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人生は冥土までの暇潰し
亀さんは政治や歴史を主テーマにしたブログを開設しているんだけど、面白くないのか読んでくれる地元の親戚や知人はゼロ。そこで、身近な話題を主テーマに、熊さん八っつぁん的なブログを開設してみた…。
天武天皇 03
■ツングース
ツラン→ツングース→殷→箕子朝鮮→北魏→北燕→邪馬台国→馬韓→扶余→百済

19061501.jpg
ツラン民族圏

ツランの主要な一民族であるツングース民族とは、どのような民族だったのか、「世界史の窓」HPから「ツングース系」という小項目の全文を引用しておこう。

アルタイ語族に属し、中国東北地方で狩猟生活を送っていた民族。その中の女真が金と清を建国した。

 漢民族から見て北方民族に入る民族で、トゥングースとも表記。アルタイ語族に属するツングース語を用いる諸民族をツングース系と総称する。現在の中国の東北地方(旧満州)から南シベリアにかけての森林地帯で、部族に分かれて半農半狩猟生活を送っていた。古くは高句麗を建国した貊族、7世紀末の渤海国を建国した靺鞨族もツングース系とされる。最も有力となったのは女真で、12世紀に金を建国し、中国の北半分を支配した。金は1234年にモンゴルに滅ぼされたが、後の17世紀に満州族と称して清を建国した。


続いて、故飯山一郎さんがHP記事で、ツングースについて言及した記事が幾本かあるが、そのうちの一本を以下に紹介しておく。

遠い昔.中国東北部 (満州) の広大な平原で…,
モンゴル族系の扶余族は,ツングース族 と混血して 扶余国 を建てた.
扶余国の王子一派は,さらに南下し,渤海沿岸で馬韓国を吸収して 百済国 をつくる.
やがて,百済国の末裔(大海人皇子)は日本国をつくる….(cf. 飯山一郎の古代史).

われわれの先祖は豚を飼う民族だった.


掲示板「放知技」にも、飯山さんのツングースについての投稿がある。ここで、ツングース族はウラル・アルタイ語族に属することを思い出すに、ウラル・アルタイ語族についての飯山さんの貴重な投稿が幾つかあり、なかでも重要な指摘は以下だ。

「日本語は、BodyとHeartは南島語から…,
HeadとSpiritはアルタイ語から形成された複合言語である」
ということになります.

そして…,
日本語の「アルタイ語化」は,天武天皇の御代から開始されるのです.

http://grnba.bbs.fc2.com/reply/13047287/9/


つまり、過日の拙稿「天武天皇 01」にも書いた通り、「北(ツラン民族)や南(黒潮民族)といった各方面から日本列島に渡来してきた」ことから、南島語とアルタイ語の複合語である日本語が誕生、それが天武天皇の御代以降、「アルタイ語化」した日本語となったわけである。

ここで、母語についてだが、拙稿「和僑」で以下のように小生は書いた。

ここで、人の思考行動形式を支配している根源的なもの、それはその人の母語であると亀さんは思っている。そのあたりを教えてくれたのが、同時通訳の泰斗・故國弘正雄であった。國弘先生の資料が見つからないので朧気な記憶で書くが、「人の生涯の母語は小学校2~3年生ころまでに決まり、その年齢を過ぎると後はどんなに努力してもバイリンガルには成るのかせいぜいで、一部の天才を除き、絶対にバイカルチャーには成れない」というものである。これは亀さんの体験からもその通りだと思う。英語と日本語のバイリンガル、時には数ヶ国語を自由に操る知人友人には数多く出会ったものの、未だにバイカルチャーの人間と出会ったことはない。


母語については、天童竺丸さんの考察も見逃せない。

 今日相互に大きく異なる言語のグループとして、「膠着語」「孤立語」「屈折語」の三つが挙げられる。
「孤立語」とは他の言語と関係を有しない独りぼっちの言語という意味ではなく、文章の中で単語が何時も同じ形で孤立し(それ自身が語尾変化したり他の要素を付加しないでも)文法上のさまざまな意味をもつことを特徴とする言語集団の謂である。支那語やチベット語、タイ語などがこの言語グループに属する。
 いわゆる「てにをは」をくっつけてやらなければ、文法上の意味が明確にならない言語が「膠着語」である。膠でくっつけるように小辞をつけて意味を明らかにする言語というほどの意味である。ツラン民族の言語の特徴はこの「膠着語」である。
「屈折語」とは、動詞も名詞も実際に文章の中で使われるときは、その文法上の意味(役割)によって語形を屈折(変化)させる言語集団である。津田氏の話に出てきた印欧語族は、この「屈折語」のグループに属する。

ツラン魂は健在なり 2


加えて、日本語が北(ツラン民族)と南(黒潮民族)との複合語であるという観点に立てば、同じく天童さんの「わが産土は吉備である」(『みち』平成30年9月1日号)という記事は重要だ。残念ながら同記事の電子化はされていないものの、拙稿「北満州と日本列島 04」に転載したので、関心のある読者は一読願いたい。以下、転載した記事の一部を再掲しておく。

日本語祖語は北方言語と南方言語が渾然一体化を遂げた奇跡の言語であった。構文(シンタックス)は言葉そのものを活用・屈折させニュアンスを表現する印欧語系統の屈折語ではなく、助辞を補うことによって言葉と言葉の関係を明確にするという膠着語の系統を引き、北方ツングース語と密接な関係にある。そして語彙には南島祖語(原始アウストロネシア語)に系統を曳く夥しい言葉があって、濃やかな感情表現には接頭辞強調による段階変化(例えば、あか、まっか、まっかっか)をそのまま採用している。

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