どうしてあんないい先生に、あんないたずらしちゃったのかねぇ。 第12作「男はつらいよ 私の寅さん」
今回の「寅さんのことば」は、寅さんが小学生の頃に教わった音楽の美しい女先生に、「キリギリス」という渾名をつけたため、その先生に悲しい思いをさせてしまうという話だ。寅さんは自分が悪かったことに気付くのだが、そこから展開して佐藤利明氏は、「知らず知らずに人を傷つけてしまうことは、誰しもあることです。問題は人の痛みが分かるかどうかです」と書いているが、正にその通りだと思う。
改めて映画「男はつらいよ」は、人の痛みが分かるようになるための、またとない教材だと思った。

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