今日のNHKのクローズアップ現代は、「“独立”する富裕層 ~アメリカ 深まる社会の分断~」を放送する。ウェブに載った解説を読むに、「州の下の行政区分である郡から“独立”する市が相次いでいる」という内容のレポートらしい。詳しくは今夜の放送を見ていただくとして、NHKが今夜の放送で語らないだろうと思われる情報について、先週行われた世界戦略情報誌『みち』の執筆者と読者の集い、「まほろば会」において安西正鷹さんから情報を入手しているので、以下に紹介しておこう。
・(自国通貨であるにも拘わらず)アメリカ人の米ドル離れが進んでいる。現在、20州・36都市において、ガス・交通といった公共料金が、米ドル以外の通貨で支払われている。 ・20万におよぶアメリカ国内企業で従業員は給与の支払いにあたり、どの国の通貨で受け取るかを選択できるようになっている。
こうした動きの背景に、米ドルを発行している〝民間企業〟FRBのいかがわしさに、気づき始めたアメリカ人が増えてきているからだと安西さんは語っていた。また、米ドルでの貿易決済が当たり前だった一昔前と較べ、今や元、ルーブル、円といったドル以外の通貨で決済する国が多くなっている。基軸通貨としての米ドルの地位は不動のように思えたが、今やいつ基軸通貨の座を明け渡してもおかしくはない状況下にあるようだ。それは同時に、覇権争いにおけるアメリカの敗北をも意味しているのだ。

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