FC2ブログ
プロフィール

亀さん

Author:亀さん
FC2ブログへようこそ!

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

kamesan

人生は冥土までの暇潰し

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR

人生は冥土までの暇潰し
亀さんは政治や歴史を主テーマにしたブログを開設しているんだけど、面白くないのか読んでくれる地元の親戚や知人はゼロ。そこで、身近な話題を主テーマに、熊さん八っつぁん的なブログを開設してみた…。
若者は嫌いだ
19060102.jpg

NHKで「シリーズ 山田太一の世界」という番組をやっていたので見た。山田太一作「男たちの旅路」の第一部(1~3)という、今から43年前のドラマの一挙放送であった。1976年2月28日に初回放送とあるから、小生が新宿の朝日新聞専売所で働きながら、昼間は専門学校に通っていた頃だ。雨漏りがしそうなオンボロアパートの一室で、テレビのない生活を送っていたこともあり、「男たちの旅路」という番組については、今日に至るまで全く知らなかった。ちなみに、当時の小生は23歳であった。

この「男たちの旅路」についての山田太一のインタビュー記事がある。以下に一部を引用する。

 「男たちの旅路」は昭和51~57年、NHKの土曜ドラマ枠で全13話が放送された。警備会社を舞台に、特攻隊の生き残りのガードマン、吉岡(鶴田浩二)と、陽平(水谷豊)や悦子(桃井かおり)ら戦後世代の若者たちの衝突や交流を描き、世代間のギャップや社会問題を浮き彫りにしていった。

吉岡(鶴田浩二)が葛藤しながら若者に説教したり、自身の思いを告白したりする場面が今も強烈な印象を残す。山田さんは脚本執筆前、鶴田の自宅を訪れ、熱心に特攻隊の話をする鶴田の姿を見て物語の着想を得たという。


19060101.jpg


何故に鶴田浩二は特攻隊にそれほど拘っていたのか? そのあたりを山田自身が語っている。

鶴田さんの演技には重みがあった。戦時中、同年代の特攻隊員が飛び立っていくのを間近で見ていた鶴田さんだからこそ、説得力があった。


特攻隊…、小生は数ケ月前に「知覧と特攻隊」と題するブログ記事を書いているが、その時に以下のようなことを書いた。

特攻隊を描いた映画は数多くあれど、「紙屋悦子の青春」より優れた特攻隊の映画はないように、個人的には思う。それは、当時の時代背景だけではなく、若くして散った青年らの心のうちを、余すところなく描いている映画だったからだ。


今日の平和な日本を思うに、特攻隊の若者たちを含め、外地あるいは内地で散っていた若者たちの心境を、今でも時折思うことがあるのだし、そのたびに胸が痛む自分がいる。それでもなを、戦争の実体験がある鶴田の世代と、その子供にあたる小生の世代との間に横たわるギャップは、途方もなく大きいと気づかされるのである。そして、この両世代間を較べるに、人間としての重みが全く違う。

たとえば、「男たちの旅路」に登場する、チャラチャラ感一杯の陽平演じる水谷豊を見ていると、やはり水谷が出演していた「傷だらけの天使」というドラマを思い出す(同ドラマについては、拙稿「兄貴ィ~」で取り上げている。)のだし、そうしたチャラチャラ男を演じる水谷を見るたびに、水谷と同世代である当時の自分を見ているような錯覚に陥ること、しばしばであった。

ここで、山田太一、水谷豊、桃井かおりが「男たちの旅路」を振り返るという、貴重なビデオが残されている。



自分が、友が、明日には確実に死ぬという、今の日本人には想像すら及ばぬ体験をしてきた鶴田浩二の世代が「大人」とすれば、鶴田の子供に相当する小生の世代は未だに「子供」である。そのあたりは、上掲のビデオに出てくる水谷の、「当時の鶴田さんと同じ五十代になったけど、未だに大人になったという実感がわかない」という言葉が如実に物語っている。それが、口から突いて出る言葉が甘っちょろい理想論ばかりの若者への、「若者は嫌いだ」という鶴田演じる吉岡の言葉となった。

戦争への悲惨さについて現実感が一層薄れた我々の子供世代の場合はどうか? そのあたりは、戦争発言で問題となった丸山穂高衆院議員が好例である。戦争体験のある親を持つ小生世代からみれば、そのまたこどもの世代に相当する35歳という丸山議員を見るにつけ、まさに戦争の悲惨さが一層薄まってきていることが感じ取れるのだ。
丸山議員の“戦争”発言に「ああ、きたか」 平成最後の夜、82歳のヤマタクが語ったこと

丸山議員のような戦争観を持つ若者は一部だけと願いたいが、今の平和は誰のお蔭なのか、平和な日本を当たり前のように受け止めている若者に、一度は鶴田世代の言葉に耳を傾けて欲しいと思う。
神風特攻隊――現代の若者たちはどうみているのか

小生は今の若者に対して、鶴田のように「若者は嫌いだ」などとは、口が裂けても言えない。何故なら、戦争観については今の若者と五十歩百歩と思っているからで、事実、実際に空自に三年間身を置いた下の息子の方が、小生よりも遥かに平和の尊さを身体で分かっているからだ。

ともあれ、令和の御代に突入してからというもの、世界の動きが急に慌ただしくなってきた。これは、戦争以上の壮絶な体験、文字通り五百年、千年に一度という大転換期が確実に迫っていることと無関係ではない。そうした大苦難を今の若者に乗り越えて欲しいと切に願うのだし、大変な時代を生きていくであろう若者のため、この上は飯山史観という一つの羅針盤を一刻でも早く遺さねばと思う。

【追加1】
戦争だけではなく、日本経済の実態についても、今の若者に深く知って欲しいと思う。その意味で、掲示板「放知技」の重鎮mespesadoさんの以下の投稿、日本経済の実態を一層深く把握するためにも、一度は目を通すといいだろう。
http://grnba.bbs.fc2.com/reply/16675542/587/

ちなみに、mespesadoさんは文末で以下のように語っている。

今回の5月18日の山形県で行った講演の中身である。ただ、その講演は2

時間という長い講演だったので、オカネの誤解を解くためのエッセンスの部

分だけを抜粋したのが今回の書き込みの内容です。


mespesadoさんの講演が一冊の本になって上梓されているので、一度手に取っていただけたら幸いだ。

19053004.jpg

【追加2】
関連記事
スポンサーサイト




コメント

コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する


トラックバック
トラックバック URL
http://toneri2672.blog.fc2.com/tb.php/1691-7d9def29
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)