今夜、ベトナムのハノイにおいて第二回米朝首脳会談 が行われる。 上掲は、ウィキペディアの「悪の枢軸 」という項目に掲載されているイラストだが、「闇の国家」あるいは「影の国家」と日本語に訳出されているDS(The Deep State)に対して、プーチン・習近平・トランプ・安倍晋三・金正恩を代表とする国家指導者が対峙しているという構図が、今の世界であるということを念頭に置けば、さまざまなメッセージが読み取れよう。 ここで、掲示板「放知技 」にアクセスすると、上掲の画面が最初に目に飛び込む。これは故飯山(一郎)さんの最後のメッセージとなったのだが、赤線を引いた「今後も金正恩は世界をリードする 」という文句に注目していただきたい。そう、今後の世界の動向を考察するにあたり、金正恩に「目が離せない. 深い考察と議論が必要」なのだ。 その「深い考察」を行うには、「飯山史観」を全体的に把握していることが必要で、そのあたりをズバリ指摘しているのが、堺のおっさんの投稿である。朝鮮にとって、自立とは歴史的悲願。それも、2000年に及ぶ悲願。 http://grnba.bbs.fc2.com/reply/16675542/69/
また、以下の堺のおっさんの発言にも注目したい。北朝鮮の強みとは… ①地政学的な強み。特に旧瀋陽軍区との関係強化で南北朝鮮の統一は 朝鮮自立の客観条件を保証する。 ②豊富な地下資源がこれからの国家戦略として巨大な武器となる。 宇宙開発にも不可欠な資源も豊富である。 ③自立路線の金正恩が親中路線の金正男派を排除して戦略のぶれがなくなった。 ④ロシアのプーチン、アメリカのトランプ、この二人にとっても自立した 統一朝鮮は対中国戦略上もカギとなる政治局面の鮮明化。 こうした中で北主導の南北統一が進められようとしている。 http://grnba.bbs.fc2.com/reply/16675542/68/
こうした歴史の大きな流れを把握するには、『飯山一郎最終講義』の通読が必須となるが、同時に『横田めぐみさんと金正恩』にも目を通しておきたいものだ。 『横田めぐみさんと金正恩』の出版を巡っては、複雑な背景があったのだが、そのあたりの一端を示す記事が『月刊日本』(2012年3月号)に書かれているので、当時の記事のコピーを本稿の最後に掲載しておこう。 また、「金王朝の “深い深い謎” 」と題して、旧ブログにも同書について取り上げたことがある。久しぶりに、「月刊日本 山浦嘉久氏 日朝関係を語る 1旧宗主国としての自覚」、あるいは「特別講演会 金正日は日本人だった 7 山浦嘉久3 何故?何故?の発想」の動画を見てみようと思ってアクセスしたところ、すでに削除されていた。このあたりに、深い闇を垣間見る。 ともあれ、飯山さんの遺言「今後も金正恩は世界をリードする 」、頭の片隅に置いたうえで、今日と明日の米朝首脳会談に注目していこう。【補遺】
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