰国して一年が経ったが、録画してDVDに焼いておくべきだったと後悔している番組は、直ぐには思い浮かばないのだ。もし、DVDに焼いておくだけの価値ある番組を取り上げるとすれば、名画か優れたドキュメンタリーくらいのものだろう。それも、後でオンデマンドなどで見ることが可能だwww

加えて、政治や経済の解説番組や討論会の内容については、他のネット記事や動画で十分だし、第一、NHKのニュース番組は偏向しているので、おカネを払ってまで見る価値はない。尤も、NHKのニュース番組で一応は信用できるものもある。それは天気予報、外れることも多いけど…(爆)

【グリコのおまけ 2】
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就寝前の入浴の利点が発表される」という記事が、スプートニク紙に掲載された。

なんでも、入浴が温浴が実際に睡眠の質を高めたり、鬱病の予防になるとか…。小生も就寝前に30分近く入浴しているが、確かに睡眠の質が良くなったような気がwww 今までは、寝る前の焼酎が効いていたのかと思っていたが、入浴の効果は冷えた身体を温めてくれるだけではなかったようだ。

金正恩の戦略
へっぴりごしさんの最近の記事は、日本の韓国に対する〝輸出規制〟を巡るものが多い。その中で、韓国の一連の反応を簡素にまとめていたのが、へっぴりごしさんが紹介していた以下のツイートである。

ここで、韓国の反応が〝異常〟であること再確認する上で、政府の執った〝輸出規制〟を正確に捉えておく必要がある。そのあたりを、iRONNAが上手くまとめていた。

(1)韓国への輸出管理問題
「優遇」措置を信頼欠如に伴い、並の扱いに戻しただけ。貿易自由化に逆行する「規制」でも、禁輸でも政治的報復でもない。国内の事務的手続きでしかない。国際的な政策レジームから見ても、韓国との交渉事案ではない。

(2)旧徴用工問題などへの対応
正確には、「旧朝鮮半島出身の労働者」と表記すべき話。この問題は、日韓請求権協定を韓国側が一方的に裏切る国際法違反。韓国政府に対する強い異議表明は妥当である。また、韓国側の日本からの提案「無視」が招く事態(日本企業への損失)については、対抗措置の実施秒読み段階にある。


今後において政府が執るであろう措置として、韓国をホワイト国から除外する措置は確定的だが、その後は、LC(信用状)の保証停止、MLCC(積層セラミックコンデンサ)の供給停止といったことも想定し得る。しかし、一番韓国が恐れているのが、やはり金融庁によるカントリーリスクの引き上げだろう。そのあたりを詳細に解説していたのが以下の動画だ。


K国への影響は信用状保証停止以上!?かの国と日本金融の深すぎる関係とは?

日本政府の執る措置が何処まで行く着くのか、今のところ予断を許さないにせよ、ここで大切なのは、掲示板「放知技」で堺のおっさんが述べていた以下の言葉である。

金正恩の動きは、属国化を許さない戦略

覇権争いの世界では、戦争・紛争・貧困化は解決できない。

http://grnba.bbs.fc2.com/reply/16851868/42/


この堺のおっさんの言葉の背意味を正確に把握するには、野崎晃市博士の著した『飯山一郎最終講義』の熟読が不可欠だ。

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乳酸菌HP
このたび、久しぶりに新しいHPのプロトタイプ(原型)を立ち上げてみた。

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新HPを立ち上げた狙いは、故飯山一郎さんのグルンパと乳酸菌を世に広め、乳酸菌に関心を抱く日本と世界の仲間の〝絆〟、すなわち横のつながり(ネットワーク)を構築し、意見交換や情報提供の場にしていくためである。

小生は今月12日(金)、世界戦略情報誌『みち』の天童竺丸編集長と、在大連の野崎晃市博士を引き合わせている。話の流れで、無限のポテンシャルを秘めた乳酸菌について多くを語り合っていた時、日本や世界で乳酸菌農業を実践している者同士の横の繋がり(ネットワーク)が弱い、ということに話が及んだ。すると、世界戦略情報誌『みち』の天童編集長から、「亀さん、人を纏めていくのが得意なのだから、ホームページといった形で乳酸菌農業の関係者を繋げ、情報提供や意見交換の場を設けてみてはどうか」、という提案が出たのであり、小生は「やりましょう!」と、即答したのは言うまでもない。だから、HPのレイアウトを考え、15年ぶりに急ごしらえの乳酸菌HPを立ち上げたという次第である。無論、その場で野崎博士の同意も得ている。

今のところ、至ってシンプルなホームページなのだが、これを充実したものにしていくにあたり、一人一人の乳酸菌農業に取り組んでいる同志の協力が不可欠だ。完成の域に達するまで、小生なりにお手伝いをさせていただければと思う。

ここで、新ホームページの簡単な解説をしておく。

■ロゴマーク
乳酸菌ネットワークのロゴマーク(仮)として、左上の「乳酸菌ネットワーク」を取り敢えず作成してみた。緑色の文字にした理由は、前稿「人類激変の時代」で紹介した飯山さんの、「いつの日にか、きっと、タクラマカン砂漠か、ゴビ砂漠か、テングリ砂漠を地化し、森をつくって、ソコに大量の蜜蜂を飛ばすぞ!」が頭にあったからだ。

そして、「ネットワーク」という言葉、乳酸菌に関心のある人たち同士の〝絆〟、横の繋がりの場になって欲しいという願いを込めたつもりである。

■[ホーム]
このページは、新ホームページの〝顔〟だ。飯山さんの乳酸菌への熱い思いが込められたメッセージの数々から一つだけ選び、併せて飯山さんの著書の一冊の写真を載せてみた。

今後、このページには、「乳酸菌ネットワーク」(仮称)の新しい動き、ニュース、集いといった、「お知らせ」コーナーも設けていきたい。

■[乳酸菌]
乳酸菌の秘めた巨大なポテンシャルの解説記事など、グルンパや乳酸菌への理解度を一層深める記事、あるいは書籍を紹介したページとなる見込みだ。

■[仲間]
世界各地で乳酸菌農業に取り組んでいる仲間の紹介ページで、一人一人が目指しているもの、活動などが分かるページにしたい。ここから、お互いのネットワークが生まれてくれればと願っている。

■[掲示板]
堺のおっさんが立ち上げた掲示板「放知技」のスレッドの一つ、「乳酸菌・アミノ酸農業を語る」で、グルンパや乳酸菌についての意見交換、質問投稿、情報提供と、掲示板「放知技」でも活発なスレッドの一つとなることを期待したい。

なお、将来的には堺のおっさんや野崎博士といった、乳酸菌事業の中核リーダーに本ホームページを引き渡し、さらに良いホームページに育てていただければ、本ホームページの作成者として冥利に尽きよう。