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人生は冥土までの暇潰し
亀さんは政治や歴史を主テーマにしたブログを開設しているんだけど、面白くないのか読んでくれる地元の親戚や知人はゼロ。そこで、身近な話題を主テーマに、熊さん八っつぁん的なブログを開設してみた…。
修身と辻説法
三が日、久しぶりに市内の書店に寄ってみたところ、風邪を引いてしまい数日寝込んでいた。まだ身体が怠いのだが、今夕あたり海外の翻訳会社から、今年の初仕事がメールで入ってくる予定なので、そういつまでも横になっているわけにはいかない。それにしても、とんだ寝正月になってしまった。

書店で渡部昇一の『国民の修身』(産経新聞出版)を手に取ってみた。修身についての渡部氏の解説も素晴らしかったが、巻末に「教育勅語」を載せた同氏の決断も高く評価したい。帰宅して修身に関する本が他にも無いかと、ネットで調べたところ沢山出てきたので、これはと思う一冊を注文し、到着後に下の息子(高二)に「関心があれば読んでごらん」と手渡してみた。すると、彼は直ぐに目を通したようで、「素晴らしい本だね、お父さん」と読後感を述べてくれた。

ところで、〝昭和版・修身書〟と筆者が密かに思っている本がある。今東光和尚が十代二十代の若者を対象に、彼らの悩みや相談事に答える形をとっている、『極道辻説法』という三部作のことである。二人の息子が未だ中学生の頃から読ませてきたが、一応は良い方向に作用したようだ。

たとえば、喧嘩の仕方だが、和尚は以下のように語っている。

〈和尚前白〉ケンカの必勝法はただ一つ。必ず勝つと思ったケンカ以外は絶対にやるな、だ。オレが和泉のボロ寺を預ってた時、村中の野郎どもが寺の所有権は村にあるということで裁判沙汰になったことがある。村じゃ弁護士を二人立てた。一人は杜会党で大阪府知事選挙にも出たことのある有名た弁護士でね、今まで一度も裁判では負けたことたい男なんだ。

 そいつが一審で却下されてた。オレが言ってやったんだ。

「菅原クン、あなたは何十年も弁護士やっていながら、却下されるようた恥ずかしい訴訟をするな!生涯の毅遵だぞ。裁判は相手を見てやれよ。どうだ!? オレを相手にするなら、弁護士を五十人くらい集めて知恵を絞ってかかってもまだ追っつかねえぞ!」

 そうしたら村の連中が控訴するなんて言いだしやがった。そこでオレがラジオカーに乗ってな。

 「おめえらやりたいなら孫子の代までやれ!訴訟の金が無くなったら畑売れ。畑なくなったら娘をパン助に売れ。そしたらオレがいの一番に買ってやらア。でも、おめえらは絶対勝てっこねえんだ。弁護士の食い物にされるのが気の毒で言ってやるんだ。ここいらでやめたらどうだい?」

 これで奴等も降参よ。ケソカっていうのはこうやらなけりゃあいけねえ。
『極道辻説法』p.104


今後、息子たちの長い人生で、色々と喧嘩に遭遇することもあるだろう。そういう時に喧嘩の必勝法を知っていると知らないとでは雲泥の差がある。だから、彼らが実際に喧嘩するようなことになった場合、非常に役に立つ和尚の実践的アドバイスだ。昭和版・修身書と呼ぶには、喧嘩はあまり相応しくないテーマだったかな(笑)?


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