大竹しのぶで思い出すのは、ン十年前、確かNHKだったと思うが、茶の間でクイズ番組を見ていた時だ。彼女はクイズ番組に回答者の一人として出演していたのだが、その初々しい姿を見た亀さんの母が思わず発した、「あら、可愛い…!」という言葉が今でも耳に残っている。以下は「男はつらいよ」の第20作「寅次郎頑張れ!」のワンシーンで、大竹しのぶが柴又の食堂の店員役で登場しているが、彼女がNHKのクイズ番組に出演していたのも、ちょうどその頃だったと思う(同映画の封切日は1977年12月24日)。

その後、彼女がどのような作品に登場したのか、どのような人生を歩んできたのか、亀さんはあまり詳しくは知らないのだが、昨年の暮れにふと目にとまった以下の記事を読み、反戦女優としての大竹しのぶを垣間見る思いをしたのだった。

彼女が出ていた最近の映画で、強く印象に残る映画を挙げるとすれば、新藤兼人監督の「一枚のハガキ」だ。亀さんは1年ほど前に鑑賞しているが、素晴らしい反戦映画だったと思っている。ご存じの読者も多いと思うが、この映画を天皇陛下が鑑賞されており、後に大竹しのぶは陛下とのことを以下のように語っている。
「ご苦労されましたか?」と天皇陛下に聞かれて、「苦労したけれど報われました」とお答えしました。監督が陛下に「新しい日本です」と仰っているのを聞いて、その言葉に涙しました。私はすごく緊張しましたが、次第に映画に入り込んでいって、最後には心から拍手を送って頂いて、本当にうれしかったです。 出典:新藤兼人監督、豊川悦司、大竹しのぶ登壇『一枚のハガキ』プレミア試写会

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