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人生は冥土までの暇潰し
亀さんは政治や歴史を主テーマにしたブログを開設しているんだけど、面白くないのか読んでくれる地元の親戚や知人はゼロ。そこで、身近な話題を主テーマに、熊さん八っつぁん的なブログを開設してみた…。
自分の頭で考える
拙稿「赤いシリコンバレー」で紹介した大井幸子女史が、「世界秩序」についての動画も公開していた。


今後のマーケット動向を左右する世界秩序の変動について解説します【ウクライナ侵攻から1年】

2月23日に収録したという大井女史の動画を観て、「何だかなぁ・・・」という印象が拭えなかった。確かに、大井女史の経済・金融に関する動画は概ね肯定できるし、安心して観ていられるのだが、こと政治や軍事の話になると、途端に正鵠を失する話のオンパレードになってしまう。そうなる原因が今までは分からなかったのだが、改めて調べてみたところ、どうやら地政学者である奥山真司氏の影響を受けていることが分かった。

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【奥山真司×大井幸子 後半】2020年代 金融・デジタル通貨・安全保障・技術戦争はどうなっていくのか?/国際金融と地政学から見た未来予想図

奥山氏に関しては、小生は名前を知っている程度で、同氏の本や記事に目を通したことはない。しかし、上掲の大井女史の動画を観て、初めて奥山氏の地政学に触れたと思った。どうやら奥山氏、ランドパワーvs.リムパワーという捉え方をしているようだ。

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大井女史の言葉ではランドパワーvs.シーパワー、奥山氏の言葉ではランドパワーvs.ラムパワーということになると思うが、そうした見方が地政学にあるのは知っていたし、ランドパワーとシーパワーの間に横たわる、地勢的な戦略の立て方に違いがあることも把握していたつもりだ。たとえば、ロシアの場合はランドパワーに属するが、このあたりは拙稿「「今のロシア」がわかる本」に書いた。

ところで、大井女史の動画に登場する、ハートランドはマッキンダーが提唱したもので、そのマッキンダー理論を叩き台にして、「リムランド」なる新理論を打ち立てたのが、ニコラス・J・スパイクマンだった。
地政学/理論/リムランド理論

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リムパワー、確かに一つの見方ではあると思うが、世界戦略情報誌『みち』で最近まで展開されていた、神子田龍山さんの「地政学と伝統玄秘学」シリーズ(全47回)、これに目を通した身として、スパイクマンの理論は腑に落ちない。そのあたりの理由については、神子田さんの地政学理論を解説する必要があり、これは長大な記事になりそうなので、気が向いた時にでもブログ記事にしたい。

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map of multipolar four zones

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ともあれ、大井女史というか奥山氏の地政学理論には、拙稿「習近平とバイデン」でも示した上掲図にある、ツランやフェニキア、さらには権力や権威という視座が完全に欠落している。だからこそ、小生は神子田さんの地政学理論を支持するのだ。つまり、神子田さんの理論には、しっかりとツランという視座が組み込まれているのである。

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また、大井女史の語るところによれば、TRICKSというグループがあり、これは、トルコ、ロシア、イラン、中国、北朝鮮を指しているとのことだ。しかし、ロシアと中国を一括りにするのは馬鹿げている。その理由については、拙稿「平和の使者?」で既に述べたことだが、それに加えて、トルコ、イラン、北朝鮮も一緒くたにするとは、呆れて物も言えない。

それから、大井女史の動画にあった以下の世界情勢の解説・・・

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「アメリカの3大戦略地域」として、ヨーロッパ、中東、および東アジアを米国の三大戦略地域として位置づけているが、たとえば中東の場合、サウジアラビアを例に挙げるまでもなく、今や中東のアメリカ離れが進んでいる。それなのに、こうした点を無視しているのは個人的に納得できない。

ここで、情報というものを捉え直す必要がある。以下の動画は拙稿「平和の使者?」でも紹介しているが、ここでも再掲しておこう。


情報操作に騙されないためには?

この動画で小名木善行氏は、「自分の物差しを持て」と力説、さらには、「自分の頭で考える」ことの大切さを訴えている。

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この「自分の頭で考える」という小名木氏の言葉で、改めて画面冒頭に「学び、考え、行動する」としている意味を、よく噛みしめていただければと思う。そのためにも、自分の物差しを持つべきなのである。

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この「自分の頭で考える」について、文化的考察を加えるとしたら、以下の動画がピッタシであり、目から鱗が落ちること請け合いである。


【武田邦彦】三菱商事の専務から世界中が度肝を抜く衝撃的な話を聞きました! 日本では当たり前の「恩」について理解すれば、ロシアがウク

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「自分でものを考え、自分で自分を作っていく」ことができるのは、日本人だけという武田邦彦氏の視点、正に目から鱗だった。
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