過日、世界戦略情報誌『みち』の発行人である藤原源太郎さんにお会いし、数時間にわたって貴重なお話を伺ってきた。話は多岐に及んだが、中でも強く印象に残ったのがプーチンについてのお話であった。その時のメモを基に藤原さんの発言を要約すると、以下のようになる。
天啓がプーチンに降りた。クリミア併合あたりから、プーチンの顔つきが変わってきたことからして明かだ。これは、世界がとてつもない大転換期を迎えようとしていることを意味し、その大転換期への橋渡し役を担うのかプーチンということになる。そうしたプーチンの本当の姿を最初に見抜いたのがバチカンとイギリスだった。そして、最近はイスラエルも気づき始め、ロシアを支持するようになってきている。
亀さんもプーチンについて、「プーチンの肚」、「プーチンと六韜」など色々と書いてきたが、源太郎さんのプーチン観には到底及ばない。今後も折に触れて源太郎さんのプーチン観を取り上げていこう。
ところでウクライナだが、佐藤優氏が興味深い記事を書いている。それを読めば、大手マスコミの流すウクライナ情報は欧米、殊にアメリカ発の情報を下敷きにしたものに過ぎないことがわかる。無論、東京新聞とってその例外ではないことが、同記事を読むことで明確となる。 「ウクライナとクリミアの歴史的経緯を鑑みれば、ウクライナが"善"でロシアが"悪"なんていう簡単な構造ではないことがわかります」
同じプーチンという対象を鳥の目で見ている源太郎さん、虫の目で見ている佐藤氏、対照的な見方をしているお二人だが、そのお陰でより正確にプーチンという人物に迫ることができるようになったので有り難い。
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