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人生は冥土までの暇潰し
亀さんは政治や歴史を主テーマにしたブログを開設しているんだけど、面白くないのか読んでくれる地元の親戚や知人はゼロ。そこで、身近な話題を主テーマに、熊さん八っつぁん的なブログを開設してみた…。
北満州と日本列島 03
前稿「北満州と日本列島 02」で旧石器時代を取り上げたので、今回は縄文時代を中心に筆を進めるつもりでいたが、ここ数日にわたり加筆したいテーマが出てきたので、前稿に引き続き旧石器時代について言及させていただきたい。

18120900.jpg
Y染色体を用いて推定される現生人類(新人)の拡散ルート

最初に、上掲の図は前稿で紹介した「日本人はどこから来たのか」、「(8)日本に到達した現生人類」に掲載されている図である。

しかし、サーッと眺めただけでも、何だかなぁという箇所が随分と目についたのだし、なかでも明らかに間違っていると思った箇所に、緑色や赤色の丸印を入れておいた。

最初に緑色の丸印。矢印を確認するに、アフリカを出た現生人類がアラビア半島の南端を経由して、今のイランに到着、そこを起点にして、ヨーロッパに向かった現生人類がコーカソイド(白人人種)に、シベリアに向かった現生人類がモンゴロイド(蒙古人種)に、オーストラリアに向かった現生人類がオーストラロイド(オーストラリア原住民)になったということを、たぶん上の図は言いたいのだろう。たとえば、赤丸印Bの矢印、すなわちシベリアに向かった現生人類は、後にモンゴル人種になったという具合にである。

ちなみに、上の図はY染色体分析に基づいて推定されたものだが、DNA分析に基づいた推定も、ウィキペディアの「モンゴロイド」に記載されている。

近年のDNA分析によれば、モンゴロイドはアフリカからアラビア半島を経由した出アフリカ集団のうち、イラン付近からアルタイ山脈周辺へ北ルートで移住した人々が、周囲の自然環境により他の「人種」との交流を絶たれ、その結果独自の遺伝的変異及び環境適応を経た結果誕生した「人種」であるとされる。その原初の居住地は、ヒマラヤ山脈及びアラカン山脈よりも東及び北側である。


ウィキペディアも出アフリカはアラビア半島経由としているが、そうではなくてシナイ半島経由だという説(現生人類の出アフリカ経路、「北ルート」が有力か)もあり、亀さんは大阪の〝公演〟ではシナイ半島経由(下図)を採っている。このあたりについては、今後の研究成果を待ちたい。

18112512.jpg

それにしても、現生人類がアフリカを出たのはシナイ半島経由、あるいはアラビア半島経由のいずれだったにせよ(あるいは両方)、最近の考古学や歴史学は、染色体やDNAを盲信しすぎてはいないだろうか。再掲になるが、亀さんは拙稿「北満州と日本列島 02」で、栗本慎一郎氏のDNA観を以下のように紹介している。

DNA研究とはいまだに不十分なもので、たとえば5000年だ10000年だというスパンでは何も決定的なことを言うことはできない。たとえば、前述したバイカル湖近くに住むモンゴル系ブリヤート人が日本人とDNA的に近いというような話は全くのインチキである。遺伝子の一部が(しかもその傾向が)ほんのチョコッと似ているというだけの話なのだ。
『栗本慎一郎の全世界史』p.70


これは、染色体やゲノムについても同様なことが言えるはずだ。

ところで、「Y染色体を用いて推定される現生人類(新人)の拡散ルート」の図に書き加えた赤丸印A、ヨーロッパに向かったのがモンゴロイド(茶色の矢印)としているが、コーカサス人種の原郷がシベリアのコーカサス地方なので、矢印は桃色(コーカサス人種)になるはずである。このあたりの根拠として、やはり栗本氏の主張を引用しておこう。

ゲルマン人は10万年ほど前、コーカサス地方において突然変異により集団的に白子化した遊牧民であるから、当然、他民族より色は白く日照に対して弱かったはずである。白人たちが自らをコーカサス人種と呼ぶのは人類学が発達する前からのことだ。ということは民族の「記憶」があったからであろう。
『栗本慎一郎の全世界史』p.99~100


また、以下のようなことも栗本氏は書いている。

紀元前のチュルク人は、その一部だったキルギス人も含めてコーカソイド(コーカサス人種)であった可能性が高い。言語も今は死滅してしまったインド・ヨーロッパ系統の言語がいくつもあったはずだが、その代表たるトカラ語を含めて基本がすべて未解明である。

シベリアからは南に外れた楼蘭で見つかったミイラ(楼蘭の美女)は明らかにコーカサス人種の特徴を持つし、楼蘭の本名クロライナも印欧語によるものと考えられている。だが楼蘭はほぼ間違いなくキォンヌ帝国の一角(構成の一王国)にあったものである。

『栗本慎一郎の全世界史』p.66


ここで、栗本氏は〝印欧語〟と書いているが、印欧語あるいは印欧語族という言葉には注意が必要だ。天童竺丸さんが「ツラン魂は健在なり 2」で、以下のような卓見を展開している。

いわゆる「アーリア人=印欧語族」なるものも、学問的な成果というより、一五世紀より世界的植民地支配に乗り出した西欧の勢力、とくに英国の東インド会社を拠点にした寡頭勢力がその世界支配の理論的正統性を固めるために編み出した思想謀略(イデオロギー)なのである。

18120904.jpg


18120901.jpg

続いて赤丸印Cについてだが、日本列島に流入した現生人類は、朝鮮半島経由のみとしか、図からは読み取れない。しかし、「日本人はどこから来たのか」の「(10)北方からやって来た縄文人」に掲示されている真上の図からも分かるように、亀さんも同様に日本列島に渡ってきた人々の集団は、主に三ルートあったと思う。また、「(13)大陸から渡ってきた人々」の冒頭でも以下のように述べており、基本的に亀さんも同意見だ。

・大陸から渡ってきたルート ①旧石器時代にシベリア経由で到達した②旧石器時代に華北・朝鮮半島経由で到達した③弥生時代に同じく華北・朝鮮半島経由で到達した④南方から沖縄経由で到達した。


当然、旧石器時代に華北・朝鮮半島経由のルートで、日本列島に渡ってきた現生人類もいたことは十分にあり得ることだし、しかも三つのルートのなかでは最も楽なルートだったはずだ。なを、東シナ海というルートの可能性は、ほぼゼロだ。第一、最澄や空海の時代ですら、多くの船が難破して結局中国大陸に到着できずに海の藻屑となっており、その点から東シナ海の航海はほぼ不可能だったと思う。

18120902.jpg

それから、「「日本人はどこから来たのか」の「(11)南方からやって来た縄文人」では、スンダランドについて取り上げているが、亀さんも拙稿「沖ノ島と宗像大社」で取り上げたことがあり、一読いただければと思う。

次に冒頭の図に示した赤丸印Dと赤丸印Eだが、ベーリング海峡を通ってインディアンが北アメリカに渡り、やがて南アメリカに広がったと図から読み取れるのだが、大阪の〝公演〟で示した図で亀さんはベーリング海峡に×印を入れており、また「(13)大陸から渡ってきた人々」にも以下のような記載が見られる。

アメリカに到達したモンゴロイドはなぜか寒冷地に適した新モンゴロイドに変容しておらず、旧来の古モンゴロイドと見られています。


それから、拙稿「アルゼンチンで思ふ(3)」では飯山一郎さんの論文を紹介、縄文人が太平洋を横断した論拠を示した。

”島国根性”を蹴飛ばして、”環太平洋ネットワーク”に目を向けよう!
文字・国家をもたない縄文人が形成した地球規模の壮大なネットワーク空間のこと


止めとして、ウィルスの観点でベーリング海峡説を否定した、論文や記事を以下に紹介しておこう。

ウィルスから日本人の起源を探る
謎の国々は実在したか?(7) ~ ウイルスと寄生虫は語る


特に、後者の以下の記述は興味深い。

普通の解釈であれば、「南米先住民は、古代に東アジアからベーリング海を経て、北アメリカへ行き、そこからさらに南下したきたのだ。」となります。

しかし、もしそうであるなら、なぜ中米のカリブ海沿岸やパナマの人たち、また同じ南米先住民でも、なぜ、太平洋側であるアンデス地域だけ集中し、他のカリブ海沿岸、アマゾン熱帯雨林、パタゴニアなどの先住民は感染していないのか、不自然です。


18120903.jpg

以上、現時点において通説とされている学説には、問題点や間違いが多いのである。そうした現状に対して、栗本氏は自著『栗本慎一郎の全世界史』で、固定概念に囚われている人たち、特に歴史学者らを罵倒しているのだが、それに比べれば、まだまだ亀さんなんか心優しい方だワイ。

本当に疑問に思うなら、そして必要なら自分で調べたまえ。調べもせずにただ疑問に思うような人はただ読むのをやめなさい。そういう人はこの本を読む資格も、歴史の真実を語る資格もないのだ。
『栗本慎一郎の全世界史』p.212


次稿では、いよいよ縄文時代に筆を進めよう。
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[2018/12/10 17:26] | # [ 編集 ]


『核DNA解析でたどる 日本人の源流』という本は、遺伝学者である斎藤成也氏の著した本ですね。残念ながら、同書は目を通したことがないのでコメント(書評)のしようがありません。将来、目を通す機会があったら、書評を書きたいと思います。拙ブログでもDNAあるいは関連テーマを過去に書いていますので、検索してみてください。

亀さん拝
[2018/12/11 03:02] URL | 亀さん #FlJCcfGk [ 編集 ]


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