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人生は冥土までの暇潰し

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人生は冥土までの暇潰し
亀さんは政治や歴史を主テーマにしたブログを開設しているんだけど、面白くないのか読んでくれる地元の親戚や知人はゼロ。そこで、身近な話題を主テーマに、熊さん八っつぁん的なブログを開設してみた…。
洞察歯観のすすめ(30)
実は、歯科&音楽ウォッチャーさんからの便りは13日(火)に届いていたのだが、拙稿「民族性の違い」にも書いた微分積分混じりの英文の翻訳に四苦八苦、辛うじて締切日ギリギリの昨日提出できたので、早速ウォッチャーさんに以下のような詫び状を入れた…

ウォッチャーさん、今回は大分遅れて申し訳ない。今、一ヶ月近くにわたった仕事が、今日の締切日ギリギリに漸く終わりました。微分積分だの、比例定数だの、亀の頭の周りを★がたくさん、チンからチンからと回っていましたが、漸く消えていこうとしていますwww


なを、お約束している「南方熊楠」シリーズと「応神天皇の秘密」シリーズも近々アップする予定である。


ひな祭り前日・・

日本テレビ系で放送された、朝のワイドショーで、「インフル花粉症」という・・・聞き慣れない「病」?が、紹介されました。
***インフル花粉症とは、インフルエンザと花粉症が同時、または連続して発症することを指す。インフルエンザと花粉症が同時に発症すれば、花粉症によるくしゃみや咳でインフルエンザの菌を飛散させてしまう可能性がある。また、連続して発症した場合には、インフルエンザで免疫力が下がってしまうことから、花粉症が重症化してしまう。具体的には、熱や喉の痛み、場合によっては喘息の症状が出たり、今まで罹患していなかった新たな花粉症を発症したりしてしまう可能性がある***


これは、インフルエンザと花粉が合体して、広く世間に恐怖をまき散らす・・・だから早めに病院へいらっしゃい!というコマーシャルなのでしょう。しかし、インフルエンザも花粉も、ピンクレディーのようなアイドル・コンビなら小春気分といったところでしょうが、とんだ悪党コンビにされてしまい、怒り心頭かも知れません。

インフルエンザ・ワクチンといえば、過去において、ほとんどその効果なしとされ、ワクチン製造継続がストップするのでは・・・ワクチン製造消滅の危機へと追い込まれたことがありました・・・・

元・国立公衆衛生院 疫学部感染症室長 母里啓子氏が、下記のような話をしております。
***インフルエンザ・ワクチン、打ったことありまか?
小学校、中学校時代に、学校の集団接種で打った記憶のある方は多いと思います。大人になってから打ちましたか?
子供のいる親御さんは、お子さんを連れて、医療機関へ打ちに行ったことがありますか?
年配の方は、
「打っておかないと危ないですよ」
などと脅されていませんか?
年配のご両親に、そんなふうにインフルエンザ・ワクチンの予防を奨めていませんか?
インフルエンザ・ワクチン、どうしてみんな打つのでしょう。もちろん効くと思っているからでしょう?でも、まったくと言っていいほど効かないのですよ。これは、ウイルスを学んだものにとっては常識です。

インフルエンザ・ワクチンは、{効果はあまりない}という前提の上に成り立っているワクチンなのです。
一体どのくらい効かないのか。厚生労働省の研究機関でインフルエンザ・ワクチンを奨める立場の人たちでさえ、
「まったく効かないわけではないだろう」
という程度の言い方しかしていません。
インフルエンザ・ウイルスは、人に感染しながら、絶えず形を変えるウイルスです。しかも、人間だけでなく、鳥や豚など、多くの動物に感染します。このウイルスに効果のあるワクチンを作ろうとすることが、そもそも非常に無理があるのです。

インフルエンザ・ワクチンは、戦後、日本に駐留していたアメリカ軍の奨めで製造されるようになりました。最初は、鉄道員や郵便局員などの公共性の高い仕事の人に、優先してワクチン接種が行われていたのです。ところが、一向にインフルエンザの流行はなくなりません。すでにその当時から、インフルエンザ・ワクチンの効果のほどは疑われるようになりました。
やがて、
「インフルエンザ・ワクチンは非力なワクチンだ。個人に打っても効果がない」
ということになり、ならば、
「小学生や中学生に集団接種することで流行を防止しよう」
という方針が立てられました。インフルエンザに感染しやすい小中学生にワクチンを打っておけば、それほど大きな流行にならないから、社会全体をインフルエンザから守ることになるだろうという仮説に基づいた方針です。これを、「学童防波堤論」といいます。
そして、1962年から、小中学校で、インフルエンザ・ワクチンの集団接種が始まりました。さらに、1976年には、3歳から15歳までの子供たちへの予防接種が義務化されます。
・・・にもかかわらず、インフルエンザは、日本中で毎年流行し続けました。学級閉鎖もよく行われました。厚生労働省(当時)は、
「その原因は摂取率が低いからだ」
と叱咤し、そう言われた校医たちは真面目に努力を続けたものの、摂取率が上がっても学級閉鎖はなくならない。そのうち、校医たちの間で、ワクチンの集団接種は意味がないのではないかと、問題になっていったのです。

1979年。群馬県前橋市の一人の子供が、インフルエンザ・ワクチンの集団接種後、けいれんを起こしました。校医だった医師と前橋市の医師会では、これは紛れもなくワクチンの副作用であると判断し、国に認定を求めました。その申請は却下されてしまいました。この出来事を機に、前橋市医師会は集団接種をやめるという決断をするのです。ただ集団接種をやめるだけではなく、集団接種を続けている周辺の市と、前橋市のインフルエンザの流行状況を、5年間、徹底的に調査しました。膨大なデーターを「ワクチン非接種地域におけるインフルエンザ流行状況」という報告書をまとめました。
通称「前川レポート」といわれるこの調査で、インフルエンザ・ワクチンの集団接種をしている地域と、していない地域とで、インフルエンザの流行の大きさに差がないことがはっきり証明されたのです。つまり、インフルエンザ・ワクチンの集団接種には意味がないということです。また、1992年から94年にかけては、インフルエンザ・ワクチンを含む様々なワクチンの副作用によって被害を被った人たちが起こした20年以上に及ぶ訴訟に、次々に勝利判決が下りました。国の過失責任が認められ、ワクチンへの不信感が社会にもどんどん高まっていきました。そしてついに、1994年、小中学校への、インフルエンザ・ワクチンの集団接種が中止されたのです。ピーク時には、3000万本近く製造されていたインフルエンザ・ワクチン。その製造量は、1994年には30万本に落ち込みました。***

ここで、ワクチン産業・・・意気消沈。消えてなくなるかに思われた。ところが・・・

***1990年半ばあたりから、厚生省は、高齢者や病気を持っていてインフルエンザにかかると合併症を起こしやすいと思われる、ハイリスクといわれるグループへのインフルエンザ・ワクチン接種を奨めるようになりました。ターゲットを高齢者へと切り変え、2000年には、「インフルエンザは風邪ではない」というキャッチコピーとともに、インフルエンザは、「人の命を奪う恐ろしい病気」であるという宣伝が大々的になされるようになりました。
さらに追い風のように、鳥インフルエンザやSARS(重症急性呼吸器症候群)が社会的問題になったのです。
するとたちまち、
「スペイン風邪のようなインフルエンザの大流行は、いつ起こってもおかしくない」
「インフルエンザ大流行時の最悪のシナリオを想定しよう」
といった脅し文句が飛び交い、インフルエンザの恐怖を煽るような情報がメディアを賑わせました。
鳥インフルエンザは、毎年流行するインフルエンザとはかけ離れたウイルスですし、SARSは、そもそもインフルエンザとは別の病気です。それなのに、騒ぎの中で、インフルエンザワクチンがどんどん打たれるようになりました。おかしなことです。いつ起こるか分からない鳥インフルエンザに現行のインフルエンザ・ワクチンはなんの効果もありません。また、SARSに備えてインフルエンザ・ワクチンを打つのは、SARSが怖くて麻疹のワクチンを打つようなものです。しかし、何かしら効果があると勘違いして、インフルエンザ・ワクチンを打ちに走った人が大勢いたのです。そして、みるみるうちに、インフルエンザ・ワクチンは製造量を盛り返していくのです。***

インフルエンザ・ワクチン製造の落ち込み、復活。その後については、母里啓子氏が、平成19年。「インフルエンザ・ワクチンは、打たないで」というタイトルで一冊にまとめています。それにしても、何ら根拠のない不安を煽る宣伝ワクチンは、効果抜群。
ひな祭りから一週間後・・・

幼なじみからメールが入り内容を見ると、お医者から、そろそろガン検診を受けてはどうかと、お誘いを受けたようで・・・。
さて、受けるべきかどうか、少々迷っている様子。後日、食事をしながら話を聞いたところ、お医者先生からガンという病は、死に至る病、不治の病などと不吉なフレーズを聞かされた挙げ句、
「検診は早めに受けておいたほうが良いですよ」
と言われたとのこと。
まあ、しかし、「死に至る病」「不治の病」・・・これは、お医者一座による、創作劇(架空 欺瞞 フィクション嘘)であると捉えた方が良さそうです。(創作劇は、医療界だけのことではありませんが・・・)
事実ではなく、想像によってつくり出された、お医者一座による「不治の病」の一幕にお付き合いすると妙に座り心地のよい、死定席を勧められることになるので、「君子医者に近寄らず」と松本光正氏が言っておりますが、近寄らぬが得策ということでしょう。
幼なじみには、
「健康のためなら・・・もう死んでもいい!ということなら、行ってらっしゃい」
そう言って、医療に関する本を二冊、手渡しました。果たして、どのような判断をすることやら。
不治の病の講義を聞かされるより、富士の高嶺でも眺めて、先斗町、鴨川散歩でもしたほうが、よっぽど健康的!
そういえば、先斗町の近くに美味しい珈琲店が・・・店名が出てこない?!

追記

この冬は、飽きるほど雪かき運動をしておりました。
雪かき運動時に、ステイタス・クオーを聴き、夜はアルゼンチンタンゴ。
アルゼンチンタンゴで、「ホテル・ヴィクトリア」という曲があります。
これを聴くと思い出します。昭和のホームドラマ「おかみさん 時間ですよ」。
劇中、隣のまりちゃんが、
「白雪姫みたいな心しかない私~」
と歌っていたあの曲を・・・。



「ホテル・ヴィクトリア」


となりの真理ちゃん

ソーカ、ウォッチャーさんは真理ちゃんが好みのタイプだったのか…www

南方熊楠の世界(1)
3月2日、新大阪駅10:15発のくろしお7号に乗り、紀伊田辺駅には12:38に到着、実に40年振りに踏んだ紀伊田辺の土であった。駅の改札口を出ると、そこには懐かしい友人K君の顔が…。最初にK君の自宅に寄り、上さんへの挨拶もそこそこに荷物を預け、車で南方熊楠顕彰館→天神崎(ナショナル・トラスト発祥の地)→南方熊楠記念館→白浜の観光スポット(白良浜・円月島・千畳敷・三段壁・平草原)と巡った。最後に訪れた平草原には、白浜の街を一望の下に見渡せる展望台があったのだが、そこから念願だった神島を目にすることができ、感無量であった。

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中央やや右寄りの小島が神島(亀さん撮影)

この神島であるが、皇太子時代から粘菌に関心を持たれていた昭和天皇の強いご要望もあり、昭和4年6月1日、神島で熊楠は陛下をお迎えしている。その後、御召艦・長門の艦上にて約25分間、田辺湾の生物について熊楠は御進講を行ったのだった。ちなみに昭和天皇は後、御製に南方熊楠の名を詠んでおられるのだが、そのあたりは拙稿「南方マンダラ」で紹介済みである。

一通り熊楠の足跡を巡った後、長生の湯でK君と露天風呂に浸かりながら、お互いの近状報告、家族、人生の無常、その他について、しばし時が経つのも忘れて語り合った。辺りが暗くなりかけた頃、夕餉の支度を終えたK君の上さんが、我々が戻るのを待っていることもあり、急ぎ夕方6時過ぎにK君宅へと向かった。

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そして迎えた翌朝、新大阪行きの6:51発のくろしお6号で紀伊田辺を発った。わずか半日の滞在だったとは云え、実に密度の濃い旅となった。ここに、改めて半日もの時間を割いて、南方熊楠の足跡巡りに車で案内してくれた、友人K君に心から感謝の意を表したい。本当にありがとう。

さて、旅は続く。新大阪駅に向かう途中の和泉府中で下車、仁徳天皇陵を横目で見ながら、徒歩で飯山一郎さんの仲間が待つホテルへと向かった。その日は堺市に一泊したのだが、実に多くの出来事があった。このあたりの報告は、稿を改めて「応神天皇の秘密」(仮題)として、別シリーズの形で書く予定であるが、その前に、しばし「南方熊楠の世界」シリーズを続けさせていただきたい。ちなみに以下は仮題だが、予定している今後の「南方熊楠の世界」シリーズ内容である。筆を進めていく過程で、以下の予定稿の中で取り止めたり、あるいは別テーマに置き換えたりするかもしれないこと、予めお断りしておく。
■南方マンダラと人体
■南方熊楠と柳田國男
■エコロジーと乳酸菌
■死生観


歴史の闇
例によって、安西正鷹さんが安西ファイルを送ってくれた。実に有り難いことであり、やはり持つべきものは道友である。

さて、今回の安西ファイルで特に注目したのが、「●まつろわぬ神々の反逆」と題する小節であった。以下、同小節を全文引用しておこう。

まつろわぬ神々の反逆
・神社本庁は、敗戦によって国の管理下から離れた神社界をまとめあげるために生まれた民間の宗教法人。神道系の宗教団体として日本で最大。約8万社ある日本の神社のうち7万9千社以上が加盟。その特徴は、伊勢神宮を「本宗」と位置づけたところにある。本宗とは、おおもと、本源を意味する。つまり、皇祖神である天照大神を祀る伊勢神宮を頂点に戴く形で神社界を組織化している。
・ところが、日本の神社で祀られている神々のなかには、『古事記』『日本書紀』などの神話には登場しないものも少なくない。天神も八幡神も、神話には出てこない。稲荷神を祀る伏見稲荷大社は、神社本庁が誕生する際にその傘下には入らなかった。
・八幡神は、もともと九州北部、宇佐地方の渡来人が祀っていた神であり、後に応神天皇と習合して、第二の皇祖神ともされるようになる。その由緒からして、天照大神とは直接には関係しない。少なくとも、八幡神社が伊勢神宮の下にあるというわけではない。
・神社本庁は、ひたすら伊勢神宮の権威を高め、20年に1度の遷宮を無事に果たすことを使命として、傘下の神社から遷宮の必要経費を徴収してきた。伊勢神宮の権威を高め、それを維持することが、神社界全体の利益になるという考え方である。だが、それは、伊勢神宮以外の神社を支える手立てを講じないことを意味する。
・伊勢神宮を頂点とするピラミッド型の支配構造のなかで、天津神系の神社が優遇され、国津神系の神社が冷遇されている。国津神系神社の積年の潜在的な不満と反発の種が、宮司人事の強権発動を機に発現し始めた可能性がある。


安西さんの応神天皇についての記述を目にするに及んで、紀州田辺を訪問した帰り道、途中下車して和歌山市の狸庵に居る、落合莞爾さんを尋ねてみようかと、ふと思った。何故なら、安西ファイルに目を通して、落合さんの主張する「八幡天孫ホムダワケ=第15代・応神天皇」について、この機会に突っ込んで質問してみたくなったからだ。
<落合秘史シリーズ>

しかし、まだ落合さんの応神天皇説について、しっかりと把握しているわけではないので、今回は応神陵と誉田八幡宮(主祭神=応神天皇)のみにしようかと迷っている。

ここで、さらに応神天皇に纏わる歴史の深奥に迫っているのが飯山一郎さんで、掲示板「放知技」の以下の投稿に注目していただきたい。

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http://grnba.bbs.fc2.com/reply/16256324/794/

上の投稿で紹介されている【連載:ホンダワケ】三部作は、真に歴史の闇に迫る上で必読の部類に属す。
・【連載:ホンダワケ】 応神天皇は仲哀天皇の子?
・【連載:ホンダワケ】 巨大な前方後円墳の原型は?
・【連載:ホンダワケ】 やはり応神天皇は…

ともあれ、久しぶりの紀州田辺…、昨夜も鶴見和子の『南方熊楠』に接し、南方熊楠の海外放浪についての行を読んだが、やはり十代の頃に三年間にわたり、世界各地を放浪した身なので、実に共鳴する箇所が多く、また南方熊楠の心に一層迫ることができたように思う。

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南方熊楠(左)

【お知らせ】

今週後半から数日にわたり、紀州田辺を中心に関西方面を旅する故、旅発ちまでに仕事を片づけたり、旅の準備や情報収集に時間を取られそうです。よって、関西から戻ってくるまでは、特別大きな事件でも起きない限り、ブログ更新を休む予定です。

民族性の違い
現在、来月16日締め切りの大量の仕事(翻訳)に四苦八苦している。本来なら、楽々締め切りまで終わるはずの翻訳量なのだが、今回はナント、頭の痛くなりそうな微分積分の公式がアチコチにwww

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亀さんの場合、仕事のほとんどを海外の翻訳会社から承っているが、仕事を引き受けるにあたって、自分の専門分野(自動車・機械・石油・電子機器・マーケティング)の範疇かどうか、じっくりと見極めるのを常としている。現在手掛けている翻訳は、最初の部分だけ原文(英語)にサーッと目を通し、電子機器にインストールするソフトが主テーマと判断、これなら楽勝だと思って承ったのだが、途中でナント微分積分の公式のオンパレード…。

それでも、一応承ったからには、最後までやり遂げなければならないつうのが翻訳者なのだ。かつ、今週末に和歌山県に出かけるので、「悪いけど、数日旅に出る予定があるんで、締め切りを少し延ばしてくんない」と頼んだところ、あっさりとOK、締切日を一週間も延ばしてくれた。だから、このように余裕をもってブログ記事を書けるつうワケなんだが、その仕事を依頼してきたのは南欧の翻訳会社で、結構大きな翻訳会社(多分、南欧では一番大きい)だ。

しかし、ラテン気質つうか、その翻訳会社で亀さんを担当しているのは、ナント30名近くのコーディネーター(翻訳を依頼してくる女の子)だ。流石に南欧の翻訳会社だけあって、時には一日あたり10名もの女の子が、ドーッと亀さん目がけて仕事の打診メールを送ってくる日もしばしば…。すべてを承るとパンクする(処理しきれない)ので、半分以上は断っているのが現実だ。また、マリアだのシルビアだのといった、同じ名前のコーディネーターが数名かいるので、頭が混乱したことも一度や二度ではない…。だから、時々訳出済みの間違ったファイルを送ったりして、お姉ちゃんたちに怒られたことも多い。

その点、西欧つうか中欧の翻訳会社のコーディネーターは、緻密かつ堅実だ。例えば昨年の11月、20万ワード(英語)前後の翻訳を今年の1月から3月にかけてお願いしたいと、ここ10年近くの付き合いのある、ドイツの翻訳会社のコーディネーターからメールがあり、亀さんは3ヶ月で一気呵成に翻訳を完了させるものとばかり思っていたところ、そうではなくて最初は用語集作成のため用語の翻訳、続いて略語解説の翻訳依頼という具合に、(翻訳の)同業者なら分かってくれると思うが、実に理想的な翻訳作業の進め方なのである。多分、半年以上の時間をかけて、全体で20万ワードを亀さん一人で翻訳するのだと思うが、その間に当方ではクライアントの主要製品について勉強したり、1ヶ月ほど海外(南米)に出かけるなど、余裕をもって仕事に取り組めるので実に有り難い。

それにしても、同じヨーロッパつうのに、こうも民族によって違うものなのか…。

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お付き合いのある翻訳会社のお姉ちゃんたち(米国)

互助の精神
今週後半、紀州田辺の友人と久しぶりに再会するにあたり、現在『南方熊楠』(鶴見和子 講談社学術文庫)を読み進めているが、時折立ち止まって本のページを閉じることがある。昨夜も、南方熊楠の独創性は何処から来ているのかと、あれこれ考え始めたためページが進まなくなった。その時、目にしたのがmespesadoさんの投稿である。
■ 「自衛隊」の方が「軍隊」よりも「格が上」である ■

読み進めながら、ハッとしたのが以下の文章だ(一部改行)。

もともと生物は、通婚可能なグループの構成メンバーを「助け合う」ことにより、将来にわたる遺伝子の繁栄に有利になることから、「助け合いの精神」「利他の精神」というものが「本能」として組み込まれています。これは霊長類たる人類にも成り立つ原則なんですが、日本以外の世界では、異なる風俗習慣を持った民族がぶつかり合うことが多かったことから、日本以外の世界では、「ゲームの理論」で有名な「やったもん勝ち」のロジックが「利他の精神」より遺伝子の繁栄に有利になってしまったことから、この「利己的」あるいはキレイな言葉を使えば「個人主義」的な倫理が主流になってしまったわけですが、ひとり日本だけが霊長類本来の「利他的」本能を維持している、ということを述べました。


ここで、七年近く前、東日本大震災の直後だというのに、整然と列をなして並ぶ同朋を思い出したのである。

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東日本大震災の被災者たち 暴動・略奪なく「助け合いの精神」発揮

mespesadoさんの云う、生物が本来持っているという「利他の精神」については、最近も「狼の群れと暮らす」という記事をアップし、ロシアの動物行動学者のヤソン・バドリゼ氏の記事を紹介したが、実は同稿では紹介しなかったエピソードがもう一つある。それが以下だ。

ある時、オオカミたちに熊から身を守ってもらい、彼は彼らが利他的になり得ることの証人となった。人間を身内の一員と見なしたオオカミたちが熊を追い払い、科学者の命を救ったのだ。


この利他的精神という視座で軍隊と自衛隊を比較した、mespesadoさんの投稿は実に新鮮であり、お見事である。ここで、他者には無い物の見方・考え方を、どのようにmespesadoさんは身につけたのか、という素朴な思いが湧き上がったのであり、しばし独創性そのものについて、アレコレ考えを巡らせていた。

そして、ふたたび鶴見の『南方熊楠』に戻り、ページを捲っていく中で、幼年期に周囲の大人たち、殊に親が子の人間形成に及ぼす影響の大きさについての行を読むに及んで、古来から引き継がれてきた互助の精神、mespesadoさんの言葉を借りれば、「助け合いの精神」あるいは「利他的精神」が、未だに残る日本列島が脳裏に浮かんだのだった。

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大陸側から見た日本列島

【グリコのおまけ1】
改憲で自衛隊に感謝を示そう

【グリコのおまけ2】
涙腺崩壊寸前!震災時助かった赤ちゃんと自衛官が1年後に再会した写真が話題に


偉人はスケベー
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 南方熊楠

来月初めに南方熊楠縁の地、紀州田辺に行く前準備として、鶴見和子の著した『南方熊楠』(講談社学術文庫)を少しずつ読み進めているのだが、時々本から目を離して、南方の世界(南方曼荼羅)に思いを巡らす自分がいる。昨夜も、南方熊楠と『ノーツ・エンド・クィアリーズ』(Notes and Queries)について、色々と思うところがあった。

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一つには、人間、スケベーでなければ、ミニ南方熊楠にすら成れぬと悟った…(爆)。南方熊楠のような巨人には到底及ばぬとしても、ミニ南方熊楠を目指すにはスケベーであらねばならぬと心底思ったし、それくらいの〝遊び心〟がなければ、人間駄目だとすら思ったのである。遊び心、それこそが南方マンダラの結実に繋がったのだが、このあたりについては別の機会に書くことがあると思う。

スケベー…、たとえば『南方熊楠』のp.52、「ワイン・グラスと擂り鉢」に目を通しただけでも、スケベー心ならぬ遊び心の大切さを感じるのである。この小節は、「ユダヤ人の結婚式で花婿が最後にワイン・グラスを割る」ことの由来について、ユダヤ系イギリス人が『ノーツ・エンド・クィアリーズ』誌上で、神学などを引用しつつ侃々諤々の議論を展開している様を描いたもので、その中を割り込んだ南方、以下のように言い放ったものだ。

ワイン・グラスを割るのは、擂り鉢を擂りこぎて割るのと同じで、グラスは処女のシンボルではござんせんか。


詳細は同書で確認していただくとして、友人の紀州田辺あたりでは、結婚の宴が終わって花嫁が初夜を迎えるという時、会衆が擂りこぎで擂り鉢を割り、「割れた! 割れた!」と歓声をあげる風習があるとか…。でも、東京で結婚式を挙げた紀州田辺の友人の時は、そんなことをやっていなかったぞぉ…。今でも、こうした風習が残っているのかどうか、来月初めに友人と再会したら確認してみよう…(爆)。

それから、鶴見の『ノーツ・エンド・クィアリーズ』についての行を読みつつ、脳裏に浮かんだのが掲示板「放知技」であった。『ノーツ・エンド・クィアリーズ』の場合は編集者が、これはと思う寄稿を載せているので読み応えがあるが、一方で放知技の場合、誰でも投稿できることもあり、時には「蛆虫」が発生したり、「空気が読めぬ輩」が登場することが多い。また、方や英語、方や日本語という違いもある。こうした違いはさておき、多分、現時点において和製『ノーツ・エンド・クィアリーズ』と、胸を張って云えるのは「放知技」くらいのものだろう。

なを、『ノーツ・エンド・クィアリーズ』における南方熊楠の立ち位置について、鶴見は以下のように表現した。

南方の『ノーツ・エンド・クィアリーズ』への投稿を、その前後の問答の脈路の中において捕らえ直すと、かれが西ヨーロッパの学者、知識人の間にあって、卓越した知識と、特異な照合能力と、独自の分析法をもって、国際的な知的世界に寄与していたことがわかる。


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本当は本稿で曼荼羅、すなわち、「宇宙の真実の姿を、自己の哲学に従って立体または平面によって表現」(p.82)しようと思い、「南方マンダラ」の続編を書くつもりでいたのだが、仕事の締め切りが気になって、なかなか筆が進まない。このあたりは紀州田辺から戻り、仕事を片付けてから腰を据えて書こうと思っている。今年の12月23日の忘年会(於飯能市)でも、午前の部の勉強会で主テーマの一つにしたいだけに、尚更だ。

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最後に、暫くは南方熊楠という森を彷徨い、南方熊楠という世界を大凡掴んだ後、今度は岡潔という森を彷徨ってみたいと思う。岡潔と云えば、まほろば会の林廣同志を思い出す。林さんは生前の岡潔と深い交流があっただけに、いろいろと岡潔の人物ついてのエピソードが聞けそうだ。

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岡潔

【グリコのおまけ1】
南方熊楠は『ノーツ・アンド・クエリーズ』誌をどのように利用したか? : 邦文論考との関係から

【グリコのおまけ2】
平成の今東光こと、飯山一郎


メスペサド理論(1)
副島隆彦が、「重たい掲示板」に以下のような投稿を行っていた。
[2274]株の暴落はまだまだ続きます。急いで売って逃げなさい。 それと、私の新しい本のこ出版のこと。

テーマが株のようだったので、サーッと斜め読みしたところ、株とは関係のない箇所に目が留まった。今の副島が患っているという前立腺肥大症、そして来月刊行するという、『米軍の北朝鮮爆撃は6月! 米、中が金正恩体制破壊を決行する日』と題する新刊本である。最初に、副島が患っているという前立腺肥大症から…。

 私は、もうひとつ個人的な問題を抱えていた。私は、前立腺(ぜんりつせん)の肥大の症状が出ている。排尿障害だ。典型的なジジイ(爺)の病気で、これを診てもらいに病院に行って、入院、手術が決まった。 


その副島と亀さんは同じ1953年生まれだ。それなのに、副島の場合は何等疑問を抱かず、医者の診断を受けて入院・手術と書いているwww まぁ、お互いに肉体的な衰えは致し方がないものの、副島は西洋医療については何等疑問を抱いていない…。何故か? このあたりは、歯科&音楽ウォッチャーさんの「洞察歯観のすすめ」シリーズに、目を通してきた読者であれば亀さんの言わんとすることが分かるハズだ。

ところで、副島が患っている前立腺だが、年齢とともに萎縮するか肥大するかのいずれかになるわけで、そのあたりはウィキペディアにも詳しく書いてある。そして、注目したのが以下の記述…。

昭和30年代(1955年代)ごろまでは、日本人男性のほとんどが前立腺は萎縮の経過をたどっていた。ところが、食生活の向上・欧米化により、現在では80歳までに日本人男性の80%が前立腺肥大症になるといわれている。


確かに、粗食・和食中心の生活から美食・洋食型へと、日本人の食生活が大きく変わったことが、前立腺肥大症の一つの原因に挙げられることは確かだ。しかし、他にも幾つかの要因がある。たとえば、その一つが運動不足。副島の場合、大量の本を執筆していることもあり、パソコンに向かっている時間が一般人よりも長いはずで、それは即運動不足にもつながる。亀さんの場合も、やはり翻訳を生業としているのでパソコンに向かう時間が長いのだが、今のところ前立腺肥大症の徴候はまったくなく、健康そのものだ。それは、粗食(一日一食)に徹していること、もう一つはヨガや徒歩といった具合に、適度に身体を動かしているからだ。あっ、それから毎日大量の酒を呑み、煙草を吸っているからカモ…(爆)

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それから、副島の新刊だが、題名を目にしただけで、「あ、そうなの~ぉ」と感じた程度であり、副島には悪いが読む気が気が全く起こらない(嗤)。

本題に戻す。上の副島の株に関する投稿だが、最初は副島の出鱈目な株観を徹底的に叩いた記事を書こうと思っていたのだが、それよりも三ヶ月ほど前に書いた、「メスペサド理論」の続きを書いた方が遙かに読者のためになると思い、考え直した次第だ。よって、最近のmespesadoさんの投稿から思うところを順次羅列していこう。初回の今回は、mespesadoさんが主に書き込みを行っているスレッド、「EG・堺のおっさん等 爺さんが元気なスレ -31-」にある、投稿>>312を取り上げたい。なを、一年近くにわたりmespesadoさんの投稿を追ってきたが、目から鱗という思いを幾度も体験した。そうした体験例を、今後は「メスペサド理論」シリーズとして書き続けていこうかと思っている。

初回の本稿では、最新スレッドの>>312に注目した。何が書いてあるかと言うと、日本という国はいくら刷っても困らないというmespesadoさんの主張だ。ここで、mespesadoさんの言う「刷る」対象とは、我々が日々目にする千円や一万円札といった紙幣のことで、mespesadoさんは紙幣を幾ら刷っても心配無用と言っているのである(国債も含む)。こんなことを書くと、「エッ!」と驚く読者が多いと思うのだが、このあたりは日本の立ち位置と深く関係してくるのであり、幾ら紙幣を刷ってもビクともしない国は、世界広しと雖も日本だけなのだ。このように書くと、俄には信じられないと言う人たちの顔が浮かぶのだが、本当のことなのだからしかたがない。

最初に、mespesadoさんの>>312の以下の記述に目を通していただきたい(一部改行)。

 「国家がオカネを支払わなければならない場面で支払うことが不可能になった場合」

 もしもこの国家が日本のように通貨発行権を持っていて、しかも支払うべきオカネがこの自国通貨建てだったらどうでしょう?

 その場合は、支払うべきお金は自分でオカネを刷って渡せばいいのですから、「支払うことが不可能になる」ということはありえません。当たり前のことです。

 また、もし支払いが外貨建てであっても、国家の生産力が高ければ、自国通貨を刷って、それを為替で相手の通貨に交換する場合も為替が安定するのでちゃんと支払うことができます。


お分かりだろうか…。さらに、同投稿の以下の結語をじっくりと眺めていただきたい。

 すなわち、日本は自国の通貨発行権を持ち、生産力も高く、おまけに外貨での借金はありませんから、「破綻したくても破綻できません」。

 自国の生産力が強いということは、かくも凄いアドバンテージがあるということです。


日本は破綻したくても破綻できない…。おそらく、mespesadoさんのこの発言を理解できるのは、世の中広しと雖も、「放知技」の読者くらいのモンだろう…。

それから、>>324の堺のおっさんの反応も素晴らしかった! 禿同!

その他、目から鱗の投稿で満載のmespesadoさんの投稿、今度の週末にでもジックリと目を通すだけの価値はある。ちなみに、mespesadoさんが放知技にデビューしたのは昨年の4月22日…。

モー、ン年もの放知技の常連さんかと勘違いするほどで、それだけ今までのmespesadoさんの投稿内容は濃かったし、今後もそーに違いない…、とプレッシャーをかける(爆)。

【グリコのおまけ】
今回は小難しい経済の話が中心だったので、疲れた(亀さんの頭も含め)頭を休ませる意味で…





南北統一
昨夕、NHKで平昌オリンピックを見ていたところ、中継を挟む形で突然ニュースが流れた。その10分間のニュースでは、シンガポールで〝暗殺〟された金正男事件を取り上げていたのだが、見終わってから「NHK NEWS WEB」を確認したところ、同ニュースについて以下のように解説していたのを見つけた(下線は亀さん)。

この事件について、中国政府の関係者はNHKの取材に対し、6年余り前に死去した北朝鮮のキム・ジョンイル(金正日)総書記の後継問題が背景にあることを明らかにしました。

それによりますと、死去から8か月たった2012年8月、当時、北朝鮮のナンバー2とされ、キム・ジョンウン委員長の叔父にあたるチャン・ソンテク氏が、北京で中国の胡錦涛国家主席と個別に会談した際、「ジョンイル氏の後継にはキム・ジョンナム氏を就かせたい」という意向を伝えたということです。

キム・ジョンナム氏暗殺事件 背景に後継問題の密告か


「中国政府の関係者」という曖昧な表現には思わず苦笑したし、「胡錦濤」の名を出してくれたことで、今というタイミング(平昌オリンピック)で、何故にNHKが金正男暗殺のニュースを取り上げたのか、即座に背景を把握できた(爆)。つまり、こうしたニュースが流れたのも偶然ではなく、北朝鮮と韓国の間で起きつつある〝雪解け〟、これを心良く思っていない連中が関与していた可能性が高いということだ。しかし、胡錦濤と金正恩との本当の絆を知る者であれば、NHKのニュースは正にお嗤いでしかない。

何故か?

それは、以下の記述からも分かる。

北朝鮮のナンバー2とされ、キム・ジョンウン委員長の叔父にあたるチャン・ソンテク氏が、北京で中国の胡錦涛国家主席と個別に会談した際、「ジョンイル氏の後継にはキム・ジョンナム氏を就かせたい」という意向を伝えたということです。
キム・ジョンナム氏暗殺事件 背景に後継問題の密告か


チャン・ソンテク、すなわち張成沢が、金王朝の跡継ぎに金正男を継がせるべく、相談を胡錦濤に持ちかけたということをニュースは伝えているのだが、張成沢は金正恩の義叔父という立場にあったことを思えば、胡錦濤の金正恩に対する〝思い入れ〟を知っていたはずだ。このあたりについては、飯山一郎さんのHP記事「金王朝の“深い謎”」、あるいは『横田めぐみさんと金正恩』の小節、「金正恩と胡錦濤のキズナ」(p.92)に目を通してもらえれば分かることで、胡錦濤の金正恩に対する思い入れは、我々が思う以上に並ならぬものがあったのである。かつ、胡錦濤は金正恩という人物の器を、正確に見抜いていた…。

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以上から、胡錦濤の名を何故にNHKが、〝今〟というタイミングで出したのか、朧気ながらも想像することが出来よう。ともあれ、南北の〝雪解け〟を快く思わない連中だが、彼らはどうすることもできない。何故なら、金正恩の背後には、あのプーチンが控えているから…。

ところで、最近の『文殊菩薩』 は平昌オリンピックに歩調を合わせるかのように、素晴らしい朝鮮半島情勢の記事を連発、特に心を打たれたのが以下の記事であった。
朝鮮統一の歌に涙を流す金永南

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「3回泣いた」 北朝鮮・金永南氏の涙、話題に 90歳、激動の歴史思う?

二十代の頃に二度目の訪韓をしてから数年後、亀さんは実の父を亡くし、心が沈んでいた一時期があった。そんな亀さんに対して、韓国の〝父〟が達筆な日本語の手紙を送ってくれている。このあたりの経緯は拙稿「ヘイトデモ」に書き、〝父〟の手紙も公開した。

ここで、最近は鶴見和子の『南方熊楠』を読み進めているが、同書に「解説」を寄せた谷川健一の言葉に心を惹かれたことを告白しておきたい。

柳田民俗学の限界は、日本人とは何かという問いに終始し、ついに人間とは何かという問いの解決まで進み得なかったことである。それは諸民族の比較研究という知識の次元での操作とは正反対に、人間それ自体の生態を直視すること以外の何者でもない。しかもそれは南方のように強烈な視線の集中力と無垢の心境の持主であってはじめてできることであった。
『南方熊楠』p.298


「人間それ自体の生態」については、いずれ書く機会があると思う。ともあれ、表層的には民族的な違いはあるものの、深層的には、人間の心というものは、さして変わらぬということを谷川氏は説いている。だからこそ、涙する金永南の写真を目にした時、韓国の〝父〟が重なって見えて仕方がなかったのかもしれない。

南北統一という大きな流れは、今や誰にも止めようがない。南北の〝雪解け〟を快く思わぬ連中のごまめの歯ぎしりが、今にも聞こえてきそうだ(嗤)。

昭恵さん来飯
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今月の6日、安倍昭恵さんが飯能市を訪れたという記事が、地元の「文化新聞」に載った。
安倍昭恵氏が来飯、野口種苗でタネ選び

昭恵さんが関東のチベットと言われている飯能、それも山奥にある野口種苗店までワザワザ足を運び、しかも同店に2時間近く滞在した背景は、『致知』(平成26年7月号)に掲載された、「生命の花を咲かせ続ける~タネが危ない~」などで確認してもらうとして、野口さんの種に注目するとは、流石は首相夫人だと嬉しく思うと同時に、脳裏に浮かんだのがGMO(遺伝子組み換え品)であった。亀さんはGMOについて拙稿「御三家」で若干触れた際、以下の記事を紹介している。
プーチン:人類の進化が巨大製薬企業、GMO、ワクチンによって危機に瀕している

【原文】
Putin: Human Evolution Under Threat By Big Pharma, GMO, Vaccines


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このGMOと対極にあるのが、野口さんのタネというわけだ。なを、野口さん本人とは地元の掲示板で幾度か言葉を交わしており、そのあたりは拙稿「いのちの種、奇跡のリンゴ」で紹介した。

そして、文化新聞の記事で最も印象に残ったのが以下の行であった。

昨年9月、天皇皇后両陛下が飯能日高に行幸啓された際、野口種苗のタネから収穫された飯能産の固定種野菜6種を召し上がられており、固定種野菜の認知度が今後一層高まるものと期待される。


【関連情報 1】
安倍昭恵と医療大麻

【関連情報 2】
タネが危ない!わたしたちは「子孫を残せない野菜」を食べている。


【グリコのおまけ】
過日、家のトイレの調子が悪くなり、柴田理恵と松村邦洋がテレビCM出演している、「町の水道屋さん」を名乗る会社に依頼したところ、一度では直らず、ボールタップや排水弁といった高価な部品を交換したりして、計三回も修理に来たのにも拘わらず、結局直らなかったwww。

仕方なく、メーカーであるTOTOに直接電話をしたところ、その日に専属の修理担当者が訪問、しかもパッキンを交換しただけであった。それから数日が経過しているが、ウソのようにトイレの調子が元に戻った。

教訓トイレの修理依頼は、直接TOTOに電話すべし。

紀州田辺
来月上旬、紀州は田辺市を再訪することにした。実は昨日、思い立ったが吉日つうわけで田辺市の友人に電話、幸い同日は仕事のスケジュールが入っていない友人に、田辺市周辺のアチコチを車で案内してもらうことにした。

田辺市の三大偉人と言えば、武蔵坊弁慶、南方熊楠(拙稿「南方マンダラ」参照)、植芝盛平だが、今回は南方の足跡を辿るのが旅の主な目的だ。幸い、同市近傍に南方熊楠顕彰館南方熊楠記念館があるので、運転手兼ツアーガイドの友人に車で回らせよう…(爆)

友人は結婚式を東京で挙げており、亀さんも出席している。爾来、あれから40年もの歳月が流れたというワケだ…。関東のチベットから東京に出て新幹線に乗り、新大阪駅に着いたら紀伊田辺駅に直行の特急くろしおに乗り換えれば、午前中には田辺市に到着するだろう。問題は、お互いにGさんになっているんで(四半世紀ぶりの再会)、お互いを見分けることができるかどうか、何とも心許ない…。

以下は、友人の娘さんが描いている漫画の一コマだが、登場している爺さんがナント友人…、E-男に描き杉…www

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『魔王様としゅんくん』(第一巻)p.83

ここで、改めて書架から南方熊楠関連の書籍を引っ張り出してみたが、最も優れた南方熊楠本と思っていた鶴見和子の『南方熊楠』(講談社学術文庫)、今パラパラと捲ってみたら真っ白…、積ん読本だった…www。田辺に行くまでに目を通しておかないと…。

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仁徳天皇陵の守り〝人〟の狸たち(新日本風土記「堺」)

【追記】
以下は、世界戦略情報誌『みち』に掲載された南方熊楠についての記事で、従来の南方熊楠観を打ち壊してくれる優れた記事だ。

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