菩提寺が真言宗(智山派)ということもあり、小生が子どもの頃は寺が檀家の子どもに、真言宗の教えを説いたマンガ本を配布していたので、子ども心にも空海は身近な存在であった。高野山へは高校の修学旅行で一度訪れたきりだが、機会があれば再訪してみたいと思っているし、足腰が丈夫なうちに四国八十八ヶ所の霊場を目指し、在りし日の母同様に巡礼の旅をしてみたいとも密かに思っている。
ちなみに、拙ブログでは空海を幾度か取り上げており、たとえば、「飯能と明治神宮」といった記事をアップしている。
空海と並び日本仏教の開祖と云えば、もう一人に最澄がいる。この最澄と空海を取り上げた書籍は汗牛充棟の如くあり、とてもではないが全てを読み通すことはできない。以下はその最澄と空海を取り上げた動画だが、同動画を観ながら改めて思ったこと、それは、小生が十代の頃に世界を放浪したのも、もしかしたら空海に背中を押されたためかもしれないと、ふと思うことがある。
最澄と空海、その違いが一気にわかる|小名木善行
最澄は後漢最後の皇帝であった献帝の末裔であり、一方で空海は佐伯氏の出である。「佐伯氏とは何者か?」あたりを読めば。佐伯氏は「日本古来の種」であることが分かるだろう。そして、小名木善行氏は上掲の動画で以下のように語っている。
空海は日本の神道的な考え方をする。あらゆる自然のものは全て尊重されるべきものである。人間と自然は共存すべきものである、人と人が仲良くしなければいけない。これらが空海の根底にあった。
動画の終わりに小名木氏は、「空海は時代の異端児」と喝破、「絶対に正しい。これだけを真っ直ぐに生き続けた。実践し続けた。そういう人物であった」と空海の人物を語っていることからも分かるように、空海について小名木氏には語りたいことが山ほどありそうで、今後の動画が楽しみである。
 四国八十八ヶ所霊場巡りのお遍路さんたち
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