今でこそ、テレビに放送された映画やドキュメントを録画し、特にお気に入りの番組はDVDに焼いて楽しんでいる亀さんだが、今年の3月頃までは操作方法が全く分からず、録画やダビングは息子たちにおんぶに抱っこだった。ところが今年の3月、上の息子に続いて下の息子も巣立っていくことになったため、大慌てで彼に操作方法を教わったという次第だ。お陰様で、4月以降からは様々なテレビ番組を録画したり、DVDに焼いたりするのが習慣になった。主に映画やドキュメンタリーが中心だ。科学モノではNHKの「コズミック フロント」を、毎回欠かさず見るようになった。
ところで、前記事にも書いたように、昨日は2時間近くにわたるテレビ番組「魅惑のイタリア大紀行」を見ていた。その時である、ふと気づくと西の空が茜色に染まっているのに気づいたのだ。台風一過の透き通るような青空だった日中から、いつの間にか夕焼け空になっていたのである…。それはもう、息を呑む美しさだった。やがて暗闇があたりを支配していき、夜空は満天の星で満ち溢れ、呆然と眺めている自分がそこにいた。天文少年に戻った瞬間であった。
また、もう一つのことが頭に浮かんだ。それは、今の自分は「地球」という宇宙船の乗員の一人であり、今、この瞬間も、猛スピードで宇宙空間を旅しているという事実である。以下のYouTubeをご覧いただきたい。
イラストでは黄色に描かれている太陽が彗星のように宇宙空間、具体的には銀河系を時速約864,000kmで回っているのが分かる。換言すれば、Ⅰ秒間に240kmものスピードで我々は宇宙空間を旅しているのだ。このあたりに関心のある読者は、「宇宙の旅人」というブログを参照されたい。そのブログには以下のような具体的な数字が書かれている。
1.地球は自転していて速度は赤道上では時速約1,674kmです。 2.地球は太陽の周りを公転していて速度は時速約10,400Kmです。 3.地球と太陽は銀河系(天の川)を周っていて速度は時速約864,000kmです。 4.銀河系(天の川)は時速約2,160,000kmの速度で宇宙空間を移動しています。 5.銀河系(天の川)や他の銀河も宇宙が加速度的に膨張していますので時速約3,600.000kmで外側に向けて移動しています。
その通りなのだ、最後の「5」を除いては……。やはり、NHKの「コズミック フロント」も同じように宇宙膨張説を唱えている。しかし、それは間違いだ。さらに「コズミック フロント」は、ブラックホールが存在している、宇宙空間はダークマターで満たされている、宇宙はビッグバンによって138億年前に誕生した、我々の宇宙以外にも別の宇宙が沢山存在する等と番組で解説している。
全て間違いである。
我々の棲む宇宙は定常宇宙(膨張も収縮もしていない)であり、わずか138億年前どころか遙か以前から宇宙は存在していたのだ。そしてブラックホールなどは存在せず、ダークマターなる未知の物質も存在していない。ましてや、我々以外の宇宙が存在しているわけでもない。このあたりを明白に述べているホームページがある。亀さんが長年支持してきた「間違いだらけの宇宙論」だ。十年近く前に旧ブログでも、「間違いだらけの宇宙論」と題した記事を書いたことがある(2005年8月7日)。
かつて、同ホームページをプリントし、熟読玩味した在りし日が今では懐かしい。また再読してみようと思う、今日この頃である。
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