昨日、世界戦略情報誌『みち』の一部の関係者に、来年の適当な時期に沖ノ島と宗像大社へ旅してみませんか、という誘いの私信を送ってみた。それは、以下の記事が刺激になったからだ。 北九州宗像市の宗像大社には「日本建国」の“秘史”が隠されている。 そのまた“トップ・シークレット”が、宗像大社の沖合約60Kmの洋上にある玄海灘の孤島「沖ノ島」に隠されている。 それは一体どのような極秘事項なのか?
尤も、沖の島へは一般人は行けないはずだから、昼は宗像大社を中心に見学し、夜は酒を酌み交わしながら、日本建国を巡る話で花が咲くのではと期待している。
以下は、小生の愚案に丁寧な回答をくれた道友からのメールの一部だ。
福山敏夫さんの古代寺院軒瓦の研究などからも、天智=百済、天武=高句麗系統であるのは確かなようで、両者が兄弟であるとしたのは、倭国より日本へと国家草創を遂げるための書紀の苦肉策のようです。ただ惜しむらくは、その過程で遙かなる中央アジアの草原へと繋がるツラン民族の絆を希薄化してしまったことです。氷河時代はシベリアとも半島とも陸続きで中央アジア草原文明と一体であった日本列島が大陸と切り離され、そこへスンダ大陸の沈没によって故地を失ったアウストロアジア族が黒潮に乗って到来し、日本列島全域と千島列島まで及んだのでしょう。さらに引きつづき、草原文明と黒潮文明はわが列島と連動し続けて歴史は進みました。そういう大枠をしっかり抑えておくことが近視眼的な一国史観や単一民族論に堕さないために大切だと最近ますます感じています。
なんともスケールの大きな話だ。、「スンダ大陸」についてだが、以下のページの解説が優れていると思う。国立科学博物館のHPからである。 スンダランドは海洋民の故郷

そして、この道友の壮大な話から脳裏に浮かんだのが、稲村公望さんが『みち』に連載中の「黒潮文明論」である。ウェブでも一般公開されているので、この機会に是非一読戴きたい。 黒潮文明論
ご参考までに、以下は同じく国立科学博物館のHPに掲載されている、黒潮文明関連のページである。 黒潮圏文化

来年が楽しみになってきた。
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