『男はつらいよ』の第24作「寅次郎春の夢」は、1979年12月28日に公開された映画だが、そこに圭子(香川京子)が翻訳家として登場する。昨日紹介した小津安二郎監督の『東京物語』にも、次女京子役で香川京子(当時21歳)が登場しており、「寅次郎春の夢」に登場する香川は48歳なのだが、とても48歳には見えないほど美しい。

「寅次郎春の夢」では寅さんが。甥の満男の英語塾の先生であるめぐみの母親、圭子の家を訪れるシーンがある。

圭子が手にしているのは辞書だが、その左にタイプライターがあるのが分かる。当時(1979年)はインターネットなどというものは無かったし、パソコンにしても同年の8月にNECのPC-8001が漸く発売された年だった。やがてNECのパソコン黄金期を迎えるのだが、当時はまだまだタイプライターが主流だったのである。 パソコンの歴史1947~79年
それはともかく、第24作「寅次郎春の夢」を見て、翻訳をしている人間をイメージした人たちは、亀さんが翻訳をしている姿を見たら (゜◇゜)ガーン だろうな…(笑)。
亀さんの仕事も考えてみると、毎日、時には日に何度も役回りが変わるようなもんだよ。今日やっていた仕事は、若手のファッションデザイナーの翻訳だったんだが、先ほど終わって納品(メールに添付して送信)したよ。普段はフーテンの寅さんのように腹巻き姿の亀さんが、華やかなファッション業界の翻訳をやるんだから、ホント世の中狂っているよ。 翻訳者はヤクシャ

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