今日紹介する『最後の極道辻説法』の和尚の言葉が、週刊『プレイボーイ』誌に載ったのは1975年あたりで、今から40年近く前だ。「ロシアは世界最強の軍隊を持っている(当時)」と和尚は書いているが、その後のソ連は崩壊している。改めて、『ソビエト帝国の崩壊』という予言の書を著した小室直樹の凄さを再認識した次第である。
その後、亀さんがロシアに対する見方を大幅に変えたのは、栗本慎一郎が著した『シルクロードの経済人類学』である。同書の簡単な書評は旧ブログに載せたので、関心のある読者に一読してもらえたら幸いだ。この本を薦めてくれたのは、『みち』の藤原源太郎さんであり、お陰様でツランについて開眼できたことから大変感謝している。
和尚の自衛隊論への反響 俺にいわせリや、今氏の自衛隊論(続極道辻説法九四頁参照 http://toneri2672.blog.fc2.com/blog-entry-390.html)なんて阿呆のこんこんちきでね。今氏みたいなのがいるから右翼の連中が俺達をしめつけるんだ。俺は自衛隊は憲法第九条に違反すると思っている。法に照らして明らかじゃないか。そいつを今氏は認めるというのかい。もし自衛隊が必要なら、ちゃんと憲法改正の手続きをとればいいんだ。それをしないで、既成事実化する力こそ怖いと思わないのかな。もちろん俺だって何らかの軍隊力は必要だと思っている。それには国民皆兵、民兵制度が一番いいのは確かだ。しかし今の自衛隊制度を改革もしないで単に軍事力の必要性を説くなんてどこかの代議士と同じだ。俺だって国を守る気持ちは人一倍あるんだが。 (福岡市東区箱崎 24歳学生 中尾哲郎)
いま足元から必要なことは、憲法九条でも糞でもねえんだよ。すでにロシアが世界最強の軍隊を持って、いろんな国々に武器の援助をしてだな、いわゆるゲリラ活動させているっていうのに、それに対抗するに憲法九条もへったくれもあるかい。国を守る気があるなんてぬかしやがるが、それでどうして守るつもりなんだい、この糞ったれ野郎が。握り金玉で何ができるっていうんだ、この馬鹿野郎! オレの言っているのはそのことでね。憲法九条であろうと一〇〇条であろうと、大体日本の憲法なんてヤワなものをやかましく言ってる暇があったら、木刀でも振っとれ、この馬鹿野郎! 『最後の極道辻説法』p.41
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