行政調査新聞が以下の新記事をアップした。
イスラム国テロが日本に飛び火する！――邪悪な組織ISが日本を狙う理由――

今回も行政調査新聞の記事は必読で、特に印象に残ったのが以下の２ヶ所の行である。最初は、サウジとイスラム国の繋がりを明らかにした行だ。

サウジは「イスラム国（サウジと同じスンニ派）」を攻撃しつつ、裏では「イスラム国」にカネを渡していた。それは決して複雑な話なのではない。中東では当然の物語なのだ。

別行では、「ムスリムの多くは日本に対してたいへん好感を抱いている」という記述が、目に飛び込んでくる。意外に思われるかもしれないが、それは本当のことで、以下を一読いただければ納得いただけよう。

中東の、そしてムスリムの多くは日本に対してたいへん好感を抱いている。世界の中で日本だけを特別視している。それが気に入らない人々がいる。とくにアジア進出を狙う欧州勢にとって、イスラム世界で日本が人気であることは許し難いものなのだ。

日本と中東とが対立し、憎み合う形を構築したい。そのためにはイスラム世界が日本を嫌い、日本を憎むように仕掛ける必要がある。そしてまた、日本人がイスラム世界を嫌うようにしなければならない。こうした理由で「イスラム国」の傭兵が使われる可能性がある。この構図を理解しておく必要がある。

今回も一読の価値があった。惜しむらくは、昨年までのようにＰＤＦ化が終わってしまったことだ。亀さんは長年にわたり行政調査新聞の海外記事のＰＤＦ版を蓄積、「KWIC FINDER」という優れたソフトで過去記事を検索、重宝していたからだ。また、ＰＤＦ版の復活を望んでいるんだが…。