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人生は冥土までの暇潰し
亀さんは政治や歴史を主テーマにしたブログを開設しているんだけど、面白くないのか読んでくれる地元の親戚や知人はゼロ。そこで、身近な話題を主テーマに、熊さん八っつぁん的なブログを開設してみた…。
証言 陸軍中野学校 8
『証言 陸軍中野学校』の「証言1 戦犯になった一期生」を読む。この証言を行ったのは、陸軍中野学校の一期生であった牧沢義夫である。以下は牧沢氏の証言。

中野学校で受けた教育は、私の人生にとって決して無駄ではなかったと思っています。あの時代、日本人は「天皇や国家に忠義を尽くせ」というとが至誠とされていましたが、中野の教育で学生に求められていたものは国体イデオロギーよりも「個としての資質」を求められていました。資質とは「生き延びる諜報員は優秀である」ということなのです。それが、中野学校の基本であったと、私は理解しています。(『証言 陸軍中野学校』p.30)


この行を読み、小野田寛郎少尉のことを思い出した。小野田少尉のことは、「証言 陸軍中野学校 4」を参照してもらうとして、ここで改めて佐藤守氏の言葉を繰り返しておきたい。

国家存立のためには、情報戦とそれに対処する秘密組織が不可欠です。同盟国・米国のCIAはじめ、世界各国はその組織を有効に活用して、過酷な国際戦略を生き抜いています。それが国益であり、勝ち取ることが自国民保護のために必須だからです。残念なのは、戦後の日本政府だけがその意識が全く欠落しており、悲しいことに肝心な情報を同盟国に頼っている有様です。その姿勢は、まさに大東亜戦争で植民地から解放したアジア諸国に代わって、自らが「米国の植民地」に甘んじているように私には見えるのです。(『大東亜戦争は昭和50年4月30日に終結した』p.211)


諜報員=〝草〟については、シリーズにすれば数十本ほどに展開できそうだが、本業(翻訳)に追われるため当面は着手できそうにない。しかし、数年の後には開始するつもりで、少しずつ資料を集めたり、関係者の話に耳を傾けたりしているところだ。

話は変わるが、『証言 陸軍中野学校』の「証言1 戦犯になった一期生」で、亀さんの体験と重なる箇所があった。これは牧沢氏が南米で活動していた時の話である。


日米開戦後は日本を支持してくれて、ビーバ・ハポン(日本万歳)、グリンゴ(南米人が悪意を込めて呼ぶアメリカ人の蔑称)をやっつけてくれて有り難うなどと、現地の人たちに大いに感謝されたものです。
(『証言 陸軍中野学校』p.23)


亀さんは十代の頃、半年かけて中南米大陸を放浪しているんだが、アルゼンチンのパンパス(大草原)を突っ走るバスに乗っていた時、隣に居合わせたのが亀さんと同じ年代のアルゼンチン人の若者だった。すぐにお互いに打ち解け、スペイン語でアルゼンチンのことや日本のことを語り合ったのだが、話がアメリカに及ぶと急にその若者の顔が曇り、「俺はグリンゴ(アメ公)が嫌いだ」と憮然とした顔つきで言い放ったので、亀さんは言葉が続かなかった…。

その南米は、今でもアメリカに搾取され続けている。だから、南米諸国は反米意識が強いのだが、それが顕れたのが過日のスノーデン事件だった。ベネズエラ、ニカラグア、ボリビアが亡命受け入れを表明したのを思い出していただきたい。

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