
2月1日に発売された『ザ・フナイ』(3月号)に、安西正鷹さんの「時間とお金の関係を読み解く」シリーズが掲載された。自動車の大量生産方式(フォード・システム)と、チャップリンの映画「モダン・タイムズ」を取り上げたもので、小生は半年ほどだったがホンダの狭山工場で、自動車組立ラインを経験していたこともあり、安西さんの新記事を貪るように読んだ次第である。以下は、米国メーカー「フォード」についての安西評だ。
「作業の標準化」と「ベルトコンベア・システム」を核として、「フォード・システム」は生産効率の著しい向上を実現し、大量の自動車を低コストで生産することを可能にしました。
一方、この大量生産システムには負の面もあり、安西さんは「人間疎外」という言葉を用いていた。日本の自動車工場の実態については、鎌田慧氏の著した『自動車絶望工場』(講談社文庫)に詳しい。

ところで、大量生産システムの負の面を、如実に示した映画を安西さんは紹介している。それは、チャップリンの映画「モダン・タイムズ」だ。
チャールズ・チャップリン ~ モダン・タイムス | Modern Times 1936年 ‧ ドラマ/コメディ
安西さんは同映画について、以下のように評している。
1936年に制作されたこの喜劇映画は、チャップリンの代表作のひとつであり、彼自身が監督・製作・脚本・作曲を担当しました。資本主義社会や機械文明を題材にした作品で、労働者の個人の尊厳が失われ、機械の歯車のようになっている世の中を笑いで表現しています。
このチャップリンだが、以下の動画に注目していただきたい。
【今、世界はどうなっている?】林千勝×水島総 第3回「ロスチャイルド家の手練、コロナとチャップリンのプロパガンダ戦略」[桜R3/6/19]
チャップリンの裏の素顔が分かり、実に興味深い動画だと思う。
最後に、掲示板「放知技」の常連の一人である、mespesadoさんの最近の投稿を取り上げておきたい。 https://grnba.bbs.fc2.com/reply/17332230/248-249/
特に、248の以下の結語は注目に値しよう。
「新しい時代が来る」とは、既に物理的には可能になった現代において、
あとはその「心のしがらみを捨てる」ことができたとき、現実にもそれが可
能になるわけで、その「心のしがらみを捨てたとき」が、イコール「新しい
時代の到来」ということに他ならない。
mespesadoさんの謂う「心のしがらみ」とは、どういうことか? 放知技でmespesadoさんの投稿を追ってきた読者なら、詳しい説明は不要かと思うので割愛するとして、mespesadoさんの過去の投稿を読んだことのない読者は、以下のmespesadoさんの講演ビデオを一度観ておくことをお勧めしたい。そうすれば、朧気ながらもmespesadoさんの謂う「心のしがらみ」とは何かが分かるはずだ。
mespesadoさん講演録「本当のオカネと経済の話 」
【チャップリン追加情報】
【林千勝先生㊶】麻〇太〇は現代の松方正義?チャップリンの正体
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