JBpressがスパイについての記事を、7月4日にアップしていた。 中国から帰ってきた公安スパイ、その過酷すぎる人生
早い話が、日本の公安調査庁に協力する形で、中国でスパイ活動を行っていた日本人が現地で捕まって有罪判決を受け、ようやく釈放されて五年ぶりに日本の土を踏んだというニュースだ。一読して、昨今の日本の諜報能力の衰えを赤裸々にした記事と云えよう。しかし、大東亜戦争で敗北を喫すまでの日本は、中野学校を例に挙げるまでもなく、優れた諜報能力を如何なく発揮していたこと、この機会に改めて思い出して欲しいのだ。
ここで、諜報と云えば小生は「草」を思い出す。小生は掲示板「放知技」で「ツランという絆」というスレを立ち上げ、草について以下のような投稿を行っている。
『金正日は日本人だった』が発行される少し前から、小生は「草」について山浦嘉久氏らから、直に月一回のペースでお話を聞いてきました。その後、西川一三の著した『秘境西域八年の潜行』、その西川の著書に青春時代に出会い、大いに感銘を受けたという関岡英之の『定刻陸軍 見て果てぬ「防共回廊』と読み続け、その後「草」に関しては栗原氏も推薦している、最も貴重な資料『伊犂紀行』(日野強著)を入手するに至っています。なお、西川一三については、天童竺丸氏がネットに書いていますので参照してください。これは、「反支那地帯を行く ──西川一三の秘境西域潜行」という記事で、一番下の方にある全部で6話のシリーズです。 http://michi01.com/kantougen.html
国益という観点に立てば、今日の世界においても草の存在は、我が国にとって必要不可欠だと思う。以下は一国の諜報能力(インテリジェンス)についての動画で、所謂日本の〝表の諜報組織〟についてである。
動き出す自衛隊のインテリジェンス 江崎道朗のネットブリーフィング 菟田中子【チャンネルくらら】
そして、〝裏の諜報組織〟と云えば「草」だろう。この草という存在については決して表面化することはなく、今日も我々の知らぬ処で活動している。
ともあれ、上掲の動画で最も印象的だったのは、府省間の壁を乗り越えていたことで、こうした縦割り行政の障害を取り払ったあたり、我が国の国防におけるインテリジェンス向上への第一歩となるのは間違いない。願わくは、我が国のインテリジェンスに今まで以上の力を注いで欲しい。
最後に、以下は同じく江崎道朗氏の動画だ。
特番『米国の対中国政策とEPN、動き出す日本のインテリジェンス』ゲスト:評論家 江崎道朗氏
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