小生が、ここ一~二年ほど極力見るようにしている動画がある。それは、「大愚和尚の一問一答」という動画シリーズだ。大愚和尚は佛心宗大叢山福厳寺住職であると同時に、事業家、作家・講演家、セラピスト、空手家と、五つの顔を持つマルチ和尚なのだが、最近見た和尚の動画で、ハッとさせられたのが以下の動画・・・。
一生ものの「足腰」を鍛える3つの対策
上掲の動画の内容を掻い摘まんで書くとすれば、大愚和尚の母親は還暦を迎える少し前あたりから、すっかり体力が落ち、躓いて手足を擦り剥いたりするなど、己れの体力の衰えを痛切、すっかり生きる気力を無くしていた。そうした母親を見て心配した和尚は、自身が経営するスポーツジムへの入会を勧めたのである。普通、スポーツジムというのはバーベルを持ち上げるといった、「身体を鍛える」場を想像するかもしれないが、和尚のスポーツジムは一般のそれとは違っていた。
住職という職業柄、普段は高齢のお年寄り、あるいはお年寄りの家族と接して話に耳を傾けたり、仏様になった故人の生前の日常について、遺族の話に耳を傾けたりして大愚和尚が知ったことは、お年寄りが最も心を砕いていること、それは自身の健康だという。つまり、間もなく旅立つという時になっても、自分の足でトイレに行き、用を足せる程度の健康を保った状態で、あの世に逝きたいというのが、多くのお年寄りが願っていることだという。
その大愚和尚が、お年寄りに勧めている心がけに三点があり、それは以下の通り。
●身体を柔らかくすること。
具体的に言えば、人間の身体で動くように出来ている部位(関節・筋肉等)は、いつまでも動かせる状態にしておくよう心がけるということだ。そのためにも、畑仕事をしたり、家の掃除をしたりするなどして、普段から身体を動かすように心がけることが大切だという。小生は徒歩、それも速歩が健康維持に良いと思っていたが、これは少し見直す必要がありそうだ。
●身体に強い刺激を与えること。
たとえば、二世帯住宅では一階にお年寄り、二階に若夫婦が住むというのがお決まりのパターンになっているが、それを一階に若夫婦、二階にお年寄りが住むようにするべきだと大愚和尚は主張。つまり、お年寄りを敢えて二階に住まわせることで、階段の上り下りをさせるわけである。また、電車に乗った時は極力座らないように心がける。多少の悪路でも敢えて歩く。スーパーに行ったら、店から一番遠いところに車を停め、店まで歩くようにするといった心がけが大切だとのこと。つまり、周囲から年寄り扱い、大事に扱われるのを極力避けることが大切だと、和尚は説いているわけだ。周囲に甘えてばかりいては、年齢と共に老化が早まると、和尚は警鐘を鳴らす。
●クヨクヨしないこと。
要は、明るく日々を過ごすことが大切だと、大愚和尚は言っているわけであり、小生もその通りだと思うね。
個人的に、和尚の話に加えて、以下の実践もお勧めしたい。
・粗食小食(一日一食)に徹すること。かつ、乳酸菌の摂取に心がけること。 ・普段動かしている身体の部位だけではなく、普段は動かすことのない身体の部位も動かすこと。それには、ヨガなどが最適だ。ちなみに小生の場合、ヨガを30年以上続けている。
今回は和尚の動画から一本だけ紹介したが、その他にも多数の動画を、和尚は今までに公開しておられる。以下をクリックし、関心のある動画があれば、一度鑑賞してみることをお勧めしたい。 大愚和尚の一問一答
- 関連記事
-
スポンサーサイト
|