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人生は冥土までの暇潰し

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人生は冥土までの暇潰し
亀さんは政治や歴史を主テーマにしたブログを開設しているんだけど、面白くないのか読んでくれる地元の親戚や知人はゼロ。そこで、身近な話題を主テーマに、熊さん八っつぁん的なブログを開設してみた…。
米中衝突と炙り絵
20070302.jpg

前稿「米中衝突と日本」で紹介した動画、「ポストコロナで見えてきた”新世界秩序”とは?」で、ゲストとして登場した西村幸祐氏の対談本、『「武漢ウイルス」後の新世界秩序』が出版されたのを知り、取り寄せてみた。その理由は、西村氏の国際情勢についての鋭い分析に関心を抱いたということもあるが、なにより、対談相手が福山隆氏という陸上自衛隊の元陸将だったからだ。

小生は常日頃、軍事のプロが書いた本や記事は、努めて精読するようにしている。その最大の理由は、自分は軍事に関しては素人であり、軍事の何たるかに精通した軍事専門家の視座を通さないことには、国際情勢を見誤る恐れが多分にあるからだ。その点、福山氏は陸上自衛隊の元陸将という経歴から申し分なく、期待するものがあって同書を取り寄せたのだが、期待以上だった。

では、西村氏と福山元陸将の対談から、どのような視座を小生は獲得できたのかといえば、それは、「目に見えぬ戦争」という視座である。

当初、武漢で発生したウイルスが、自然発生なのか生物兵器なのかと様々な想像を巡らせたり、新型コロナウイルスを取り上げた諸記事に目を通したり、アフターコロナの米中衝突について独り考察するといったことに、小生は多くの時間を割いてきた。その間、漠然とながらも、「もしかしたら、今のコロナ禍は新しい戦争の形ではないのか」という思いが脳裏を過り、それからというもの、軍事専門家の記事に集中して目を通してきた。そうした最中、『「武漢ウイルス」後の新世界秩序』に出会ったのである。

早速、仕事の合間に同書に目を通すことにより、福山元陸将の視座で観た「目に見えぬ戦争」について理解しようと努めた。そして、一枚の白紙を火にあてたところ、突然、「新しい形の戦争」という文字が、くっきりと炙り出されたのと似たような体験をした。己れの直感に自信を持った瞬間だった。

20070301.jpg

同書は全部で四章からなる。

第一章 武漢ウイルスが炙り出した現実
第二章 蔓延するウイルスの背後でうごめく各国の動向
第三章 アフター・ウイルス、どうなる世界の新秩序
第四章 かくも重大な岐路、日本の進むべき道は


どの章も、実に読みごたえがあった。そして、つくづく思ったことは、福山元陸将と西村氏の対談から浮かび上がる、武漢ウイルスとの見えぬ戦争という視座を理解できるかどうかで、その人が未来を見通せるかどうかの分かれ道になるということである。

ともあれ、小生の下手な書評よりも、【追報01】で紹介した、ei_reviewer氏の書評の方が格段に優れていると思うので、以下に紹介しておこう。

この対談は何について真剣に論談されてゐるかといふと、今尚猛威を振るふ武漢ウイルスの後の地球上の世界について、現状分析・現状認識をして世に示してゐる対談本だといふことになります。この認識を冷徹に第三次世界大戦と呼んでゐる。従ひ、主題は日本の国家の安危・安全保障です。この問題が凝縮されて然るべき視点、即ち政治・経済・軍事・文化(従ひ精神)・外交の各視点から語られ尽くしてゐます。


それから、福山元陸将の語る「ミリタリー・カルチャー」について、十全に知悉することが大切だ。

軍隊が国家の命運を背負って、ミッション(命令)を受けたら、何を考え、どのように行動していくか……、つまり、意思を決定して、どういうふうに人を募集・教育し、武器を持たせ、訓練をし、ミッションに臨ませるかという根本的な手法。
『「武漢ウイルス」後の新世界秩序』p.102


並行して、福山元陸将は以下のように語っている。

NECも(初代所長の)谷内氏の後任には、軍事に精通した自衛官ではなく、警察官僚を据えました。今後もその傾向の繰り返しでしょう。自民党政権が、外交、検察、警察におもねるのは保身のためで、自然でしょう。
『「武漢ウイルス」後の新世界秩序』p.162


これは想像だが、自衛隊と警察という二つの組織を較べるに、特に国防についての見方・考え方で較べるに、二組織の間には雲泥の差があることを安倍総理は熟知しているはずだ。だからこそ、本当は自衛隊出身者を引き上げたいところだろうが、未だに半独立国家ということもあり、総理の思う通りには行かないのが現実だと云えよう。

最後に、同書の「おわりに」を執筆した、西村氏の史観に注目していただきたい。西村氏は、イタリアの歴史哲学者だった、ベネデット・クローチェの持つ史観の限界を指摘している。つまり、西村氏はクローチェ史観の場合、未来や過去から<いま現在>を見抜く視点を欠くと述べているのである。一方、二十年後の未来を見る〝予測〟、二十年前の過去を見る〝歴史〟という手法を加えることにより、〝〟という時代を一層正確に把握できると
西村氏は説くが、まさに至言である。

【追報01】
アマゾンで確認するに、「ポストコロナで見えてきた”新世界秩序”とは?」の書評(カスタマーレビュー)は、現時点において三人の読者が各々の書評を投稿している。どの書評も良かったが、殊にei_reviewer氏の書評、本文でも紹介したように実に素晴らしいと思う。

そして、ei_reviewer氏の書評で驚いたのが、故山浦嘉久さんの「第二の天岩戸開き」を彷彿とさせる行であった。少々長くなるものの、以下に当該箇所を全文引用させていただく。

元陸将曰く、現行日本国憲法がコロナ (皆既日食)である(同書162ページ)を、私はかねてより神道の観点から現行日本国憲法は穢れであると言つてゐるのは軌を一にしてゐることは領域は異なれ同じ主張であることは自明であるとしても、私は今まで欧米白人種キリスト教徒の繁栄(本当は商売の繁盛といふべきではないかと思ふが)させてきた文明ーこれも本当に文明の名にふさはしいかは疑問であるーに敬意を評して、大航海時代に倣ひ大コロナ 時代と皮肉を言つて来たのをあらためて、pax corona(パクス・コローナ)と呼ぶことに、この本を読み終はつて、心変はりがしたのです。何故なら、pax coronaのコロナが皆既日食なれば、これは言ふまでもなく天照大御神が天岩屋にお隠れになり、地上は真っ暗闇になつて闇夜に私たちは生きることになるといふ誠に素晴らしい令和の時代の始まりであるからです。この時何が起きたか。神々が集ひて三種の神器のうちの二つが、それぞれの神によつて製作された。卑猥極まりなくもまたエロスに満ちた、ホトをも露はに見せた踊る天宇受売命(あめのうづめのみこと)の裸踊りで岩屋の戸を開けた天照大御神が女性であるわけはなく、ひよつとしたら男かも知れぬといふ、キリスト教とには及びもつかぬ性の深淵の太古からの歴史も同時に露はになるといふことも世に再び知られて(今度の世は地球上にといふ意味である)、私たちの現下キリスト教の偽善的な道徳によつて枯渇せる道義・道徳のエネルギー(これをモラーリッシェ・エネルギーといふ)が再び真の夜に湧き出でて、生命が蘇生し、お祭りと祀り事が蘇生をし、透明なる夜に生き生きと生きることになるからです。時代のキーワードはどうやら透明といふことばであるらしい。しかし透明性(transparency)とは既に20世紀のコンプライアンスなどといふ欧米近代国家の此れも自業自得の此れも偽善的規則とは御免を被り、自由奔放なる私たち日本人の透明性の安全保障に努めることになります。これがpax corona、皆既日食の大コロナ時代である。


蛇足ながら、ei_reviewer氏の他のカスタマーレビューも読んでみたところ、『死の貌』(西法太郎)を取り上げているのを知った。同書は三島由紀夫の死の謎について、長年追究してきた西法太郎氏の研究成果という性格の本である。記憶に留めておき、いつの日か同書に目を通したいと、ふと思った。

【追報02】
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『「武漢ウイルス」後の新世界秩序』p.173

上掲図について、別のカスタマーレビューアーであるラグタイム ララバイさんが、「 これは現在が「戦時」であることを明らかにした対談である」と題する書評を投稿、その中で上掲図を引用しつつ、『「海洋圧迫戦略」を見るだけで、日本が今取るべき海洋戦略のヒントが次々と浮かんでくるはずだ」』と書いている。確かに、日本固有の領土である尖閣諸島を中共の魔の手から護る上で、上掲図は多くのヒントをもたらしてくれよう。


【直言極言】尖閣民間防衛漁業活動に見る「報道しない自由」と「印象操作」[桜R2/6/27]
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