
四年ほど前になるが、「ミヌシンスク文明 02」と題する記事をアップしたことがある。その時、小生は量子力学について少しだけ言及した。
量子力学の台頭で従来の科学が崩壊しつつあり、次の文明原理に人類は進みつつあるのだが、それは、精神世界の古代人から、物質世界の現代人を経て、精神世界と物質世界が融合した世界へ向かう過渡期にあるとも言い換えることができ、量子力学をきっかけに世界の精神構造が変わりつつあることを、安西さんは述べている。
では、具体的に量子力学とは如何なるものか? 小生自身も量子力学という巨象に触っただけなので、とてもではないが独自の量子力学観を打ち立てたとは到底言えない。そこで、最初に以下の動画を紹介しよう。
量子力学が示唆した恐ろしい「世界の本質」
「収縮」だの「量子もつれ」だのといった、我々には想像もつかない世界が量子力学の世界だということが、朧気ながらも分かっていただけたのではないだろうか・・・。


次に、一時間半弱という長い動画で恐縮だが、実に分かりやすい量子力学の解説を武田邦彦氏が行っているので、比較的まとまった時間の取れる年末年始の今、観てみるといいだろう。尤も、同動画は武田氏の話と、視聴者からの質問に武田氏が答える形をとっているので、時間の無い読者は武田氏の話だけでも十分だ(~44:10)。
テレパシーや死後の世界は、科学的にあり得る?【幸せ砂時計サイエンスLIVE 第5回】
どうだろうか? 単なる量子力学の入門編だと思っていた読者は、実際に観てみて死後の世界やタイムマシーンといった、想定外の話に展開しているので多分混乱したのではないだろうか・・・。また、本稿の主題である「どこでもドア」についての武田氏の話も興味深かったはずだ。意味するところは、ニュートンとアインシュタインを乗り越えることで、どこでもドアの実現は可能ということだ。
最後に、以下の動画もお勧めである。
【公式】「不思議」という言葉はこの世に存在しない【第9回 幸せ砂時計サイエンス】
個人的に思わず膝を打ったのは、以下の二点である。
1.固定概念を捨てる 我々が身につけている常識というか固定観念を、どれだけ脱ぎ捨てられるかということの大切さが、つくづく分かったものである。このあたりは、その人の持つ頭の柔らかさに大きく左右されると思うが、そのあたりを武田氏は、「死後の世界」や「紫式部」を例に挙げる形で上手に解説していた(19:11~)。
2.時間は存在しない 冒頭で紹介した「真実の目」という動画チャネルでも、時間というものは存在しないというテーマの動画を公開しているが、同じことを武田氏も上掲の動画で主張していた(31:27~)。この点については武田氏に同意するものの、どうやら武田氏はブラックホールの存在を信じているようで、残念だ。ともあれ、個人的には武田氏のブラックホールの解説は、アカシックレコードを連想させるに十分だったし、魂の存在を信じる身として故人の持っていた情報すべては、何処かに遺されていると思っている。
ところで、ニュートン力学について武田氏は言及していたが、小生はゲーテとの色彩論争を思い出した。本稿のテーマから外れるが、拙稿「地球と生命」でも紹介しているので、関心のある読者は一度観てみるといいかもしれない。
ニュートンとゲーテ~物理学者と文学者が導き出した色の科学~
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