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人生は冥土までの暇潰し

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人生は冥土までの暇潰し
亀さんは政治や歴史を主テーマにしたブログを開設しているんだけど、面白くないのか読んでくれる地元の親戚や知人はゼロ。そこで、身近な話題を主テーマに、熊さん八っつぁん的なブログを開設してみた…。
米国におけるマリファナビジネスとの闘い
先週土曜日、まほろば会で配布された安西正鷹さんの安西ファイル「大麻編」、毎回貴重な情報で満載だが、今回は取り分け重要な情報が含まれていた。それは以下の二つのテーマからなっており、安西さんの了解を得た上で、全ページを二回に分けて転載する。

(1)米国におけるマリファナビジネスとの闘い
(2)偏狭で独善的な大麻礼賛の洗脳から脱却せよ


第一回の今回は、「米国におけるマリファナビジネスとの闘い」を取り上げたい。安西さんの語る「マリファナビジネス」とはズバリ、医療マフィアを指しており、この医療マフィアについては拙稿「御三家」でも簡単に述べた。その医療マフィアが大麻を虎視眈眈と狙っていることが容易に想像できるのは、ジョージ・ソロスの存在だ。このあたりは拙稿「大麻解禁運動にちらつくジョージ・ソロスの影」に書いたので、一度確認していただきたい。

ともあれ、以下の安西ファイルで大麻そのものは〝奇跡〟の植物であることが納得いただけると思うが、そうした大麻の素晴らしさを知った大衆の心につけ込み、逆に大麻で金儲けをしようとしているのが医療マフィアだ。ここで注意すべきは、庶民が体験してきた自然界に群生する〝自然大麻〟と、医療マフィアが大麻成分を化学的に抽出して大量生産する〝人工大麻〟とでは、その効能に天地ほどの差があるという点だ。

なお、次回は「偏狭で独善的な大麻礼賛の洗脳から脱却せよ」を取り上げるが、まさに目から鱗の情報となるだろう。

最近の大麻解禁の背景 その13
~言霊ラ行時代の壮大な神計らいと大麻と神々の復権
2016年3月まほろば会・「大麻」講義資料

(1)米国におけるマリファナビジネスとの闘い
●マリファナの「伝説的著名人」アダム

・私の住む町は、オレゴン州の中で3番目に大きな都市。といっても、繁華街(ダウンタウン)と呼ばれるところもサッとお散歩できるくらいの範囲で、コンパクトな町。1960年代のヒッピーカルチャーが色濃く残るこの町では、未だに古いフォルクスワーゲンのヒッピーカーをいたるところで見かけます。
・週に1度発行されるこの町の無料新聞、Weekly(ウィークリー)。町のニュースがメインで、イベントや、地元民の情報交換の掲示板などが盛り込まれています。
・先週号の表紙は、ローカルの医療大麻栽培者のAdam Jacques(アダム・ジャック)氏。薬理成分CBD(カンナビダイオール)高濃度含有の世界最高峰の医療大麻を栽培し、数々の医療大麻に関する賞を獲得し、人々から医療大麻の「レジェンド」と呼ばれる存在です。
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・今回の記事では、そのレジェンド、Adamの栽培する医療大麻のためにアラバマ州からこの地に移住してきた、とある家族の話。

————————————————————————-
<Leniのはなし>
・Leniという4歳になる女の子は、母親のお腹の中にいるときに脳卒中を起こし、脳に障害を持って生まれてきました。生まれて間もないLeniを見て、両親はLeniの異常を確信しました。泣き方が明らかに他の赤ちゃんと違ったのです。生後34日の超音波検査で、Leniの両親は「この子は長く持たない」と告げられます。母のAmyは、できる限りの治療を望み、Leniを神経外科医、心臓の専門医、作業療法士の元へと連れて行きました。その甲斐あってか、7ヶ月を迎えるまでは、健康的に成長しました。
・しかし、生後7ヶ月を過ぎて数日もしないうちに、てんかんの発作に見舞われます。小児病院に駆け込むと、大人とほぼ同等の量の抗てんかん薬を処方されました。更に、Leniの余命は4ヶ月未満と宣告され、末期患者に対する苦痛緩和ケアを進められたのです。両親はLeniをホスピスに入れることを拒否し、自宅でできる精一杯の治療を行うことにし、日々彼女に愛情を注ぎ、Leni優先の生活を送りました。その頃、アメリカ全土から、親戚が小さなLeniにさよならを言うために会いにやってきたそうです。皆が、Leniの死を覚悟していたのです。
・「この子は私たちを驚かしてくれました。」と母のAmy。1日に強直性けいれんが20回ほど、その発作の間にも間代性筋けいれんが起こるものの、抗てんかん薬がLeniの発作を少しずつ緩やかにしていたのです。
・どうにか命を繋いでいたLeniでしたが、その後6ヶ月はほぼ植物状態に。声の発声も、動作もみられなくなり、両親はLeniの呼吸でしか彼女の様子を探るしかなく、それは、いつ彼女がどうなるか分からず、恐怖の日々だったと言います。
・その頃、同じように幼児・小児てんかんの子を持つ人々と情報交換を始めたLeniの両親。そして、間もなく大麻から取れるオイルの有効性を耳にします。そこで、9歳のCharlotte Figi (シャーロット)という女の子から名づけられた「シャーロット・ウェブ」という種類のカナビスオイル(大麻オイル)の存在を知ります。シャーロットは小児てんかんを患い、カナビスオイルを服用した結果、てんかんの症状が緩和された例で、今では世間に広く知られています。
・アラバマ州では大麻の使用は医療目的であっても違法。Leniの両親は、医療目的でのカナビスオイル使用の合法化を望み、法改正の運動に参加します。2014年にアラバマ州は、化学的に合成されたカナビスオイルを、医療の治験対象として通過させましたが、小児患者への治験使用は禁止されており、Leniには適用されませんでした。Leniの両親は、アメリカ国家が大麻に関する法律を改正するのをただただ待つしかないのかと苛立っていました。アラバマ州はアメリカの中でも特に保守的な州で、州法の法改正にも希望が見えませんでした。そして、Leniの両親は移住することを決心します。

<Adam、そしてカナビスオイルとの出会い>
・一時は、移住先に大麻に関してアメリカの最先端を進むコロラドを検討していましたが、Leniの父親がオレゴン州で就労し、Leniの両親、Leni、そして3人の兄弟は2015年6月にオレゴン州に移住。すぐさま、Leniの両親は大麻推進派の知人たちに連絡を取ると、皆がある1人の名前を声を揃えて言いました。彼はレジェンドだ、と。
・知人を通じ、「LEGEND」と呼ばれるAdam Jacques氏に辿り着きます。
・オレゴン州に引っ越したLeniは、良い状態が続いていました。Leniの両親は、カンナビスオイルをLeniに服用させることに慎重でした。まずは、AdamにLeniに会ってもらい、お互いの相性を実際に確かめてもらいました。また、Adamに、彼が育てる大麻が、どんな患者に使用されることになるのか知って欲しかったと言います。
・そして、2015年8月、Leniはカンナビスオイルの服用を開始。このカンナビスオイルは、薬理効果の高い成分CBDを高濃度に含み、大麻についてよく知られる、ハイにする成分THCを抑制する成分、THC-Aを含むもの。母親のAmyは言いました。「初めは、Adamも私たちでさえも、これでは効果は見られないだろうという位、わずかな量のオイルをLeniに与えました。すると、1時間もしないうちに、その効果は明らかでした。Leniは遠くのものを集中して、じっと見つめました。本当に、しっかりと。」
・カンナビスオイルの服用開始から1週間も経たないうちに、Leniはディズニー映画「アナと雪の女王」を観ながら、歌を唄うようになっていたのです。Leniの母親は「今まで映画を集中して観続けることなんて、まず考えられなかった。それなのに、この、目に見える程明らかな変化。ここにきて、またクリスマスを一緒に迎えられる時期まできた。本当に凄いこと。」と身振り手振りを使って興奮して言いました。
・兄のトーマスはこの時を振り返って、「Leniは、引っ越してくる頃は、まるでゾンビみたいだったんだ。今のLeniの姿を見れば、誰も大麻の効果を疑えないよ。」と話します。今では、トーマスはレジェンドAdamの大麻栽培の仕事を手伝っています。
・カンナビスオイルの服用を始めて、誰もが目を見張るほどの改善をみせたLeni。1日に何度もあった強い発作は、なんと今では4-6週間のうちに1度だけで、それまでは1日のうちに何度もあった小さな発作は、今では全くなくなったのです。
・「今では、Leniは自分の足で立とうとしたり、ごろごろと転がってみせたりするんです。色々なことに興味を示すようになったし、新しい音を発声してみたり。前まで、自分の世界に閉じこもって、つらい時をじっと過ごしていたのに、今では笑顔を見せ、声を上げて笑うんです。学習能力だって日々上がっています。」とLeniの母。
・更には、Leniの両親は、カンナビスオイルの量はそれまでと変えず、抗てんかん薬をそれまで使用していた量の20%まで減らしました。副作用も見られなければ、発作の回数が増えることもありませんでした。
・Leniの母は言いました。「Adamは、私たちの子どもを取り戻してくれた。この愛おしい我が子が笑っていてくれるだけで、私たちの暮らしはすごく幸福に満ちてる。」と。

<オレゴン州とレジェンドのこれから>
・カンナビスオイル(大麻オイル)の服用で、急激にLeniの体調が良い方向に向いたことで、周囲から「奇跡だ」と言われることについて、Leniの母は笑いながら、しかし、「これは奇跡じゃない」とはっきりと言い切りました。
・確かに、これをただの奇跡として、だたの逸話として語り継がれることをLeniも、Leniの両親も、そしてAdamや大麻を必要としている人々は願っていないのです。これは、奇跡ではなく、まぎれもない事実・実例なのです。逸話として軽くあしらわれるべきではなく、世界中で大麻を必要としている人たちの後押しとなる、確実な証明の1つなのです。
・ただし、Adamは、人々が大麻を、病気を完治させる「奇跡の万能薬」として勘違いして欲しくないと言います。「これは、あくまで病に苦しむ人々の生活を向上させるために有効な薬。そして、Leniのような幼い子供たちにも使える、素晴らしいものです。」と話すAdamは、薬理効果の高いCBDの高濃度含有の大麻生産者として、世界の大麻業界の先駆者です。また、医者の役割をも担ったり、ホリスティックヒーラー、大麻の交配者、大麻の古今伝道師としても、時折現代の常識を覆すような活躍を見せてくれています。
・しかしながら、Adamは医療大麻や法改正について、慎重、かつ現実的に捉えています。というのも、もし、製薬会社が大麻に含まれる成分を合成し、法律をくぐり抜け、それを医療業界で使えるとなったら・・・。
・「製薬会社は大麻の一部の成分、CBDだけに特化して医療で使おうとしているのです。つまり、大麻に含まれるいくつものカンナビノイド(様々な作用をもたらす成分)を研究し、それを実験室で化学的に合成するのです。そうすることで特許が取れ、また、違法とされている大麻そのものではないので、その化学合成された薬を医療に使ったり、販売できるのです。患者たちは大麻は違法で、手に入らなくとも、保険の適用のある合成薬なら手に入れられる。もちろん、本物の大麻からとれるオイルと、製薬会社によって化学的に造られたものとでは効果は天と地ほど違います。しかし、経済的な理由や法律のことで、手の届く唯一の選択肢としてうまく利用し、利益を上げようと企んでいるのです。」
・また、Adamは今後のオレゴン州の大麻法改正についても危惧しています。現在は、娯楽使用も合法となったオレゴン州ですが、医療大麻使用許可書を持つ人々は、カンナビスオイルや、エディブル(チョコレートやクッキーなど、食べて摂取するもの)など、様々な形態の大麻を購入でき、年齢の制限もありません。一方で、現在の娯楽使用目的の購入は、年齢制限21歳以上、フラワーと言われる乾燥大麻のみ。製薬会社は、医療大麻制度を廃止させようとしています。他州でもそうです。もしも医療大麻制度がなくなってしまったら、本当に大麻を必要としているLeniのように病に苦しむ幼い子供たちは、年齢制限のために大麻を治療目的で使用できなくなります。そして、そこに漬け込む製薬会社の存在。患者の1人1人に合った、大麻を交配・栽培している私たちと患者たちとの関係も無視し、仕事を奪い取り、化学的に造り上げた合成カンナビスオイルを押し付けるのです。
・2016年2月16日にプエルトリコで開かれる大麻授賞式(CannAwards)に、世界の大麻業界に最も影響を与えた人物としてノミネートされました。Adamは「様々な賞を取ることは、自分の名誉ではありません。ただ、それが大麻がどれだけLeniのような患者さん達に有用であるかを、世界の人々に認識してもらえるきっかけになると考えています。」そして、こう続けます。「どんな賞だって取れる自信が私にはあります。しかし、その賞の数は、製薬会社からすると何の意味もないことです。彼らは、私がどんな賞を取ろうと、合成薬でビジネスを成功させるため、医療大麻を排除しようとする。私は諦めません。正しいことを貫き通します」と。
・2015年8月、Adamはシアトルで行われた大麻会議では、スーツの人々で埋め尽くされる会場にオーバーオール姿で現れ、授賞式に参加しました。「私ほど、汗水垂らして、必死になってそれぞれの患者に最も適した大麻を交配している人はいないと自負しています。私は、世界一、多種類のCBD(薬理効果の高い成分)を含有する大麻草を育てています。世界で一番強いCBDも含めて。」
・今後のオレゴン州の動きに慎重ながらも、Adamはこれからの娯楽使用者が増えることについても楽しみにしているとのこと。「私の栽培する大麻が娯楽目的の使用者の間でも有名になり、多くの人々が購入する。そうなると、その売上金で、医療大麻の栽培に更に力を注げるからです」と。
・「私は、毎日、病に苦しみ、助けを必要としている人々の為に働いています。人を助けることで、私は生活費を頂いています。利益をあげるために働いているわけではありません。この植物を育てているのも、ビジネスのためではありません。私の助けを必要としている人がいる。それが、私が大麻栽培をする唯一無二の理由です。」

————————————————

・以上、Eugene Weeklyより抜粋、翻訳。一部、補足しました。
・この町の新聞がAdamを取材し、大きく取り上げたことに関しても、それだけ大麻を、そしてAdamを評価していることが分かります。

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(HP「420 GREEN TIMES」2016年1月21~22日付「“LEGEND”of Marijuana」より引用・一部編集加工)
https://420greentimes.wordpress.com/2016/01/21/legend-of-marijuana-2/
https://420greentimes.wordpress.com/2016/01/22/legend-of-marijuana-3/

【ポイント・私見】
・米オレゴン州在住の医療大麻栽培者のアダム・ジャック(Adam Jacques)氏は、高濃度の薬理成分CBD(カンナビジオール)を含む世界最高峰の医療大麻を栽培し、数々の医療大麻に関する賞を獲得しており、人々から医療大麻の「レジェンド」と呼ばれている。
・アダム・ジャック氏が処方するカンナビスオイルで、幼児・小児てんかん症が急速かつ劇的に治癒される事例が続出しているが、これは奇跡ではなく紛れもない事実である。
・アダム・ジャック氏は、医療大麻や法改正について慎重かつ現実的な対応が必要であり、製薬会社による合成大麻の危険性を主張している。
・製薬会社は大麻に含まれるいくつものカンナビノイド(様々な作用をもたらす成分)を研究し、その中からCBDだけに特化して実験室で化学的に合成した医療用大麻を使おうとしている。本物の大麻からとれるオイルと、製薬会社によって化学的に造られたものとでは効果は天と地ほど違う。しかし、経済的な理由や法律の制約で、手の届く唯一の選択肢としてうまく利用し、利益を上げようと企んでいる。
・また、ジャック・アダム氏は、製薬会社が全米で医療大麻制度を廃止させようとしていることに警鐘を鳴らしている。例えば、オレゴン州では、医療大麻使用許可書さえ持てば大麻購入に際して形態や年齢の制限はないが、娯楽使用目的の購入は年齢21歳以上でフラワーと言われる乾燥大麻のみに制限している。もし、医療大麻制度が廃止されれば、本当に大麻を必要としている人々が大麻を治療目的で使用できなくなり、患者の特性に応じた大麻を交配・栽培している栽培者と患者たちとの関係も無視し、仕事を奪い取り、化学的に造り上げた合成カンナビスオイルを押し付けられることになる。

・ジャック・アダム氏は、誰よりも医療用大麻について熟知しているだけでなく、大麻の栽培に精力を傾け、患者ごとに最適な大麻を処方していることにかけては人後に落ちないと自負している。また、娯楽用大麻にも賛成しているが、その売上を医療用大麻の栽培に使うという、現実的でバランスのとれた思考の持ち主で、極めて高い精神性を有する人物だ。「ビジネス」のいかがわしさを否定し、その象徴ともいうべき製薬会社との闘いに全身全霊を傾ける姿は、まさしく「米国のサムライ」だ。
・サムライ(侍)は日本にしかいないわけではない。それは人種や民族と関係なく、世界中にいる。彼らサムライ(SAMURAI)は、このアセンション時代に闇の勢力と戦う光の戦士である。


【追記】
最後の〝サムライ〟の行で、安西さんがニコニコしながら亀さんの顔をて、「昔、サムライというブロガーがいましたね…」と言うのだった。確かに昔の亀さんはサムライと名乗っていたなぁと、当時を懐かしく思い出した。まぁ、亀さんがサムライかどうかはともかく、安西さんも馬井こと言うなぁと感心した。亀…ではなくて豚もおだてりゃ木に登るってか…。


マイナス金利の狙い…
ここ数日の「カレイドスコープ」、なかなか良い記事を連発している。
女性を完全に敵に回した安倍政権の凋落が始まっている
本腰の古館伊知郎キャスターの冷静さの中に秘められた気迫
ハイパー・インフレ、預金封鎖、資産税への道

特に良かったのが「ハイパー・インフレ、預金封鎖、資産税への道」で、先月のまほろば会で金融のプロである安西正鷹さんも、「マイナス金利の衝撃とその目的」について語っていたのを思い出した。ご参考までに、安西ファイルに掲載された「マイナス金利の衝撃とその目的」の【ポイント・私見】、以下に転載しておこう。

・年が明けて、株や債券の世界的な下落傾向に拍車がかかる中、欧州や日本のQEによる米国金融の防衛策に限界が訪れた。そこで米連銀は、日銀に「ドルと米国債(を筆頭とする金融システム、米金融覇権)へのテコ入れ」を命じた。日米間の金利差の拡大、ドル高円安、日本から米国への資金流入などが起きるなら「まともな」マイナス金利策でなくてもよいと判断して、日銀は「マイナス金利」のイメージだけを誇大喧伝し、銀行が日銀に預ける当座預金の金利はプラスのままという、銀行の経営に配慮する内容にした。国内での権力を維持したい官僚機構や日銀内の対米従属派らが、むしろ積極的にその指令を遂行した、という解駅は、ある程度正鵠を得ている。
・日銀や政府がマイナス金利に固執する様子を見るにつけ、何者かに脅迫されて有無を言わさず実行を迫られており、その焦りがにじみ出ている様子が透けて見える。しかし、問題は、マイナス金利の導入を命じた犯人が誰かというよりも、その目的やそれがもたらす影響だ。

・マイナス金利が拡大一長期化すると、一般の預金をマイナス金利にしていかざるを得ず、預金を引き出して現金で保有しようとする人々が増える。その対策として、金融当局やその周辺から現金廃止論が唱えられる展開になる。政策金利を引き上げたばかりの米国でも話題になり始めている。実際に、欧州では「現金の廃止」を加速させているが、これらは決して偶然の流れではない、
・すでにマイナス金利を導入したスイスの場合、マイナス金利により銀行のビジネス・コストが増加し、銀行はそのコストを顧客に転嫁した。既に預金の利子はゼロ状態なので、貸出利率を引き上げるしかないというわけだ。
・欧州中央銀行(ECB)は、ユーロ圏内の、特にドイツの顧客志向の良心的な中小規模の地方銀行に対して、規制に対する報告の義務を強いることにより人件費を増大させ、多くの地方銀行を倒産や吸収合併に追いやった。同時に、欧州中央銀行は利回り曲線をフラット(短期金利を下げ、長期金利も金融緩和で下げる)にして、従来の銀行業務(企業への融資など)を行ってきた地方銀行は不利になり、逆に、投機や投資を主な銀行業務とするメガバンクに利益をもたらした。
・このように、マイナス金利の政策は、先進国の小規模な地方銀行を潰し銀行を合併させ、銀行の集約、管理を強化するためのアジェンダの一環である。究極のサバイバルゲームが銀行業界の中でますます熾烈になり、共食いをし始めたということだ。また、これはアジェンダの終着点である現金廃止を正当化する格好の口実となることにも留意しておかねばならない。
・現金の使用を禁止するということは、人々の経済的自主権を奪うことを意味する。マイナス金利に対して庶民が銀行から預金を引き出してタンス預金に走るのは、防衛するための手段として当然の行為である。現金がある限り、中央銀行は預金の流出に対して手が打てず、思い通りの金融政策がとれず、歯がゆい思いをするしかない。しかし、現金の使用を禁止したキャッシュレス社会では、金融当局がデジタル・マネーを管理することになるため、経済が好ましくない状況になるとマイナス金利を際限なく設定することが可能になり、このような問題は解決する。
・そして、現金が使えない社会では、口座から現金を引き出すことができないため、消費者は預金を使ってデジタル・マネーで消費をするか、マイナス金利なのでじっとしていても預金が目減りすることになる。「刀狩り」により防衛手段を取り上げられた大衆は、インフレと同じく目に見えない収奪装置を「お上が決めたことだから」「自然の摂理だから」という運命論を信じ込まされようとしている。

・また、現金の廃止と並んで、民間銀行の銀行信用(信用創造)をなくそうという提案が出ていることも要注意だ。確かに、信用創造はお金のバブルを作り出し、多大な副作用をもたらすので、好ましくない仕組みではある。スイスでは信用創造を禁止させるための国民投票が実施されるという話はあるが、現金廃止とセットになった議論であることを勘案すると、諸手を挙げて歓迎するわけにもいかない。
・現金と民間銀行の信用創造をなくすことによる最大の受益者は中央銀行である。結局、キャッシュレス社会で勝利するのは中央銀行なので、マイナス金利を積極的に推進する理由もこの辺りにありそうだ。中央銀行が世界的な金融危機が始まると同時に電子マネーを導入することに高い関心を示しているのが、何よりの証拠だ。
・究極のサバイバルゲームは、民間銀行同士の内ゲバで終わらず、ついに中央銀行にまで及んだ。中央銀行はその存在意義を保障してくれる手下の民間銀行をも喰らいつくして、延命を図ろうとしている。収奪的な現代文明の金融制度の制度疲労もここに極まれり、といったところか。憎悪に呪縛され全体から個への分裂による拡大再生産で発展してきた現代文明は、自殺願望でもあるかのようにふるまい始めた。いよいよ自壊への道を突き進み始めたのだろうか…。


安西さんが考えるように、ゼロ金利の目的は(中央銀行を最大の受益者にするための)キャッシュレス社会の導入なのか、あるいはカレイドスコープの言う「(中央銀行すなわち日銀に絶対的な権力をもらたすための)ハイパーインフレなのか、いずれが権力の狙いなのかという詮索はともかく、安西稿の最終行、「憎悪に呪縛され全体から個への分裂による拡大再生産で発展してきた現代文明は、自殺願望でもあるかのようにふるまい始めた。いよいよ自壊への道を突き進み始めたのだろうか…」は不気味である。

ただ、両者とも日本の国難というよりは世界最大の問題である、福島原発の問題についての視座が欠けているのは惜しい。しかも、福島原発事故を起因とする首都圏麻痺の方が、キャッシュレス社会やハイパーインフレよりも早く到来しそうなのだ。その意味で、注目すべきは5月26~27日にかけて行われる伊勢志摩サミットだ。G7、ひいては世界が、日本にどのような裁定を下すのか、今から注目だ。

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引きこもり? 結構毛だらけ猫灰だらけ、お尻のまわりはクソだらけ
先月になるが、2ヶ月ぶりにまほろば会に顔を出してきた。安西正鷹さんを囲んで多岐にわたるテーマが飛び交ったのだが、中でも印象に残ったのが以下のテーマだ。

・ゼロ金利が日本に及ぼす影響
・2016年版エコノミスト誌の表紙
・大麻についてのお復習い


特に「ゼロ金利が日本に及ぼす影響」の場合、お陰様で後に届いた月刊日本(三月号)の特集「アベノミクス大崩壊!」を、より深く理解することができたように思う。以下は同特集の冒頭である(赤線は亀さん)。

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続いて同特集の水野和夫氏の記事、さらには大手町太郎さんの記事に目を通したが、特に印象に残ったのが水野氏の記事にあった以下の行だ。

最も必要なことは、一刻も早くグローバル化をやめることです。

……中略……

グローバル化をやめるということは、成長戦略から「引きこもり戦略」に転換するということです。

月刊日本(三月号)p.24


引きこもりのすすめ、全く以て同感である。このあたりの水野氏の深意は、同氏の『資本主義の終焉と歴史の危機』に詳しいので同書に譲りたい。また、亀さんも簡単な書評を拙稿「資本主義の終焉04」に載せている。

続いて大手町さんの記事では、以下の行が特に印象に残った。

今や非正規労働者は2000万人、全労働者に占める割合は40%に達し、その内7割は年収200万円以下のワーキングプアである。
月刊日本(三月号)p.24


この行を肌で感じることができるのは、以下のブログ記事だ。
●23区格差、自立と人情と共同体 社会的共通資本のあり方

亀さんも同様のことを拙ブログのあちこちに書いており、たとえば拙稿「座敷わらしとの〝再会〟」がある。

話は変わるが、NHKで「本当は学びたい ~貧困と向き合う学習支援の現場から~」という番組を見た。番組の冒頭で、「日本人の子どもの6人に1人が貧困」というキャプションが目に飛び込んできた。亀さんの子ども時代は貧しかったものの、明日への希望に満ち溢れていた時代だった。亀さんの父親世代の懸命な頑張りで、少なくとも物質面では豊かな日本になったことは確かだ。ところが、いつの間にか日本は子どもの6人に1人が貧困に喘ぎ、明日への希望を見出せないという社会に変貌してしまった。


本題と外れるが、ここに来て連日のように日本列島を覆っている死の濃霧、こんな時は家に引きこもっているのがベストだ。引きこもり、大いに結構。結構毛だらけ猫灰だらけ、お尻のまわりはクソだらけってね。




独立を回復したドイツ
安西ファイル「激動する2015年以降の世界金融・経済情勢 その12」だが、「(7)BIS(国際決済銀行)とヒトラー、メルケルを結ぶ線」という章を見落としていたので、急ぎ同章の【ポイント・私見】を以下に紹介しておこう。

【ポイント・私見】
・BIS規制によって自己資本比率8%に縛られた商業銀行は、12.5(100%÷8%)倍までしか信用創造できない。こうして収益の源泉を制限された商業銀行とは異なり、投資銀行は1999年のグラム・リーチ・ブライリー法で銀行と証券会社の垣根を取り払われた。これにより、投資銀行は自己資本規制の縛りから解き放たれて証券会社と同様、思う存分に信用創造して株や債券に好き勝手に投資できるようになった。そして、貪欲に収益を追求するあまり、デリバティブにのめり込み、自己資本の数十倍もの想定元本を積み上げるまでに至っている。
・現在、欧米の大手投資銀行が購入している高リスク商品がデフォルトとなる恐れがあり、リーマンショックを上回る金融カタストロフィーの再来が懸念されている。その根本的原因を作ったBIS(国際決済銀行)は「中央銀行の中の中央銀行」と呼ばれるが、当初は、第一次世界大戦で敗戦国となったドイツに賠償金を支払わせることを目的として設立された。
・しかし、第二次世界大戦中は米国企業がナチスドイツ(ドイツ第三帝国)に融資するバイパスとして、真逆の役割を果たした。つまり、BISは秘密裏にナチスドイツを育て、アドルフ・ヒトラーを操って第二次世界大戦を引き起こした「戦争製造マシーン」である。

・旧ソ連のKGB(国家保安委員会)の記録によると、アンゲラ・メルケル独首相は、アドルフ・ヒトラーの実の娘であり、人工授精によって誕生したという。メルケルはヒトラーとまったく同じ目をしているなど、人相は驚くほど酷似しており、荒唐無稽な話ではない。
・アドルフ・ヒトラーは1889年「4月20日」生まれ、アンゲラ・メルケルは1954年「4月20日」生まれである。4月20日はベルテーン祝祭の魔女の宴サバットの11日前であり、バール神に血の生け贄を捧げる日といわれ、悪魔崇拝に関係する日付だ。メルケルは東独のルーテル教会のコネクションでカトリック教会の管理人になった。これによって、バチカンとの深い結びつきができたと思われる。
・2005年「4月20日」、ナチ党員歴のあるヨーゼフ・ラッツィンガーが教皇ベネディクト16世となった。その後、2005年11月22日にメルケルがドイツの首相に選出された。その11月22日は、チャールズ・ダーウィンの宇宙の創造主を否定する反キリスト的な著書『種の起源』の出版記念日だった。
・メルケルはリヒャルト・ワグナーの作品に異常な執着を持っている。ワグナーは悪魔主義者であり、悪魔的な舞台神聖祝典劇「パルジファル」というオペラを書いた。奇しくも、パルジファルはアドルフ・ヒトラーのお気に入りでもあり、ヒトラーはワグナーの崇拝者でもあった。
・メルケルはアドルフ・ヒトラーと同様に、ワグナーの楽曲「ワルキューレ」の騎行に魅了されている。ワルキューレは北欧神話に登場する小さな女性の神々であり、戦場において死を定め、勝敗を決するといわれる。彼女たちは、終末の最終戦争でオーディン(北欧神話の主神にして戦争と死の神)の軍隊に加わる王侯や勇士を選り分け、ヴァルハラへ迎え入れて彼らをもてなす役割を担う。

・メルケルは、世界寡頭権力の言論兵器の一つである英『エコノミスト』誌の年頭増刊号の表紙で、2015年には中央やや左に、2016年には中央に配置された。2015年の時は、ジャケットのボタンを囲む三角形を作るかのように両手の指を合わせ、悪魔的なシンボルである「プロビデンスの目」(すべてを見通す目)をサインとして送っている。これは、世界寡頭権力がメルケルを、今年の国際政治における最重要人物と位置付けていることを意味する。
・メルケルがヒトラーが崇拝するワグナーの「ワルキューレ」に心酔しているエピソードと考え合わせると、彼女に与えられた使命はヒトラーの再演とドイツ帝国の復活(第四帝国の創建)であると推察される。つまり、ワルキューレの頭領として他のワルキューレたち(各国の女性元首や各界の女性指導者たち)を統括して騎行し、軍神オーディン(世界寡頭権力)の軍隊に加わる王侯や勇士(各国の男性元首や各界の男性指導者たち)を世界最終戦争(第三次世界大戦)の決戦場へと駆り立てるのではないか。

・2015年の元旦と年末、NHKはヒトラーに関する特集ドキュメンタリー番組を放映した。言論兵器であるテレビが、それも国営放送局が年の幕開けと年の瀬にヒトラーの特番を放映したことに胸騒ぎを覚えるのは私だけだろうか。


安西ファイルの第7章は、「BIS(国際決済銀行)とヒトラー、メルケルを結ぶ線」という主題になっており、このBIS・ヒトラー・メルケルを結ぶキーワードは、〝ドイツ第四帝国〟だ。BISの胡散臭さについては安西さんの私見に同意するが、メルケルの生物学的な父親をヒトラーとする都市伝説については、本腰を入れてまで真偽を確認してみようという気は全く起こらない(爆)。安西さんがこうしたテーマを取り上げたのも、まほろば会においてドイツ第四帝国が幾度か過去において取り上げられてきたからだろう。たとえば、2011年11月に開催されたまほろば会では、以下のようなテーマが話題になっている。

ドイツは、(1)神聖ローマ、(2)プロシア、(3)ナチス帝国を経た後、現在は(4)第四帝国の道に進みつつあり、それを防止しようとイスラエルは試みている。


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亀さんは、遠い将来にドイツ第四帝国が興る可能性は否定しないが、現在および近未来という短期のタイムスパンで見る限り、当面においてドイツ第四帝国が興ることはあり得ないと見る。その思う理由の一つは、欧米に対してハード面でもソフト面でも、圧倒的な軍事力を中露が握ったという現実があるからだ。そのあたりについて、拙PDFにもまとめているので参照していただきたい。
http://www.nextftp.com/tamailab/etc/warring_factions.pdf

横道に逸れるが、上記PDFで紹介した「スプートニク」紙に下のような興味深い記事が昨日掲載された。
CIA元職員、ロシアはシリアへの米侵攻から世界を救済

同記事の中で亀さんが注目した行があり、それが赤線で示した以下の行だ。オバマ大統領もメルケル首相もケリー長官も、隠れキリシタンならぬ〝隠れ中露派〟であることに思いを致せば、「スプートニク」紙の〝意図〟が透けて見えてくるではないか…(笑)

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それからもう一つの理由なんだが、それは戦後のドイツの歩みをじっくりと見つめれば、ドイツ第四帝国への道とは真逆の道を歩んできたことが分かるからだ。そのあたりは矢部宏治氏の『日本はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか』(集英社インターナショナル)に詳しいので、以下に引用しておこう。

ドイツの「独立」までの歴史
『国際連合憲章逐条解説』に「東方政策」という言葉で書かれていたように、ドイツは第二次大戦後、広大な領土をポーランドやフランスに割譲することを認め、国家としての「謝罪外交」も展開し、必死になって「過去の克服」をおこなうことで「新しいヨーロッパ」の中心国としての地位を固めていきました。

その輝かしい成果が現在のEU(ヨーロッパ連合)であり、ドイツはみなさんよくご存じのとおり、その中心にどっかり腰をおろして、他のヨーロッパ二七カ国とともに強固な地域共同体を形成しています。現在のドイツを「アメリカの属国」だとか、国連憲章における「敵国」だと言う人はどこにもいないでしょう。戦後、わずか六人の首相によって達成されたその「独立」までの歴史を、ごく簡単に説明すると次のようになります。

まず、戦後最初の西ドイツ首相となったコンラート・アデナウアー(キリスト教民主同盟党首。一九四九年から一四年間、首相の座にありました)は、ちょうど日本の吉田首相と同じように、徹底した対米従属路線を強いられることになりました。しかしそうしたなかでも彼の、「新しいドイツ人は、断固たるヨーロッパ人たるべきである。そうすることによってのみ、ドイツは世界に平和を保障される」(『アデナウアー回顧録』佐瀬昌盛訳/河出書房)という明確な国家方針に揺らぎはありませんでした。先にふれた、西ドイツの首都をフランクフルトにして、その周囲を米軍基地でかこむというアメリカの計画を、土壇場でひっくり返したのもアデナウアーでした。

そしてその後、二人の首相をはさんで、一九六九年にドイツ社会民主党への政権交代が起きると、第四代首相となったヴィリー・ブラントは、それまでできなかった「東ドイツの事実上の容認」と、「ハルシュタイン原則(東ドイツと国交のある国とは外交関係を結ばないという、それまでの基本方針)の完全撤回」に踏み切りました。

さらに「ドイツ(東ドイツ)とポーランドの国境」についても、大きく譲歩することを認め(オーデル・ナイセ線の確認/次ページ)、領土問題にも決着をつけました。一九七〇年にはポーランドの首都ワルシャワで、ユダヤ人ゲットー(強制居住地区)の跡地にひざまずいて献花し、ナチスによるユダヤ人虐殺について心からの謝罪を表明したことは有名です。

ブラントのあとをついだ第五代首相のヘルムート・シュミットも、周辺諸国との融和政策を押し進めました。彼は「サミット」と呼ばれた一九七〇年代の先進国首脳会議(G7)が華やかだったころの主要メンバーで、日本でもよく知られたハンサムな政治家ですが、日本の外交問題について意見を求められるたびに、

「日本は周囲に友人がいない。東アジアに仲のいい国がない。それが問題です」

と礼儀正しく、しかしはっきりと助言してくれていました。一九七九年の東京サミットにも来ていたので、私もよくおぼえています。三〇数年後のいまになって、彼の助言がいかに大切なものだったかが身にしみてわかります。それは同じ敗戦国だったドイツからの、本当の、心からの助言だったのです。

ごのようにドイツはさまざまな努力の結果、『国際連合憲章逐条解説』にあるように、すでに一九七〇年代、「敵国」としての位置づけを事実上、脱することに成功していました。

そうした歴代の首相たちの努力があったからこそ、第六代首相となったヘルムート・コール(キリスト教民主同盟)は、冷戦終結のチャンスをとらえて一九九〇年九月」二日に、「ドイツの戦後処理に関して責任をもつ」戦勝四カ国(米英仏ソ)と東西ドイツのあいだで事実止の「講和条約」(通称「2プラス4条約」)を結び、敗戦国としてのなごりをすべて清算することができたのです。そして翌月一〇月三日のドイツ再統一、さらには一九九三年一一月一日のEU創設へと突き進むことができたのです。

一九九〇年に結んだ「2プラス4条約」にもとづき、米英仏ソの駐留軍はすべて一九九四年までにドイツから完全撤退していきました。現在ドイツに残っている米軍は、基本的にNATO軍としての制約のもとに駐留しており、そのドイツ国内での行動にはドイツの国内法が適用されています。

こうして日本と同じく第二次大戦の敗戦国だったドイツは、長く苦しい、しかし戦略的な外交努力の末、戦後四九年目にして、ついに本当の意味での独立を回復することができたのです。

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左側の太線がオーデルサイセ線(ドイツとポーランドの国境)で、灰色の部分がドイツの失った領土。横線の部分がポーランドの失った領土。ドイツはこの国境変更により、帝国の中心だった旧プロイセン王国の領土のほとんどを失い、1200万人の難民が、オーデル・ナイセ線を越えてドイツに「帰還」した。


『日本はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか』p.238~


それにしても、「CIA元職員、ロシアはシリアへの米侵攻から世界を救済」という一本の記事の中に、「米紙「NYT」 シリアはオバマの恥、そしてプーチンの勝利」、および「メルケル首相、トルコ首相との会談で「シリアでのロシアの空爆に恐怖」と語る」という、2本の別記事を小枠で紹介するという「スプートニク」紙、なかなかやるワイと思った(笑)。

米国の衰退、中国の台頭
安西ファイル「激動する2015年以降の世界金融・経済情勢 その12」の最後を飾るのは、「(6)ポスト「ブレトンウッズ体制」への新たな動き」という章で、あとは数名の霊能者による予言を取り上げた章なので割愛したい。では、早速同章の【ポイント・私見】を以下に紹介しておこう。

【ポイント・私見】
・世界寡頭権力は今、世界の覇権構造は米国への一極集中から、欧米主要諸国や近年台頭著しい中露などのBRICS諸国とが乱立する多極化への転換を密かに進めている。その一環として、第二次世界大戦後の国際金融体制を支えてきたブレトンウッズ体制の柱である、国際復興開発銀行(IBRD。通称「世界銀行」)と国際通貨基金(IMF)の力を相対的に低下させる一方、新開発銀行(BRICS開発銀行)とアジアインフラ投資銀行(AIIB)を新たに国際金融体制の柱に据えようとしている。
・最近、米国のシンクタンクであるピーターソン国際経済研究所(PIIE)が、米国の存在を無視したSuprafundの創設を提言している。PIIEは米外交問題評議会(CFR)のメンバー(ピーター・ピーターソン元理事長、フレッド・バーグステン)によって創設され、世界寡頭権力の代理人であるヘンリー・キッシンジャーとも関係の深い機関だ。
・PIIEの背景とその提言内容を勘案すると、世界寡頭権力は新世界秩序を支える新たな国際金融体制の構築に向けて、また力強い一歩を踏み出そうとしていることがわかる。世界恐慌を契機に中東や極東で第三次世界大戦を勃発させようと目論む彼らは、早くも「戦後処理」の青写真を描き始めたようだ。


本文にも目を通したが、亀さんが特に注目したのは、安西さんが〝世界寡頭権力の代理人〟としているヘンリー・キッシンジャーだ。キッシンジャーと言えば、92歳という高齢にも拘わらずモスクワに飛び、プーチンと対談を行った同氏について、飯山一郎さんが以下のような記事を書いているので、改めてキッシンジャーの肚を知る意味で、目を通しておこう。
◆2016/02/04(木)3  一般論:悪いヤツほど長生きする!

もう一点、流石はエコノミストの安西さんだと思ったのは、国際金融についての的確な話を本文で紹介していた点だ。それが以下の行である。

・IMFに対するアメリカの影響力が弱くなるということは、IMF及びブレトンウッズのツインの片側である世界銀行グループ、そして他の国際金融機関が弱体化し、その代り、BRICSの新開発銀行、中国主導のAIIB、チェンマイイニシアティブ、ヨーロピアン・スタビリティ・メカニズムなどが台頭するということです。


基軸通貨であるドルの衰退を物語る行である。また、次の基軸通貨が中国の元になりつつあることを予想させる記事が、最近のネット界に増えてきた点も併せて指摘しておきたい。その中国の最近の躍進ぶりには目覚ましいものがあり、その意味で先月中国を訪れたという新井信介氏の以下のビデオは必聴である。



かつて亀さんが立ち上げた脱藩道場の道友で、現在シンガポールに住むKさん、東日本大震災前は大手重電機メーカーの社員として、アジア各国を飛び回っていた人間だが、そのKさんは仕事で上海を中心に中国本土各地を訪れており、その時のKさんの中国での体験談を幾度も聞かせてもらったこともあり、新井氏の話も素直に耳を傾けることができた。

えっ! 第三次世界大戦が勃発するのォ~?(笑)
安西ファイル「激動する2015年以降の世界金融・経済情勢 その12」の続きだ。今日は、「(5)第三次世界大戦への誘導工作」で、少々長くなるものの、その【ポイント・私見】に書かれていた内容は以下のとおり。

【ポイント・私見】
・新聞やテレビなどのマスコミは、体制を転覆させてグローバリズムを浸透させ、世界政府を樹立させるためにつくられた「公器」という名の言論兵器だ。世界寡頭権力は、あらゆる体制を崩壊させることこそが、国を持たない自分たちにとって、見えない領土を築くことになると考えている。
・新聞、テレビなどはすべてユダヤ的思考の産物である。ユダヤ的思考とは、ヘーゲルの弁証法的思考のことを言う。「正・反・合」の上昇スパイラルの果てにはシオニスト・ユダヤ(その神は、グノーシスのサタンである)による世界統一政府へと誘う。
・西側のプロパガンダは、正解でもあり不正解なものもあるが、その部分は表裏一体となっていて区別がつかないようになっているので、慎重かつ細心の見極めが必要である。

・世界寡頭権力は、第三次世界大戦を引き起こすことに必死だ。あるいは、カオスを生成しながら第三次世界大戦が起こるように見せかけて世界中を欺き、その間隙をぬって、密かに彼らのイノベーションを促進させ、本当の新世界秩序を定着させてしまうシナリオも立てている。
・北朝鮮は旧ソ連の支援を受けて建国されたが、米国(正確には、米国の指導層に食い込んでいるネオコン、シオニスト・ユダヤ勢)も関与している。北朝鮮は、将来、東アジアを第三次世界大戦の発火点にすることを目的として、彼らが第二次世界大戦以前に仕込みを行った人工国家である。
・また、日本もアメリカ本土と同様に、北朝鮮の標的であるかのように喧伝して国民の恐怖を煽り、安倍政権と軍産複合体を助けてきた。北朝鮮の脅威にさらされているという格好の口実を与えてくれる在日米軍基地は、確実で莫大なリターンを得ることができる理想的な投資となっている。
・大日本帝国の残置国家でもある北朝鮮が、旧宗主国の日本とともに、米国の下僕となって生き残りを図る事大主義に取り憑かれていることは、悲劇としか言いようがない。

・朝鮮半島の分割案は、1894年に日本の代表団がロシア帝国のニコライ2世の戴冠式に出席した時に検討課題に上ったのが最初とされている。第二次世界大戦終結後、米国が北緯38度線で朝鮮半島を南北に分断したときに策動したのがディーン・ラスクという米軍当局者である。彼が韓国との間に竹島問題という後々に日韓の怨念の元になっている領土問題を埋め込んだことは、「ラスク書簡」に記されている。
・韓国を異常に敵視する日本の保守系団体は、ラスクが埋め込んだ「嫌韓プログラム」の実行部隊となっている。彼らは米国の意向に沿って、日本と韓国の分断工作に必死に取り組んでいる。声高に愛国主義を叫んではいるが、実は米国や北朝鮮が願う日韓離間工作を幇助しており、結果として日本の破壊工作員となっている。同時に、日本をグローバリズムの渦の中に叩き込んで世界統一政府に取り込もうとしている第三次世界大戦待望論者ともなっている。
・ここにも、朝鮮半島と日本との間にもう一つの悲劇が強要されていることがわかる。先ず日本側が戦後七十年間、自らが米国の実質的植民地となっており、東亜の不和と対立を強いられてきた真実の歴史に気付かなければならない。その時から、積年の難題と思われた南北朝鮮との和解と融和の第一歩が始まる。

・2015年11月のパリ同時多発テロの後に、世界各国の首脳が一堂に会する気候変動会議・COP21が開かれてから間もなく、欧米の主要国(米、英、仏、独)と露が揃ってIS(イスラム国)攻撃のためシリアまで戦線を拡大させた。このタイミング良さは、2001年のニューヨークの同時多発テロ後の動きと酷似している点で不気味だ。一歩間違えると「欧米対ロシア・中国」の戦い、つまり世界最終戦争「ハルマゲドン」に向かうことになる。世界寡頭権力は中東にも新たな発火点を仕掛けたようだ。


いつものように、最初に【ポイント・私見】を読み、続けて5ページ以上にも及ぶ本文も丹念に目を通してみた。この第5章の「第三次世界大戦への誘導工作」、本文も結論(【ポイント・私見】)も何処か一つピントが外れているなぁ…、と思いつつ読み進めていたんだが、本文の最後に引用先がブログ「カレイドスコープ」の以下の記事と知り、ナルホドと思った亀さんである(笑)。
北朝鮮の核爆弾と秘密結社、そして沖縄の核ミサイル基地

亀さんは昨年の大晦日、「亡国の響き、除夜の鐘」と題する記事を書いたが、その記事のなかで「最近のカレイドスコープはナンカ少し変」と書いた。その後、飯山一郎さんも以下のような記事を書いていた(爆)。
最近では佐野千遥氏やカレイドスコープ氏が,飯山一郎の些細な言葉によって心と精神が傷ついてしまい,我を忘れて怒りを爆発させて狂ってしまった。損するのは激怒・激昂した本人である。が,本人は気づかないwww

お復習いの形になるが、カレイドスコープ氏について少し言及しておこう。亀さんは同氏の一連の記事については、一応は評価しているんだ。そのあたりは拙稿「ご無沙汰…」にも書いた。

先週の日曜日にNHKで放送された日曜討論会「混迷シリア情勢 どうする難民」、幕下格にすぎないカレイドスコープ氏の記事の方が、序の口レベルにも達していないNHKの上記の番組よりも、遙かに正確にシリア情勢の本質を衝いていた。


まぁ、今日取り上げた安西ファイルの本文(第5章)は、「北朝鮮の核爆弾と秘密結社、そして沖縄の核ミサイル基地」を敷衍しているはずなので、詳細は同記事にあたってもらうとして、同記事に対する2点の反論のみを以下に述べておこう。他は概ねカレイドスコープ氏、そして安西さんの主張に賛成だ。

■第三次世界大戦が勃発?
安西ファイルの本文(第5章)には、カレイドスコープ氏の記事から引用した以下のような記述がある。

一歩間違えると「欧米対ロシア・中国」の戦い、つまり世界最終戦争「ハルマゲドン」に向かうことになる。世界寡頭権力は中東にも新たな発火点を仕掛けたようだ。


確かに、世界最終戦争を起こしたい〝世界寡頭権力〟、そして〝世界寡頭権力〟の鉄砲玉である戦争屋は、大きな戦争を引き起こすことによって今日まで生き延びてきたのだし、今までの戦争路線をシリアでも踏襲したいと思っていることは間違いない。だが、街中で時々見かける喧嘩を思い出せば分かるように、喧嘩に強い弱いはあるにせよ、喧嘩というのは大人同士でやるのが基本であり、大人と子どもの喧嘩は最初から話にならない、チュウことだ。だから、カレイドスコープ氏の述べる世界寡頭権力vs.中露の〝喧嘩〟も、今や〝大人と子どもの喧嘩〟に成り下がっていることに気がつかないと、世界情勢を大きく見誤るのである。

それだけ、彼我(世界寡頭権力vs.中露)の軍事力の差が開いてしまっているのだ。このあたりが見えないから、「すわ世界最終戦争か…」などと騒ぐわけなんだが、それでも世界寡頭権力の鉄砲玉である戦争屋が、自暴自棄に陥るという最悪の事態は想定しておく必要があるだろう。つまり、仮に子どもが手にしている銃を、大人に向けて撃ったらどうなるか…、ということなのだ。これが亀さんの心配している自暴自棄に陥った戦争屋の暴走であり、そのあたりは先日の拙稿「自暴自棄に陥りつつある戦争屋」を参照していただきたい。

■北朝鮮はアメリカの下僕?
また、以下のカレイドスコープ氏と安西さんの主張だが、確かに矢部宏治氏の著した、『日本はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか』を引き合いに出すまでなく、日本はアメリカの下僕だが、北朝鮮がアメリカの下僕であるとする点については、ゼンゼン納得がいかないんだが(嗤う)。以下はカレイドスコープ氏の記事からの引用と思われる安西ファイルの本文だ。ソレに対するコメントは長くなるので省略させていただくが、関心のある読者は飯山さんの「金王朝の “深い謎”」に目を通していただきたい。

大日本帝国の残置国家でもある北朝鮮が、旧宗主国の日本とともに、米国の下僕となって生き残りを図る事大主義に取り憑かれていることは、悲劇としか言いようがない。


それにしても、カレイドスコープ氏は「北朝鮮の核爆弾と秘密結社、そして沖縄の核ミサイル基地」でも、現在の人類最大の問題であるフクイチについては、全く言及していなかったなぁ…、ドーシテ(嗤う)。

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拙稿「これはね、放射能隠し…」から

おぅ、風の吹くまま、気の向くまま、好きな所へ旅をしてんのよ。
安西ファイル「激動する2015年以降の世界金融・経済情勢 その12」の続きだ。今日は、「(4)専門家予測や予言・預言を装ったプロパガンダ」で、少々長くなるものの、その【ポイント・私見】に書かれていた内容は以下のとおり。

【ポイント・私見】
・米国の著名な資金運用アドバイザーや貴金属投資コンサルタントが一様に、「すでに崩壊は始まっている」、「2016年はかなり注意の年」と警告を発している。
・ロイヤルバンク・オブ・スコットランド(RBS)のエコノミストが高品質の優良債権以外の金融資産を全て売り払うことを顧客に警告した。JPモルガンチェースも株式を速やかに売却することを勧めている。大手金融機関が顧客にこうした警告を出すことが異例だとして、国際金融の関係者に大きな衝撃をもたらしている。
・リカルド・サラザールという牧師は、今年、日中戦争や第三次世界大戦、小惑星の衝突が起こるといった黙示録的な予言を流布し、自分の預言こそ正しいと嘯いている。彼は日本に拠点を置いているが、その活動内容は謎に包まれており、イスラエルとの関係も疑われる。『マタイの福音書』の「偽預言者が多く起こって、多くの人々を惑わします」という記述そのままの世相となっているのが現代ならば、彼はまさに「偽予言者」である。
・権威ある機関や専門家、霊能者たちは、世界支配層の国境なき資本によって運営されているマスコミやネットなどのあらゆるメディアを使って予言をまき散らし、人々を不安と恐怖に陥れている。彼らは自分の意思とは無関係に、本人には知られることなく利用されていることもある。
・こうした広範囲のキャンペーンが活発に展開されている場合は、ロスチャイルド、モルガンを始めとする、いわゆるユダヤ系国際銀行家集団が計画したシナリオに、狼狽した世界中の人々を引き込んで、崩壊をさらに大規模にしようという意図があるときである。
・これは、メディアから大衆へ一方的に価値観が垂れ流される、怒りを促すマインド・コントロールであり、それをムーブメントすることを目的としている。この怒りの感情に伴って人々の思考の中に生まれてくるのがネガティブな予言であり、それらは人間が行う善と悪の判断から発生する。
・天使も悪魔も、個々の人間の感情や都合が創り出している虚像に過ぎないものであって、実態が無いのだ。そもそも天使も悪魔も無いのだから、善悪のジャッジをしてはならない。人間がどうしても抑制することの出来ない、白と黒の思考回路。そして、自分自身が今、物事を悪と見做して否定することを否定しているという大きな矛盾。これらの問題を解消するには、自分の目の前で起きている現象を、善と悪に分けることをやめて、その代わり好きと嫌いで分ければよい。ここにネガティブな予言の実現を回避するヒントがある。
・ブルガリア政府が国家最高機密に指定して記録・保管しているババ・ヴァンガの予言は85%の確率で的中していると言われている。「2016年にはイスラム教徒による戦争が始まる」という予言が今、注目を集めている。但し、彼女の予言は、近年(2008年以降)ではその多くが的中していない。
・これは、彼女のネガティブな予言に注目して意識した人々の危機感が、それを回避する行動を起こした結果、今の世の中が彼女が幻視した世界とは異なるパラレルワールドに移行したことを物語っているのではないか。彼女の死後、未来はどんどん遠ざかっていることもあり、新しく変化した状況に基づいて予言がなされていないため、今後も予言の的中率は低下していくと思われる。
・ネガティブな予言も、ポジティブな予言も、その予言をした者に対してのみ現実になるだろう。 自分の思考が現象化する個別の世界、パラレルワールドがこれから加速するからである。


最初に【ポイント・私見】を読み、続けて6ページにも及ぶ本文も読んでみた。予言についての話が中心なのだが、〝平成の寅さん〟を自認する亀さんが安西ファイルを読みながら、ふと頭に浮かんだのが寅さんの以下の言葉だった。

京はるみ:寅さん、いつもこんな風に旅してんの?

寅さん:おぅ、風の吹くまま、気の向くまま、好きな所へ旅をしてんのよ。まぁ、銭になんねぇのは玉に瑕だけどな。

京はるみ:そんな人生もあんのね。あしたは何をするか、あすになんなきゃ決まらないなんて…。いいだろうな…


寅さんのことば 80


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寅さんのように、「あしたは何をするか、あすになんなきゃ決まらない」的な生き方に憧れる亀さんの場合、普段予言についてあまり深く考えることはない、つうか興味ないんだが、それでも以下の安西さんの発言に深く共鳴した。

自分の目の前で起きている現象を、善と悪に分けることをやめて、その代わり好きと嫌いで分ければよい。ここにネガティブな予言の実現を回避するヒントがある。


確かに…。ネガティブな予言については安西さんの言うとおりだ。だが、一方でネガティブな予言ではなく、ことが国際政治や国際経済という話になった場合、「好きと嫌いとに分けるのをやめて、その代わりに善と悪に分ければよい」という具合に、逆の見方をしていかないと失敗するだろう。たとえば、亀さんはロシアのプーチン大統領を高く評価しているのだが、これは何も亀さんがアカ(共産主義者)になったとか、『アナスタシア』を愛読しているからといった理由ではなくして、客観的に熟考を重ねていけば、へそ曲がりでない限り、プーチンを自然と高く評価するようになるものなのだ。

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さて、今日は何しようかな…、あっ、大量の仕事(翻訳)があるんだっけ…。というわけで、今日も早朝から15時間パソコンに向かう亀さんであった(予言…爆)。

え! 米中合同軍事演習の目的は米国民を抑圧するため…?
安西ファイル「激動する2015年以降の世界金融・経済情勢 その12」の続きだ。今日は、「(3)金融恐慌に備える世界支配層」で、その【ポイント・私見】に書かれていた内容は以下のとおり。

【ポイント・私見】
・2016年1月1日から欧州金融機関ではベイルイン制度を導入した。欧州委員会は一刻も早く導入させたがっていたといわれる。米国でも最近、FRBは大きすぎて潰せない銀行に対する銀行救済額を制限するという新たなルールを導入した。
・また、最近、ニューメキシコ州でFRB主催の秘密会議が開催され、出席した欧米の大手銀行関係者たちは、強制的に国家安全保障協定に署名させられたという情報がある。
・2015年12月、FRBは金融緩和策を縮小し、政策金利を引き上げた。これにより早晩、デリバティブや金融システムが崩壊し、世界中の銀行が破綻することが予想される。
・米中合同軍事演習の本当の目的は、米国内における米国民を抑圧するためのもの。米政府は、米国内で市民暴動が起きた場合に国連や外国軍から軍事支援を受けるために彼らといくつかの協定を結んでいる。デリバティブの破綻で大手金融機関が倒産し、自分たちの預金が戻ってこないことが明らかになると、米国では銀行休業日に人々が預金を引き出すことができなくなるかもしれない。その時、社会的な混乱が起き、市民の暴動を抑えるために軍が介入することになるXデーとなる可能性がある。2015年に行われたジェイドヘルムは、こうした暴動が起きることを想定して実施された。
・このようなシナリオは世界寡頭権力が計画したものであり、彼らはその時が近づいている(正確には近づけている)ことを知っているので、これに備えて世界的にベイルインの導入を急いでいる。


冒頭はベイルイン制度の話なので、これはエコノミストの安西さんの独壇場だな…、と思いつつ読み進めていたところ、トンデモないことが書いてあった…。

米中合同軍事演習の本当の目的は、米国内における米国民を抑圧するためのもの。


エゞゞゞゞゞゞ……ッと驚きつつ、急ぎ【ポイント・私見】の情報源を確認したところ、またもやブログ「黄金の金玉を知らないか?」…。同ブログの2016年1月8日付の「レリゴー!EUベイルイン開始について」という記事からの引用だった。そして、どうやら黄金の金玉の記事も別の所からの引用のようで、本当の情報源を確認したところ、「Before It's News」というサイトに掲載された以下の記事に辿り着いた。
Key Bankers Told Bank Holiday Is Near-Read This Before Taking Money Out of the Bank

早速目を通してみると、ナルホドそれらしきことが書いてある…(傍線は亀さん)。

Please note in the above video, that the joint Chinese/U.S. military activities, moved very quickly from humanitarian to combat. This because they were practicing civilian suppression.


まぁ単刀直入に言って、この英文記事はプロパガンダ記事の典型だね。今のアメリカが戦争派と平和派の二つに分かれているという、肝心な事実を同記事はスッポリと見落としている、ちゅうか故意に書いていない…(嗤う)。まぁ、それはドーデモいいんだけど、中国が一緒に合同軍事演習をしたのは〝平和派のアメリカ〟であったことに思いを致せば、「米中合同軍事演習の本当の目的は、米国内における米国民を抑圧するためのもの」などといった、的外れな結論が出るはずがないんだが…。このあたり、ときどき亀さんのブログ記事を紹介してくれている、「ココログ里子のブログ」の以下の記事を読めばハッキリするはずだ。

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アメリカと中国は なかよしこよし

以上だが、以下の安西さんの私見についての判断は読者にお任せしょう。安西さん、〝NWO〟がアメリカ国内の戦争派vs.平和派に、どう絡んでいるのかといった講話を、次回のまほろば会でお願いします m(.___.)m 

金利が上昇し、デリバティブが崩壊しようとしている段階になるともはや何もできなくなります。世界中が 大混乱します。銀行が閉鎖すると現金が使えず、食糧も手に入らなくなります。金融システムの崩壊、銀行破綻が起きた後にNWOが始まります。


世界大恐慌よりも怖い話
安西ファイル「激動する2015年以降の世界金融・経済情勢 その12」の続きだ。今日は、「(2)金融恐慌を引き起こす数々の時限爆弾」で、その【ポイント・私見】は以下のとおりだ。

【ポイント・私見】
・2016年、世界は株価大暴落で幕を明け、今もその真っ只中にいる。かねてより噂されてきた世界大恐慌の到来を予感させるが、株価以外にも金融ハルマゲドンの発生をもたらしかねない数々の危険な時限爆弾がリスク要因として懸念されている。
・新興国経済の破綻、巨額のデリバティブ、新たなサブプライムローン問題、石油価格の下落、サウジアラビアの財政悪化、中国の人民元安と景気悪化など、さまざまな時限爆弾があり、何が契機となってどのような経路で世界恐慌へ至るのかは予測がつかない。世界経済は非常に脆弱な地盤の上で辛うじて持ち堪えている状況に変わりなく、ますます悪化の一途をたどっていることは間違いない。
・最近の原油価格暴落の原因は、シェールオイルがらみの債券のデフォルトを狙ったロシアの戦略であり、西側の欧米諸国とBRICS陣営の経済戦争の一環という見方がある。これとは別に、夢の技術といわれた核融合の開発に成功したからではないかという説が出てきた。もしこれが本当だとすれば、産油国の没落とエネルギー政策の大転換が起こることが予想される。
・核融合は石油や核分裂エネルギーに依存した現代文明の終焉をもたらし、万類が共存し生成発展が可能な新文明の礎となり得るだろうか。それは、核融合をこれまでのように一部の者たちが独占して有償とするのではなく、フリーエネルギーのように無償で開放できるかにかかっている。


本文は4ページにもわたる長文なのだが、よくぞこれだけコンパクトにまとめられるモンだと感心する。貴重な正月休みを費やしたであろう安西さんに、ここは感謝する他はない。

さて、本題の世界大恐慌の話に入る前に、一言。安西さんは本文中で、「最近の原油価格下落の真の原因は、米国のロッキード・マーチン社が開発に成功し小た型核融合炉にある」と主張している、あるブログ記事を紹介していたが、そのブログ記事というのが「黄金の金玉を知らないか?」で、「原油価格暴落=核融合炉開発成功か? 他、オキュラスリフト発売開始へ」(2016年1月9日)という記事だというんだが、こりゃぁ眉唾物だねぇ~(爆)。それに、軍事開発で中露に大きく水をあけられたロッキードが、本当に小型核融合炉の開発に成功したというのなら、ドーシテその持てる技術力を軍事に振り向けなかったんだろう…(嗤う)。

まあ、それはともかく、問題は世界大恐慌だ。この世界大恐慌を引き起こしかねない〝時限爆弾〟について、以下の安西さんの私見はまさにその通りだ。

・新興国経済の破綻、巨額のデリバティブ、新たなサブプライムローン問題、石油価格の下落、サウジアラビアの財政悪化、中国の人民元安と景気悪化など、さまざまな時限爆弾があり、何が契機となってどのような経路で世界恐慌へ至るのかは予測がつかない。世界経済は非常に脆弱な地盤の上で辛うじて持ち堪えている状況に変わりなく、ますます悪化の一途をたどっていることは間違いない。


だけど、仮に〝時限爆弾〟が炸裂して世界大恐慌になったとしても、人類の滅亡につながりかねないフクイチ(福島原発事故)の問題と比べたら、世界大恐慌なんかドーッテことはない…、と亀さんは思っている。

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拙稿「これはね、放射能隠し…」から

自暴自棄に陥りつつある戦争屋
先月のまほろば会は仕事の都合で欠席したのだが、有り難いことに安西正鷹さんが安西ファイルの電子版を特別に送信してくれた。ナント、70ページにもわたる浩瀚なファイル…、読み通すだけでも大変だワイ(爆)。で、以下は今回送ってもらった安西ファイルの主要テーマだ。

(1)2015年のクリスマスは「ラストクリスマス」なのか
(2)金融恐慌を引き起こす数々の時限爆弾
(3)金融恐慌に備える世界支配層
(4)専門家予測や予言・預言を装ったプロパガンダ
(5)第三次世界大戦への誘導工作
(6)ポスト「ブレトンウッズ体制」への新たな動き
(7)BIS(国際決済銀行)とヒトラー、メルケルを結ぶ線
(8)2016年の予測 その1 ~ マドモアゼル・愛(占星術者、コラムニスト)
(9)2016年の予測 その2 ~ 積哲夫(霊能者)
(10)2016年の予測 その3 ~ やしろたかひろ(スピリチュアリスト) 
(11)2016年の予測 その4 ~ 愛知ソニア(スピリチュアリスト、霊能者)
(12)2016年の予測 その5 ~ リャンティ(スピリチュアリスト、霊能者)
(13)2016年の予測 その6 ~ 木花万乃(霊能者)


(8)~(13)は霊能者といった人たちの今年の予言なので、各自ネットで確認していただくとして、前回のまほろば会は出席していないこともあり、(1)~(7)の【ポイント・私見】を一つずつ取り上げる形で進めてみよう。今回は(1)2015年のクリスマスは「ラストクリスマス」なのかを取り上げたい。以下は(1)の安西さん自身の【ポイント・私見】で、(1)の本文は長文なので割愛させていただく。

【ポイント・私見】
・2015年の年末、英国の女王エリザベス2世とローマ教皇フランシスコはともに、「2015年のクリスマスが最後のお祝いになる」とのメッセージを発した。
・エリザベス2世はダイアナ妃の暗殺に哀悼の意を表明し、フランシスコ教皇も第三次世界大戦前夜の終末的世相に強い懸念を示しており、不気味な発言だとして、キリスト教圏内、特に欧米諸国内では隠れた大きな話題として物議を醸している。
・陰謀論者は両者を世界寡頭権力の一員またはその代理人として糾弾し、憎悪の対象としている。その彼らが、世間に向けて過去の不可解な疑惑を隠すのではなく、懸念を表明したり、戦争の悲惨さを世間に訴えている。
・前ローマ教皇ベネディクト16世は、以前、商業主義に汚染されたクリスマスに苦言を呈している。彼も世界支配層の一員として批判されるが、このようにまっとうな意見を世間に訴えている。
・これは良心の呵責なのか、人々にわざと自分たちの暗い話に意識を向けさせてネガティブな状況を現実化させてしまおうとする心理工作と見るのか、あるいは過去や今後の工作の実績を誇示する自己顕示欲のなせる業なのか。その動機は不可解であり、単純ではないようだ。


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エリザベス女王とローマ法王

要は、エリザベス女王もローマ法王も「人類は今年(2016年)滅亡する」と言っているわけだ。何故、この両名が同じような発言をしたのか、その深意は安西さんが【ポイント・私見】の最後で述べていた通りなのだろう。

人々にわざと自分たちの暗い話に意識を向けさせてネガティブな状況を現実化させてしまおうとする心理工作と見るのか、あるいは過去や今後の工作の実績を誇示する自己顕示欲のなせる業なのか。その動機は不可解であり、単純ではない…


『月刊日本』の最新号(二月号)のp.46でも佐藤優氏が、「第三次世界大戦はすでに始まっている」という、思わずドキッとするような記事を書いている。

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だが、亀さんは〝第三次世界大戦〟は大分前に始まっており、ここ最近になって大勢が決し、中露が勝利したと見ている。残る課題は、窮鼠猫を噛むではないが、敗北に追い込まれた戦争屋が自暴自棄に陥り、中露にも止められない何らかの軍事行動を引き起こした場合、確かにエリザベス女王とローマ法王が言う、「昨年(2015年)のクリスマスが人類最後のクリスマス」ということになりかねないということだ。果たして、中露は戦争屋を押さえ込むことができるのかどうか、その結果次第で我々人類が生き延びるかどうかの、最終的な運命が決まる。以下の拙稿(PDF版)も参照にしていただけたら幸いだ。
http://www.nextftp.com/tamailab/etc/warring_factions.pdf