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人生は冥土までの暇潰し
亀さんは政治や歴史を主テーマにしたブログを開設しているんだけど、面白くないのか読んでくれる地元の親戚や知人はゼロ。そこで、身近な話題を主テーマに、熊さん八っつぁん的なブログを開設してみた…。
今のわたしがあるのも あなたのおかげです
2週間ほど前の11月15日、フジテレビで放送された「私は誰…? 消えた父を探して」(前編)を見た。未だ見ぬ日本人の父親を探すジョン・ホー氏の、シンガポール訛りの英語を耳にして懐かしさで一杯になった。亀さんは仕事で1ヶ月ほどシンガポールに滞在しているが、時期は忘れもしない1986年の正月明けから2月にかけてだった。宿泊先のホテルで英字新聞を手にし、第一面のチャレンジャー号爆発事故(1986年1月28日)の記事が、目に飛び込んできた時は思わず声をあげたものだった。

懐かしさで一杯のシンガポール英語…、同様の感想をネットに投稿している人が他にもいた(傍線は亀さん)。

【11/15放送私は誰…?を拝見して】
私は30代で戦争を知らない世代ですが、幼少時にシンガポールに住んでおり、学校教育で戦時中の日本軍の占領のことなど学んだ経験や、当時のことを覚えている方々との交流があったことから、日本とシンガポール(及びアジアの国々)の歴史と関係性について考え続けてきました。本番組はたまたまテレビをつけたときにやっていたのですが、聴き馴染んだ英語のイントネーションにすぐにシンガポールだと分かり、また内容も、まさか日本のテレビ番組でこのような題材をもとにしたドキュメンタリーをやるなんて、と衝撃を受け、そのままずっと見ました。涙なくしては見られませんでした。自分の原点ともいうべき想いを改めて思い出させて頂きました。こうして人的レベルでも、愛情の交流が広がると良いなと心から思っています。とても貴重なテーマを取り上げて頂きありがとうございました。次週後編も楽しみにしています。
(女・会社員・30's)2015/11/15 16:14:08

http://www.fujitv.co.jp/thenonfx/goiken/goiken-1.html


ここは亀さんの下手な解説よりも、直に同番組を見ていただくのが一番なのだが、取り敢えず個人的に印象に残ったシーンを二つだけ取り上げておこう。

15112401.jpg

最初に印象に残ったシーンは、苦労の末父親の眠る墓を探し当てたホー氏が、独り墓前で父と静かに語り合うシーンである。同シーンを見ながら、つくづく思ったことは「自分がこの世に生を受けた意味」である。今年は戦後70年ということもあり、多くのドキュメンタリーや映画が放送されたが、戦後懸命に働き、日本を復興させたのがホー氏の父親にあたる世代の日本人なら、その父親の世代が残してくれた戦後の日本で、豊かな生活を享受してきたのがホー氏の世代の日本人である。番組にはホー氏の息子夫婦も登場するが、彼らには明るい未来が待ち受けているのが分かるのだ。ここで日本に目を転じるに、間もなく滅んでいく祖国日本、こうした希望の見出せない祖国日本を思うと、ホー氏と同世代の日本人は、自分たちの父親が築き上げてくれた、豊かな日本での生活を享受したが、ホー氏の子どもたちと違い、自分の子どもたちへは輝く未来をバトンタッチすることができない…、このあたり、かなり辛いところではないだろうか…。

15112403.jpg

さて、もう一つ印象に残ったシーンは、日本滞在中の2015年9月7日、ホー氏が古希を迎えたシーンである。その時、グルンパで活躍の飯山一郎さんも掲示板かHPに近く古希を迎えると書いていたのを思い出した(確認したところ、1946年1月17日)。さらに、一週間後に『月刊日本』の山浦嘉久さんとお会いしたのだが、なんと山浦さん、「俺は70歳の誕生日を迎えた」とのこと(ネットで確認すると、「1945年上田市生まれ」とある)。つまり、山浦さん、ホーさん、飯山さんの三人は同学年だったのであり、一つの卵を兄弟で分け合ってご飯を食べてきた世代の人たちだ。このあたりは拙稿「うちは生きているのが申し訳けないの」で紹介したドキュメンタリー番組でも、山田洋次監督が若い黒木華への演技指導で、終戦直後は一つの卵を兄弟姉妹で分け合っていたのだよと語りかけていたが、たぶん黒木にはピンと来なかったのに違いない…。そうした時代を知る山田監督、山浦さん、飯山さん、以下の写真を見て何を思うだろうか…。

15112502.jpg

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山奥にある卵かけ放題な「卵かけご飯専門店」で新鮮で甘みのある濃厚な卵を好きなだけ味わってきた
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