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人生は冥土までの暇潰し

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人生は冥土までの暇潰し
亀さんは政治や歴史を主テーマにしたブログを開設しているんだけど、面白くないのか読んでくれる地元の親戚や知人はゼロ。そこで、身近な話題を主テーマに、熊さん八っつぁん的なブログを開設してみた…。
プーチンと六韜
ソチオリンピックの最中、ウクライナで勃発した出来事は記憶に生々しい。そのあたりの感想を亀さんは「ソチオリンピック以後」と題して記事にした。

その後、大手マスコミの報道を耳にし、新聞や雑誌に目を通したが、最も正鵠を射たウクライナ情勢についての記事を発表していたのは、飯山一郎翁、あいば達也氏、田中龍作氏の三者のブログ記事であった。月とスッポンではないが、少なくとも亀さんの目には他のネット記事を含め、テレビや新聞の記事はスッポンの部類に映った。あの東京新聞からして、何にも分かっちゃいねぇなぁと言わざるを得ない記事を連発している(苦笑)。そのあたりは、「プーチンは「悪」なのか?」を書いた天木直人氏の記事を読めば一目瞭然だ。

今後も正確なウクライナ情勢を追っていくためにも、飯山一郎翁あいば達也氏田中龍作氏のブログ記事は不可欠であることを念頭に置いておこう。

ところで、ソチオリンピック開催中に起きたウクライナ事変のニュースを耳にして、亀さんが本棚から取り出した一冊の本がある。中国の武経七書の一書『六韜』である。刻一刻と変化していくウクライナ情勢のニュースを追いながら、並行して亀さんは『六韜』を久しぶりに紐解いている。昨日、飯山一郎さんが以下の記事をホームページにアップしていた。
◆2014/03/22(土)2   『 プーチンの兵法 』

いま、我々が見ている『プーチンの兵法』は、『孫子の兵法』を凌ぐかも知れない。
『プーチンの戦争論』は、『クラウゼヴィッツの戦争論』にある「戦場の霧」を全て見透かした「軍事の天才」の「没我のリーダーシップ論」であろう。


『プーチンの兵法』が『孫子の兵法』を凌いでいるかどうかはさておき、孫子に匹敵するほどの兵法が我々の目の前で展開されていることだけは確かだ。よくぞプーチン兵法の目撃者として、凄い時代に生まれ合わせたものよと、天に感謝したい気持ちで一杯である。

なお、同記事に「名将は 戦わずして勝つ!」という文字が目に飛び込むが、亀さんもプーチンの動きを追いながら思い出した『六韜』の小節があった。以下に原典・読み下し文・現代訳を転載しておこう。

軍勢第二十六
武王問太公曰、攻伐之道奈何。太公曰、勢因敵家之動、變生於兩陳之間、奇正發於無窮之源。故至事不語、用兵不言。且事之至者、其言不足聽也。兵之用者、其状不足見也。倏而往、忽而來、能獨專而不制者兵也。聞則議、見則圖、知則困、辨則危。

故善戰者、不待張軍。善除患者、理於未生。善勝敵者、勝於無形。上戰無與戰。故爭勝於白刃之前者、非良將也。設備於已失之後者、非上聖也。智與衆同、非國師也、技與衆同、非國工也。

事莫大於必克、用莫大於玄黙、動莫大於不意、謀莫大於不識。夫先勝者、先見弱於敵而後戰者也。故士半而功倍焉。聖人徴於天地之動。孰知其紀。循陰陽之道、而從其候。當天地盈縮、因以爲常。物有死生、因天地之形。

故曰、未見形而戰、雖衆必敗。善戰者、居之不撓。見勝則起、不勝則止。故曰、無恐懼、無猶豫。用兵之害、猶豫最大。三軍之災、莫過狐疑。

善戰者、見利不失、遇時不疑。失利後時、反受其殃。故智者從之而不失、巧者一决而不猶豫。是以疾雷不及掩耳、迅電不及瞑目。赴之若驚、用之若狂。當之者破、近之者亡。孰能禦之。

夫將有所不言而守者神也。有所不見而視者明也。故知神明之道者、野無横敵、對無立國。武王曰、善哉。


第二十六 軍勢


武王、太公に問うて曰く、「攻伐の道、奈何」
太公曰く、「勢いは敵家の動くに因り、変は両陣の間に生じ、奇正は無窮の源に発す。
故に至事は語らず、用兵は言わず。且つ、事の至りは、其の言聴くに足らざるなり。兵の用は、其の状見るに定まらざるなり。條ちにして往き、忽ちにして来たる。能く独り専らにして制せられざるものは兵なり。
聞けば則ち議し、見れば則ち図り、知れば則ち困み、弁ずれば則ち危し。


故に善く戦う者は、軍を張るを待たず。善く患を除く者は、未だ生ぜざるに理む。敵に勝つ者は、形無きに勝つ。
上戦は与に戦う無し。故に勝を白刃の前に争う者は、良将に非ざるなり。備えを已に失えるの後に設くる者は、上聖に非ざるなり。智、衆と同じきは、国師に非ざるなり。技、衆と同じきは、国工に非ざるなり。
事は必克より大なるは莫く、用は玄黙より大なるは莫く、動は不意より大なるは莫く、謀は不識より大なるは莫し。夫れ先ず勝つ者は、先ず弱きを敵に見して、後に戦う者なり。
故に士は半ばにして功は倍す。


聖人は天地の動きに徴す、孰れか其の紀を知らん。陰陽の道に循いて、其の候に従う。天地の盈縮に当りて、因って以て常と為す。物に死生有るは、天地の形に因る。
故に曰く、未だ形を見ずして戦わば、衆と雖も必ず敗れん。善戦う者は、之に居りて撓れず、勝ちを見れば則ち起ち、勝たざれば則ち止む。
故に曰く、『恐懼する無かれ、猶予する無かれ。兵を用うるの害は、猶予、最も大なり。
三軍の災は、狐疑より過ぎたるは莫し』と。


善く戦う者は、利を見て失わず、時に遇いて疑わず。利を失い時に後るれば、反って其の殃を受く。故に智者は、之に従いて失わず、巧者は一決して猶予せず。是を以て疾雷、耳を掩うに及ばず、迅電、目を瞑するに及ばず、之に赴くこと驚くが若く、之を用うること狂うがごとし。之に当る者は破れ、之に近づく者は亡ぶ、敦れか能く之を禦がん。
夫れ将、言わざる所有りて守る者は、神なり。見ざる所有りて視る者は、明なり。故に神明の道を知る者は、野に横敵無く、対するに立国無し」
武王曰く、「善いかな」


■第三巻 竜韜

第二十六 軍勢(敵を破る勢い)


武王が太公望に尋ねた。
「敵を攻め伐つにはどうすべきだろう」
太公望は答えた。
「敵を攻め伐つときの勢いというものは、相手方の動きによって生じ、変化は両陣営の相対する間に起こり、奇襲と正攻とは見きわめがたい情勢の中から発生します。つまり戦はどう展開するかわからないのです。
それゆえ秘策も、用兵策もひとくちに言語で説明できるものではありません。用兵策も事態の進展に従って変化すべきで、きまった型があるわけではありません。すみやかに事を運び、間髪をいれないのが肝要です。臨機応変に敵から制せられないのが戦いの根本です。
いったい兵事は、敵の軍情を聞いては、いかに破ろうかと評議し、敵の軍形を見ては、いかにして撃破しようと図り、敵の方術を知っては、いかに困らせようかと考えます。その作戦を看破されては、たちまち軍は危地に陥るわけであります。


それゆえ、戦いに巧みな将は、戦陣を布かない前に、その智謀で敵を制圧しているわけです。よく国難を取り除く将軍は、まだ事が生じない前に処理してしまいます。善く敵に勝つものは、相手から攻撃される前に勝つのです。
理想的な戦いは、戦わずして勝つのです。白刃を接して勝敗を争うものは良将とはいえません。時機を失した後になって備えを設けるのは聖人とはいえません。智恵が凡人とおなじでは一国の師とはいえませんし、技術が凡人とおなじでは一国の名工とはいえません。
兵の事は必勝より大なるはなく、兵の用は玄妙沈黙より大なるものはなく、兵を動かすには敵の不意を襲うより効果的なものはなく、謀りごとは相手に知られないのが一番です。
勝利を得ようとするものは、まず自軍の弱体を敵に見せておいて後に戦うのです。そうすれば敵の半分の兵員で、敵の二倍の戦果をあげることができます。


聖人は天地自然の動きに順応して行動します。凡人はだれもその条理を知りません。聖人は陰陽の道に従い、その季候に従い、その変化の状況に従います。天地における満ち欠けの法則を把握して従うのを常法とします。万物に生と死とがあるのは、天地の満ち欠けの法則によるのです。
ですから『その形勢を見ないで戦えば、味方が多数であってもかならず敗北する。巧妙に戦うものは、どんな場合でも乱されることがなく、勝機とみれば兵を起こし、不利と思えばただちに戦いを止める』というのです。
また『恐れるな、猶予するな。兵を用いるとき、最大の害はぐずぐずと猶予することだ。軍には狐疑躊躇が最大の災禍である』ともいうのです。


戦いの上手な将軍は、利と見れば機会を逃さず、時機と思えばただちに決断します。有利な機会を失い、時機をはずすと災いを受けることになります。ですから智将は機会をのがさず、戦いに巧みな者は決断したらもう猶予しません。突然の雷音に耳をふさぐまもなく、稲光りに目をつぶるひまもない迅速さで敵陣になだれ込み、兵を用いるときは狂乱したかと思われるほどの威勢です。このような軍勢に当るものは打ち破られ、近づくものは滅び去り、だれ一人として、これに抵抗することはできません。
いったい将軍があれこれ口に出さないで、言語に表わせない機微で守るのを神業といいます。形に現れない敵の弱点を見破って勝つのを明智といいます。この神明の道を知る将帥には、野に横行闊歩する敵もなく、対立する国もないわけであります」
武王はうなずいた。
「まったくそうだ」


下の息子は「大学に進学するつもりはない」と、来週は親元を離れ、独り巣立っていく。その門出に亀さんが贈る予定の本が、中国の武経七書のうちの三冊、『孫子』、『六韜』、『三略』となった。

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