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人生は冥土までの暇潰し
亀さんは政治や歴史を主テーマにしたブログを開設しているんだけど、面白くないのか読んでくれる地元の親戚や知人はゼロ。そこで、身近な話題を主テーマに、熊さん八っつぁん的なブログを開設してみた…。
今を生きる
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TOEIC時代の元同僚と先週の日曜日(4月21日)、二年ぶりに都内で呑んできたことは前稿「鬼塚英昭の天皇観」にも書いたが、他の同僚を赤羽駅で待っている間、孝明帝暗殺を話題に取り上げた先輩と語り合ったことは、互いの健康であった。かつては極真館の猛者だった先輩も古希を過ぎ、身体のあちこちにガタが来ていると打ち明けてくれた。特に、古希を迎えたあたりから、一気に体力の衰えを感じるようになったと語ってくれた時、互いに人生の黄昏を迎えているのだと、改めて思い致した次第である。

思えば、叔父といった親戚、飯山一郎さんといった人生の先輩、さらには友人の子供という具合に、ここ数年は多くの別れがあった。そんな折に見たのが、NHKの「100分de名著」のシリーズの一つ、『自省録』である。中でも、印象に残ったのが最終回の「死」であった。

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生まれることを悲しむことがないように、死も悲しむ必要はない
要は、人は必ず死ぬものだと、割り切ることが肝心ということだ。


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過去は既に通り過ぎ、未来も不透明…。だから、今を真摯に生きるべし
過去を取り戻すことはできない。未来もどうなるか分からない。一秒後に心臓発作で死ぬかもしれない。あるいは明日、交通事故に遭うかもしれない。手前の未来なんか考えて何になる。今、この瞬間を生きるしかないではないか。


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今日が人生最後の日だと思って生きよ
還暦を過ぎると、明日は目が覚めないかもしれないと、時々だが思うことがある。故飯山さんのように、野崎博士らを横瀬古墳に案内し、しかも元気に古墳の頂上まで歩いた当日の夜、人生の最後を迎えるとは思いもしなかったことだろう。それを思うに、自分も死の当日を普段と変わることなく過ごし、一気にあの世へ逝きたいものだと、つくづく思った次第である。ともあれ、今日が最後だと思えば、この一日を徒や疎かにできない。


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まさに、人生は冥土までの暇潰し
ここで謂う「余得」とは、自分だけのために生きるのではなく、他者のために生きよという意味だ。具体的に言えば、以下の通りである。


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人は一人で生きているにあらず、他者のために生きている
人は一人で生きてはいけない。換言すれば、人と人との繋がりがないのなら、人は生きるに値しないのだ。この繋がりは、家族、社会、国家、地球、太陽系、銀河系、銀河集団、宇宙、そして究極的には宇宙システムへと行き着く。

番組を見ながら、何度も頷く自分がいたが、これは自分が人生の黄昏にいるからで、だからこそ自省録を著したマルクス・アウレリウス・アントニヌスの死生観に、心から同意できたのだろう。拙稿「人の一生」にも書いたことだが、もし、今の自分が人生の春・夏・秋に生きていたとしたら、多分これほどまでに同番組に共感を覚えることはなかったはずだ。反面、本当に自分は冬の時代にいるのだと改めて思い知らさせたのも確かで、夕暮れ時のような一抹の寂しさを感じた。
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