7月27日付けの東京新聞に載った、「誰がために」の第五弾の場合、以下の行が印象に残った。
織田は急きょ、日本からクウェートの前線基地に飛んだ。プレハブの食堂に約二百人の隊員を集め、何時間も説いた。「中東の空を飛ぶことが、日本を守ることにつながる」。米国への協力が結果的に日本の利益になるという意味だ。 「彼らは納得した」。織田はそう感じた。
上述は2007年の話だが、23年前の1991年、同じイラクを舞台に湾岸戦争が勃発している。当時はインターネットが存在しておらず、専ら大手マスコミの垂れ流すニュースが主な情報源だった。だから、亀さんも新聞やテレビの流す情報を頼りに、湾岸戦争を判断していたのだ。また、当時“若者”だった亀さんは、日本が徴兵制を復活させ、我々若者は戦場に送り込まれるかもしれない、とすら思っていた。それは、何も亀さんだけではない。少なくとも亀さんの周囲の同年代の若者の多くが、もしかしたら戦場に駆り出されるかもしれないと思っていたのだ。それほど、当時の空気は切迫していたのである。
しかし、今日ではインターネットの普及により、大手マスコミの嘘を見抜く眼力を身に付けた人たちが増えてきている。ウクライナで起きたマレーシア機撃墜事件にしても、大手マスコミは相変わらずプーチン主犯説のニュースを垂れ流しているが、そうした大手マスコミの嘘も徐々に暴かれつつあるのだ。特に以下の記事が優れているので一読いただきたい。 ウクライナの対露作戦としてのマレー機撃墜 ●ロシアを魔女にする欧米 世界破滅の覚悟は出来たのか
上記の記事により、〝真相〟を知る人たちがさらに増えていくことを期待したい。

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