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人生は冥土までの暇潰し
亀さんは政治や歴史を主テーマにしたブログを開設しているんだけど、面白くないのか読んでくれる地元の親戚や知人はゼロ。そこで、身近な話題を主テーマに、熊さん八っつぁん的なブログを開設してみた…。
護良親王と淵辺義博
最近、何がきっかけか忘れたのだが、原田実氏が『トンデモニセ天皇の世界』(文芸社)という本を出しているのを知った。アマゾンで確認したところ、世の中に流布している天皇説についての様々な異説珍説を紹介した上で、徹底的に叩くという内容だった。そして、叩かれている人物の一人に、落合(莞爾)さんが入っていることを知るに及んで、早速取り寄せてみることにしたのである。
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落合さんを叩いているのは、同書「孝明天皇は暗殺されず、明治天皇と協力して公武合体・大政奉還を根回しした?}という小節だ(p.76)。原田氏は落合さんの秘史シリーズについて、「根拠となる吉薗周蔵の手記の実在が疑わしいので、落合氏の説はホラ話の域を出ない」と切り捨てている。しかし、そうした原田氏の主張を逆に完膚なまでに叩きのめしたのが、落合さんが自身のHPに載せた「急告  チタン白に関する裁判上の偽証について」という記事である。これで、原田氏の主張は完全に崩れた。同記事で落合さんは反論を本にして著すというので、同書発行後に原田氏らがどのような反論をしてくるか、今から非常に楽しみである。

ところで、『トンデモニセ天皇の世界』のp.130に、「護良親王には子孫がいた?」という興味深い小節がある。数ページの同小節に目を通すと、「護良親王は非業の最期を遂げた皇子である。彼の最期の最も悲惨な点、それは彼を事実上死に追いやったのは父皇たる後醍醐だったということだ」(p.134)と原田氏は主張しており、通説となっている建武2年7月、尊氏の弟・直義は配下の淵辺義博に命じ、護良を殺害を、原田氏はそのまま信じていることがよくわかる。そうであれば、何故落合さんの『南北朝こそ日本の機密』(成甲書房)について言及しなかったのか理解に苦しむ。もしかしたら、同書を丹念に読んでいなかったのではないか。そう思うのは、読んでいれば、「なお、護良のなはかつては「もりなが」という読み癖で呼ばれることが多かったが、最近の歴史学会では「もりよし」という読み方が主流となっている」(p.137)というようなことは書かなかったか、少なくとも『南北朝こそ日本の機密』の小節「良子の「良(なが)」は護良の「良」である(p.49)に何等かの形で言及していたはずだと思うからだ。このあたりに、日本歴史学会といった所謂〝学校歴史〟派というか、正統派という原田氏の一面が窺えよう。

落合さんの『南北朝こそ日本の機密』の代わりに、小節「護良親王には子孫がいた?」で紹介していたのは、中丸祐昌著『南北朝異聞 護良親王と淵辺義博』(MBC21)であった。同書について、アマゾンに以下のような書評が載っている。

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同書の「序」は、以下の行で始まっている。

いつの時代でも、大なり小なり時の権力によって、国民の思想誘導や意識統一は行われてきた


今の日本が置かれた状況を考えれば、まさに身につまされる思いだ。なお、中丸氏は同書を執筆した動機を以下のように書いている。

 本書の主人公、淵辺義博は、そうした偏重した国家政策によって、『太平記』のわずかな記述をもとに、護良親王殺害した逆賊と決めつけられ、親王を悲劇のヒーローに、そして楠木正成を大忠臣に仕立てるため、敵役として歴史に登場させられた人物である。

 こう考えると、むしろ真の被害者は淵辺であって、身の栄達を投げ抛って親王を守り、僻地に土着して生涯を終えたこの人物の汚名を雪ぐのが、本書出版の目的にほかならないのである。

『南北朝異聞』p.8


同書にサーッと目を通してみたが、なかなか刺激的な本のようだ。殊に、p.206にある「淵辺家の家紋は抱き稲荷」という家紋に関する記述を読み、あれこれ想像を逞しくした。同書と落合さんの『南北朝こそ日本の機密』を再読したら、改めて護良親王と淵辺義博について、拙ブログに取り上げてみたいと思う。

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