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人生は冥土までの暇潰し
亀さんは政治や歴史を主テーマにしたブログを開設しているんだけど、面白くないのか読んでくれる地元の親戚や知人はゼロ。そこで、身近な話題を主テーマに、熊さん八っつぁん的なブログを開設してみた…。
無文字社会
掲示板「放知技」の「奇人と愚人の『座敷牢』」というスレッドで、パパリンさんという人の投稿をきっかけに、いつも楽しみにしていたスケベーな投稿が脇に追いやられ、ナント、〝高尚〟な芸術論が熱く展開中… (@_@)

これわ、パパリンさんが陶芸家の田崎太郎氏について取り上げたところ、オマンゴロウさんをはじめ、虻 soluteさん、出世外人さんといった、放知技の常連さんが自前の芸術論を展開するつう図になったワケだが、そんな中、>>291で岡本太郎が登場、ふと思い出したのが飯山さんの以下の記事だった。
文字・国家をもたない縄文人が形成した
地球規模の壮大なネットワーク空間のこと


岡本太郎と言えば、読者の脳裏に浮かぶのが火焔土器だろう。飯山さんは岡本太郎について、以下のように述べている。

「芸術は爆発だ!」の名セリフを残した日本を代表する前衛芸術家岡本太郎が、日本における唯一の優れた芸術と賞賛したのは「火焔土器」と呼ばれる縄文時代中期の土器であった。

19050601.jpg


確かに、レヴィ・ストロースではないが、フランボワイヤン(燃え立つ炎)のように見えないこともない。しかし、京都造形芸術大学の石井匠氏は、以下のように書いているのだ。

 考古学者たちは、この不可思議なモノを「火焔土器」と呼んでいる。この異様な形と文様に、燃え立つ炎のイメージを重ねたのだろう。岡本太郎もまた、この土器に根源的な美をみたのだが、彼が想起したものは「火炎」ではなかった。太郎の秘書であり、養女でもある岡本敏子は生前、こんなことを私に言っていた。

 「岡本太郎さんはね、『火焔土器は深海のイメージだ』と言ってたのよ。」

 「深海ですか?」

 「そう。『縄文人は深海を知っていたんだ』ってね。」

火焔土器のイメージ


岡本太郎が縄文土器から想像したのは「火炎」ではなくて「深海」…。石井氏が岡本太郎の身内から聞いたのだから間違いないのだろうが、もしかしたら、それは深海ではなくて「心界」あるいは「神界」」だったのかもしれないと、愚生は愚考するのでR。まぁ、それはどちらでもよい。むしろ小生が注目したのは飯山さんの以下の言…

ここで注目すべきは、1万年以上もの間、豊かで高度な文明を花咲かせた縄文人は文字を持っていなかった、 ということである。しかも縄文文化は、日本列島のあらゆる地方に伝播して展開されたのである。エジプトのナイル文明にしても、中国の黄河文明にしても、チグリス・ユーフラテス文明にしても、いずれもがせいぜい5千年足らず。これに対して縄文文化は、実に1万年以上も継続して繁栄したのだ。しかも、くどいようだが文字はなかった。文字がないのに何故に高度な文化が広範囲にいきわたったのかという疑問は、ピラミッドがどのようにして作られたのかといった謎の比ではない、世界の文明史上、最大の謎であろう。謎のスケールがちがうのだ。


そこから、飯山さんは縄文文化が日本列島を基点に、広く環太平洋一帯に伝播していった話を展開しているのだが、このあたりは小生も以下の拙記事に書いたので、関心のある読者に一読していただけたら幸いだ。
海上の道
海上の道 02

それにしても、「文字がないのに何故に高度な文化が広範囲にいきわたったのかという疑問は、ピラミッドがどのようにして作られたのかといった謎の比ではない、世界の文明史上、最大の謎であろう」という飯山さんの疑問、小生も時折だが無文字社会とは何だったのかと考察したことがあり、上記の「海上の道」でも川田順造の著した『無文字社会の歴史』を紹介したほどで、改めて同書を再読してみたいという思いに駆られた。

思えば、先日(5月1日)に体験したJINMOさん斎行の寄絃乃儀も、言葉や文字は一切なく、すべて神岩が奏でる神音であった。このあたりに、無文字社会すなわち縄文時代を解く鍵が潜んでいるような気がする。そのJINMOさんと昨年の暮れに初めてお会いした時、世界戦略情報誌『みち』に言霊について執筆すると約束してくれたが、言霊について連載を開始した時に、明快なJINMOさんの答えを知ることができるかもしれない。
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