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人生は冥土までの暇潰し
亀さんは政治や歴史を主テーマにしたブログを開設しているんだけど、面白くないのか読んでくれる地元の親戚や知人はゼロ。そこで、身近な話題を主テーマに、熊さん八っつぁん的なブログを開設してみた…。
蘇我一族 03
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十年前、世界戦略情報誌『みち』(平成18年8月1日号)の巻頭言、『「舎衛女のうた」齋明紀童謡考 1』を手にした時、古の日本とペルシアの間で人的交流があったという記述に目が留まり、それが蘇我氏について再考する一つときっかけとなっている。この玉稿は「みち」ホームページに公開されており、また、その後において『「かぐや姫」誕生の謎: 渡来の王女と“道真の祟り”』(孫崎紀子)という、一冊の本となって刊行された。

ここで、上掲書の読後感を「夜間飛行」というブログが執筆していたので紹介しておこう。
かぐや姫考

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竹取物語

それ以外に、「夜間飛行」のブログ主は興味深い日本古代史を展開しており、たとえば「「百花深処」と題する記事は、男系と女系について掲示板「放知技」で行った、mespesadoさんとのやり取りを彷彿させるものがあり、そのあたりは『新時代「令和」を迎えて』と題したmespesadoさんの講演本に詳しい(p.37~47)。ともあれ、縄文時代の基盤を成していた「女性性の思考」と、蘇我氏といったツラン民族の侵略がもたらした「男性性の思考」とが、織りなす日本の成り立ちを説くブログ「夜間飛行」の古代史シリーズは、同じく飯山史観を編集している身として実に興味深いものがある。

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『「かぐや姫」誕生の謎: 渡来の王女と“道真の祟り”』に話しを戻す。

同書や『みち』の巻頭言を再読しつつ考えを巡らせたのは、「斉明紀(日本書紀の斉明天皇條)に出てくる童謡(わざうた)は古代ペルシア語で解ける」という巻頭言の行であり、上掲のブログ「夜間飛行」でも取り上げていた。過日の山形県南陽市で行われた講演会で、『日本書紀』の推古紀、舒明紀、天武紀だけ倭文臭がするというmespesadoさんの指摘以外にも、ササン朝ペルシアの影響や日本書紀のペルシア語ついても検討しなければならないと、帰宅してから痛切した次第であった。そして、旨いビールを飲みつつ、孝徳天皇から斉明天皇の御代にかけて、九州に漂流した吐火羅人に思いを馳せた。この吐火羅國については、やはり天童竺丸編集長の記事、「大唐西域覩貨邏国考」が大変参考になるのであり、ツランについての思索を深めていく上で必読だ。

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倭文織

それから『竹取物語』だが、世間では作者不詳、かつ成立年代も不明とされている。しかし、そのあたりを孫崎女史が見事に解明しており、これもブログ「夜間飛行」から引用させていただこう。

 この本で著者(亀さん注 孫崎紀子)は、『竹取物語』の作者が、菅原道真の直孫文時(ふみとき)であること、かぐや姫のモデルが、ササン朝ペルシャ王・ヤズデギルド三世の娘舎衛女(シャー女)とその夫ダラとの間に生まれた娘(ダラ女)であること、竹取の翁とは、オータル(大建)という名の同じくペルシャ人(の長老)であることなどを、様々な史料から解き明かしてゆく。


本来は、「古墳時代」シリーズから「天武天皇」シリーズに筆を進めるはずだったのだが、「古墳時代」の執筆中に蘇我氏を洗い直すべきと考え、「蘇我一族」という新シリーズを開始したまではよかったが、掘り下げていけばいくほどキリがなく、どのあたりで切り上げて「天武天皇」シリーズを開始するべきがと、悩む今日この頃である。

【追記】
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二週間前に行われたmespesadoさんの講演に道友の出世外人さんも参加、その時に語り合ったことの一つが伊達藩黒川郡の隠れキリシタンであった。実は孫崎女史も『古九谷の暗号:加賀藩主・前田利常がつくった洗礼盤』という、隠れキリシタン関連の書籍を著しており、五島列島、天草、仙台等だけではなく、加賀にも隠れキリシタンの痕跡が残されていたことを明らかにしている。
『古九谷の暗号』の著者 孫崎紀子さん

過去において、『ザビエルとヤジロウの旅』(大住広人)、『ザビエルを連れてきた男』(梅北道夫)、『近代文化の構造』(中村勝己)、『キリストと黒いマリアの謎』(清川理一郎)といった、日本のキリシタン史についての書籍に接してきた身として、中世以降の日本列島において、隠れキリシタンが日本精神にどのような影響を及ぼしたのかについて、見直しが必要だと思っている。
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