『みち』という世界戦略情報誌を亀さんは定期購読しているが、その『みち』に連載中の天童竺丸さんの「巻頭言」、「金策と白村江の戦い」を大変興味深く読んだ。前後して、行政調査新聞6月号を読み、青山繁晴氏のTV番組にも耳を傾けたので、以下に簡単な感想を述べておきたい。
最初に、「金策と白村江の戦い」に以下のような記述がある。
本誌(『みち』)では夙に「世界情勢分析」において、金策とは日本名を畑中理という黒龍会系の日本帝国残置謀者との説を唱えてきた。 『みち』405号 p.1
亀さんは上記の『みち』の主張を信じる者であるのが、その『みち』の北鮮観に最も近いのが行政調査新聞と云えよう。その行政調査新聞6月号に、「拉致被害者の再調査開始決定と日朝間に蠢く水面下の勢力」と題した、大変興味深い記事が掲載されており、同記事は北鮮、さらには日本を取り囲む世界情勢も視野に入れた上で、以下のように書いている。
日朝国交回復を危険視している勢力は、南北統一というエサを投げかけて、日朝国交回復の邪魔をする可能性もある。そうした勢力とは、米国、韓国、中国だけではない。世界のほとんどが日朝の結びつきの背後に、巨大な日本文化圏を幻視し、その出現を怖れている。

ここで、北朝鮮を理解するポイントは金策、すなわち日本帝国残置謀者の国として、北鮮を観ることができるかどうかにあるのだが、そのあたりの足がかりとして旧ブログを参照されたい。 金王朝の “深い深い謎”
そうした中、日本の識者は横田めぐみさん生存説について、どのように捉えているかネットを検索してみたところ、青山繁晴氏が30分近くにわたり、「横田めぐみさん生存の可能性!? 」について、今年の4月2日にテレビで語っていることを知った。 一通り耳を傾けてみて分かったのは、「青山氏は北鮮について何も分かっちゃいない」ということだった。そのあたりは実際にYouTubeで確認していただくとして、「自分で拉致しておきながら、返して欲しければ金を払えという北朝鮮」、「拉致した犯人が拉致者の再調査をしても意味がない。日本と合同で再調査をするべき」といった旨のことを青山氏は語っている。これは、日本人を拉致した真の犯人を、未だに青山氏は把握していないことを物語っている。尤も、拉致事件の犯人が北朝鮮であるというのが、世間の常識とされているので無理もないのであるが…。
青山氏を含め、未だに真犯人が北朝鮮と思っている読者は、北鮮情報では日本でも五指に入る飯山一郎さんの記事、◆2012/02/16(木) 横田めぐみさんは生きている! (13)を参照されたい。
なお、横田めぐみさん生存説だが、亀さんは同説を支持していることを付け加えておこう。
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