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人生は冥土までの暇潰し
亀さんは政治や歴史を主テーマにしたブログを開設しているんだけど、面白くないのか読んでくれる地元の親戚や知人はゼロ。そこで、身近な話題を主テーマに、熊さん八っつぁん的なブログを開設してみた…。
大英帝国の影
3月18~19日(現地時間)の二日間をかけて行われた、アラスカ米中会談を小生は興味深く見守った。


異例 米中外交トップ“非難”応酬、わざわざ経由地アラスカで

21032004.jpg

米中会談については実に多くの識者が、様々な視座で個人的見解を述べていたが、彼らの記事に目を通したり動画を見たりして思ったことは、識者らの史観についての知的枠組みに応じて、彼らの眼に映る歴史というものが、恰も万華鏡の如く多様になる(変化する)ということであった。

21032001.jpg

小生の場合、今回の米中会談で朧気に浮かび上がってきたのは、奥の院、すなわち大英帝国の影であった。最初に、以下の動画を観て戴きたい。


「工作員西郷隆盛」倉山満 宮脇淳子 江崎道朗【チャンネルくらら・12月2日配信】

21032005.jpg

小生は旧稿「西郷隆盛」の「1.はじめに」で、当時の覇権国家であった英国を取り上げ、以下のように書いている。

 2004年の師走、本シリーズの「近代日本とフルベッキ」に毎月目を通しているという某識者と語り合う機会を持った。その識者を仮にAさんとしておこう。前号の「第四章 勝海舟」の中で、「前々回の第二章 坂本龍馬でも述べたように、幕末維新にかけての日本には外国、殊に英国の影が見え隠れするのであり、江戸開城も例外ではない。ズバリ言えば、英国公使のパークス、さらには英国というお釈迦さまの掌の上の孫悟空が勝海舟であり西郷隆盛だったのである」と筆者が書いたことに対して、「確かに、イギリスやフランスが幕末明治期の日本に及ぼした影響は大きかったと思うが、だからといって西郷や勝がイギリスというお釈迦様の掌の上の孫悟空だったと言い切るのは如何なものか」とAさんは反論してきたのであった。


続けて小生は、同記事の「2.老獪な国・イギリス」で、文字通り英国を老獪国として書いた訳だが、今日に至っても依然として世界権力の中枢に居座る、大英帝国の影響を念頭に置いて昨今の世界を俯瞰しないことには、国際政治や経済の潮流を見誤るとつくづく思ったものだ。

その意味で、上掲の倉山満氏の動画は一見の価値はある。と言うのも、倉山氏の著書は「国際政治の力学」、「国内の政治力学」、そして「国際法」という、三つの視座から成る西郷隆盛論であり、こういう類いの本は本邦では初めてだと、司会を務めた江崎氏が動画の冒頭で指摘していたが、その通りだと小生も思う。

何故なら、17年前の拙稿「西郷隆盛」、今の時点で読み返してみるに、改めて「国際法」の視座が欠如していたのに気づかされるからだ。だから、手直ししたい気持ちに掻き立ててられるものの、当時の己れ知的枠組みの狭さを、如実に示したものとなっているので、そのまま手を加えずに同記事を残しておくこととしたい。

さて、時計の針を150年進め、現代の国際政治を観てみよう。すると、過日の米中対談の主役だったアメリカも中国も、かつて大英帝国の絶大な影響下にあったこと、より正確には今でもあることを思えば、現在の大英帝国の動向を注視せざるを得ないことがお分かりいただけよう。

表層的に見れば、日米豪印の四ヶ国による中国包囲作戦であるクアッド(「アジア版NATO否定?」)に、英国が新たに加わったということになり、及川氏は百年前の〝日英同盟の復活〟にもつながり、我が国にとって大いにブラスになると語っているのだが、あまりにもナイーブと言うか、英国に対する見方が甘ちゃんだと思った。


JP
2021.03.20【日英】英国!新国家戦略は対中国‼️《日英同盟の復活》【及川幸久−BREAKING−】

ここで思いを致すべきは、日米豪印はいずれも大英帝国による影響を受けてきた(正確には今日でも受けている)ということである。

かつ、クアッドが包囲しようとしている中共を誕生させたのも大英帝国だった。より正確に言えば、奥の院の大番頭であるロスチャイルドが中共を誕生させたことを思えば、大英帝国の真の狙いが朧気ながらも見えてこよう。だから、放知技で堺のおっさん(>>172)とsuyapさん(>>173)が、アラスカにおける米中対談を「プロレスショー」としたのも頷けるのである。

その意味で、見え隠れする大英帝国の存在を意識しつつ、アメリカと韓国の現状を語った西村幸祐氏の以下の二本の動画、流石と思った。


特番『終わらない反日、朝鮮半島の問題は”日米関係の変数である”・・・映画『めぐみへの誓い』公開』ゲスト:批評家 西村幸祐氏


特番『アメリカ版”文化大革命”が進行中!?いまだ記者会見しないバイデン大統領は』ゲスト:批評家 西村幸祐氏

【グリコのおまけ】
今回のアラスカ米中会談を取り上げていた動画の中で、特に印象に残ったものを数本、以下に取り上げておこう。

■張陽チャンネル
張陽氏はアラスカ米中会談について、三本の動画をアップしている。


中共の談判トラップ【第131回】

[コメント]堺のおっさんやsuyapさんの「プロレスショー」という言葉を彷彿とさせる、「パフォーマンス」という言葉を張陽氏が用いていたのは面白い(笑)。



米中会談 中共が完勝【第132回】

コメント]「中共のついている最大の嘘は、中共に搾取されている14億人の中国人を代表していると主張していることだ」と、ポンペオの言葉を張陽氏は動画の中で紹介していた。さらに、「自分たちが中共に搾取されていることに、気づいている中国人が少ないのは問題だ」ともポンペオは付言したというが、小生もその通りだと思う。



米中会談中に中共がレッドラインを漏らした【第133回】

コメント]中共にとっての最大の目標は、現体制を維持することであり、その目標の達成のために、同胞であるはずの他の中国人などどうでもよいと、日頃から中共は思っていること、頭の片隅に置いておくべきだろう。


それから、張陽氏は上掲の動画「中共の談判トラップ【第131回】」(11:26~)で、以下のように述べている。

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小生も拙ブログ記事「困ったお隣さん」で、中共(中国共産党)を技術泥棒国であると書いた。

韓国同様に反日国家である中国は、最先端技術を他国、すなわち欧米という先進国から掠め取ってきた、所謂、技術泥棒国である。それも、長年にわたる筋金入りの技術泥棒国なのだ。


■李真実チャンネル

米中会談での中共の狙い。楊潔?の異常行為の三つの原因。

コメント]李真実氏は動画の冒頭で動画を観ることのメリットは、画面に映し出される発言者の仕草・視線・口調・言葉から、その人物の全体像を把握できることだと語っていたが、小生もその通りだと思うし、それが最近は本から動画に、シフトした理由の一つとなっている。


ところで、米中対談というテーマからは横道に逸れるが、同氏には宇宙技術における、日米技術協力についての動画があるので、この機会に紹介しておこう。


米日宇宙軍-鬼に金棒(上)。なぜ米国の宇宙軍は必ず日本の宇宙作戦隊と提携するのか。日本のメリットのどこにあるのか。日本しかできないこと。


米日宇宙軍-鬼に金棒(下)。なぜ米国の宇宙軍は必ず日本の宇宙作戦隊と提携するのか。日本のメリットのどこにあるのか。日本しかできないこと。

コメント]宇宙軍を設立したのはトランプであり、大英帝国が日米による宇宙開発を黙認しているあたり、見えてくるものがあるのではないだろうか。ともあれ、宇宙技術で世界をリードしているのは我が国であり、その日本の技術力にアメリカが全面的に頼っている現実、知っておいて損はない。


■ブログ「へっぴりごし」
同ブログに掲載された以下の記事は重要であり、眼光紙背に徹して一読戴ければと願っている。
「グローバル・ブリテン」英国がEU離脱後初の国家戦略発表 インド・太平洋への関与を強化

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