漸く、落合莞爾著『国際ウラ天皇と数理系シャーマン』を読み終えた。当初、読み終えたらアマゾンのカスタマーレビューに読後感を書くつもりでいたが、実際に読了して色々と思うところがあり、最初に拙ブログで数回「落合秘史」について執筆してから、カスタマーレビューへの投稿を纏めたいと思う。
それにしても、今回も驚愕の情報で満載の『国際ウラ天皇と数理系シャーマン』だったが、一言で同書の読後感について述べるとすれば、〝しらす〟であろう。この言葉は、井上毅が教育勅語の起稿にあたり、徹底的に国史を追求して突き止めて悟った、日本の心なのだ。そして、この〝しらす〟とは何かを教えてくるのが、以下の天皇皇后両陛下のお写真なのである。

井上毅の〝しらす〟観について明瞭に解説している本に、伊藤哲夫著『教育勅語の真実』(致知出版社)がある。同書の「天皇治世の要〝しらす〟の思想」という小節から一部引用しておこう。
外国では国家成立あるいは憲法成立は、君民の約束といった形、あるいは国家契約といった形で成り立っているかもしれないが、日本ではなによりも無私の心で神々の心、民の心を知ろうとされ、それに自らを合わせようとされる天皇の「徳」によって国家は始まっている。これは非常に重要なことであって、日本国家学は日本固有のものであり、決してドイツなど西洋模倣の国家学ではないというのです。 『教育勅語の真実』p81
落合莞爾著『国際ウラ天皇と数理系シャーマン』に流れているものも、やはり〝しらす〟の精神であることは間違いない。

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