ソチオリンピック開催中はテロ事件が勃発するのではと危惧していたが、どうやら杞憂で終わりそうだと内心ホッとしていた矢先、ウクライナ情勢緊迫化というニュースが飛び込んで来た。そのニュースを耳にした途端、アンチ戦争屋の〝仕業〟だなと亀さんはピンと来たのだが、それに関連して、先月の下旬にお会いした世界戦略情報誌『みち』の発行人、藤原源太郎さんは以下のように語っている。
金融ハルマゲドン(世界恐慌)は時間の問題と、あのFT(Financial Times)すらが報道するまでに現実は進んでいる。しかし、私は金融ハルマゲドンには紛争も加わると思っており、その前触れがウクライナ暴走や『アンネの日記』事件だ。
アメリカは自らが抱えている天文学的な数字の負債を、いずれは解決しなければならないのだが、昔であれば戦争屋が台頭して、大きな戦争を引き起こせば負債をチャラにできた。しかし、今やプーチンを首領とする反戦争屋の世界になっており、戦争を引き起こしてチャラにしようとしても、そうは問屋が卸さないのが現在の世界だ。それでも、アメリカは他国に世界恐慌の震源地という尻ぬぐいさせようとしているのが分かるのであり、その意味で中国や日本のアジアも震源地候補だが、それに対して否定的な見解を藤原さんは示している。
ロシアが対北朝鮮の債務八割をチャラにしたのも、東アジアを金融ハルマゲドンの震源地にしたくないという意志の表れだ。
この藤原さんの発言を裏付けているのが、佐藤優氏の以下の記事だ。 ロシアが北朝鮮の債務110億米ドルを免除し、経済協力を本格化する
これに加えて、〝新フグ計画〟を藤原さんは仄めかしていたのだが、亀さんも同感である。ただ、そうした世界の動きから取り残されそうなのが、我が祖国日本だ。そのあたりは過日の「プーチンの肚」にも書いたので参照して欲しい。
杜甫は「春望』」で「國破れて山河あり」と詠んだが、日本という国が破れるだけではなく、山紫水明の地であった日本の山河も放射性物質まみれとなり、我々は国も山河も失うのである。

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