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人生は冥土までの暇潰し
亀さんは政治や歴史を主テーマにしたブログを開設しているんだけど、面白くないのか読んでくれる地元の親戚や知人はゼロ。そこで、身近な話題を主テーマに、熊さん八っつぁん的なブログを開設してみた…。
今東光と三島由紀夫
昨日、ネットで検索していたところ、今東光和尚の『極道辻説法』を取り上げている記事を見つけた。「
行政書士ふじまるの趣味のページ
」というブログだが、その中で以下の記述が目を引いた。
正直言って、これまでの人生の中で、最も影響を受けた本と言ってもいいかもしれません。
亀さんは、二人の息子が中学生の頃から、全部で三巻ある極道辻説法を読ませてきた。その一人、京都に居る上の息子と昨日電話で話をした後、思うところがあって和尚の説法関連の書籍を入手することにした。オンラインの古本屋で発注したのは以下の五冊だ。
『おれも浮世がいやになったよ』
『東光辻説法』
『南米耳袋―和尚ラテンアメリカを行く』
『はだか説法』
『和尚の舌』
届き次第、これはと思う和尚の話があったら、おいおい紹介していこう。
ところで、今東光は万巻の仏典や関連書を読破しているといっても決して過言ではなく、そのあたりは、「
ライシャワー大使と大いに仏典を論ず
」という記事を読めば自ずと納得できるだろう。
そして、三島由紀夫も仏教について造詣が深かったとされている。以下は、『三島由紀夫と天皇』(天山文庫)にあった、小室直樹の三島由紀夫論である。
三島の唯識哲学講義
さて、以上を準備とすれば、三島由紀夫の唯識哲学講義は、容易に理解されえよう。『暁の寺』のこの個所は、敬遠されて読まれないことが多い。しかし、唯識哲学の理解なしに三島を理解することは不可能である。左の引用を熟読玩味されたい。
世界を存在せしめるために、かくて阿頼耶識は永遠に流れている。
世界はどうあっても存在しなければならないからだ!
しかし、なぜ?
なぜなら、迷界としての世界が存在することによって、はじめて悟りへの機縁が齎らされるからである。
世界が存在しなければならぬ、ということは、かくて、究極の道徳的要請であったのだ。それが、なぜ世界は存在する必要があるのだ、という問に対する、阿頼耶識の側からの最終の答である。
もし迷界としての世界の実有が、究極の道徳的要請であるならば、一切諸法を生ずる阿頼耶識こそ、その道徳的要請の源なのであるが、そのとき、阿頼耶識と世界は、すなわち、阿頼耶識と染汚法の形づくる迷界は、相互に依拠していると云わなければならない。なぜなら、阿頼耶識がなければ世界は存在しないが、世界が存在しなければ阿頼耶識は自ら主体となって輪廻転生をするべき場を持たず、従って悟達への道は永久に閉ざされることになるからである。
最高の道徳的要請によって、阿頼耶識と世界は相互に依為し、世界の存在の必要性に、阿頼耶識も亦、依拠しているのであった。
しかも現在の一刹那だけが実有であり、一刹那の実有を保証する最終の根拠が阿頼耶識であるならば、同時に、世界の一切を顕現させている阿頼耶識は、時間の軸と空間の軸の交わる一点に存在するのである。
ここに、唯識論独特の同時更互因果の理が生ずる、と本多は幸うじて理解した。
(新潮文庫『暁の寺』)
唯識学入門として、これほど簡にして要を得たものを知らない。難解なことで有名な仏教哲学の最高峰が、われわれの足下に横たわっているのだ。(引用文は割愛せざるを得ないので、くわしくは作品を読んでほしい)
仏教を研究しようとする学徒のあいだでは、よく、倶舎三年、唯識八年、といわれる。『倶舎論』を理解するのには三年かかり、唯識論を理解するのには八年はたっぷりとかかるというのだ。それが僅か三島由紀夫の作品では十二頁にまとめられている。エッセンスは、ここにつきている。くりかえし精読する価値は十分にある。
『三島由紀夫と天皇』p.94
う~ん、難しそうだ…。残念ながら、亀さんていどの頭では仏教の奥義は分からない。だから、小室直樹が高く評価している三島由紀夫の仏教論も、本物かどうかは判断がつかないのだが、少なくとも今東光は三島由紀夫をあまり評価していなかった、というのが本当のところだ。このあたりは、『極道辻説法』など幾冊かの和尚の本に書いてあるのだが、今度目にしたら紹介しよう。
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