たとえ、地球の裏と表に、身体は離ればなれになっていたとしても、気持ちというものは通じるもんですよ。 第24作「男はつらいよ 寅次郎春の夢」
アメリカ人の渡世人であるマイケルがとらやに逗留、そこで起きた笑いあり涙ありのドタバタに深く共鳴した。と言うのも、第24作が公開された1979(昭和54)年と同じ頃だったと思うが、アルゼンチンのガールフレンドが来日、亀さん宅に半年近く逗留していたからだ。いつも一緒だったので、彼女と亀さんが結婚するのではと周囲は思っていたようだ。結局、お互いに二十代前半だったということもあり、結婚には至らなかったものの、今でもメールなどによる交流は続いている。また、彼女のお袋さんも85歳と高齢なので、お元気なうちに一度アルゼンチンを再訪したいと思っているのだが…。
ともあれ、さくらに恋したマイケルを見て、当時の亀さんを見ているようだった。日本とアルゼンチンは確かに地球の裏と表、お互いに離ればなれになっているが、それでも気持ちが今でも通じているのは間違いない。
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