
2~3日前、NHKのBS世界のドキュメンタリーで、「プーチンの復讐(前編)」を再放送していたので、途中からだったが見てみた。ちなみに、同番組はネットでも公開されており、どのような内容の番組か知りたいのであれば、以下にアクセスしてみるといいだろう。 https://www.dailymotion.com/video/x6gf0ub

同番組は典型的なネオコン寄りのプロバガンダ番組だったので、一緒に見ていた下の息子には、いつものように同番組のプロバガンダぶりを亀さんは解説している。仕事部屋に戻り、念のため同番組のホームページを確認したところ、この番組を見たという、三名の人が上掲のコメントを寄せていた。二名の投稿は「こんなものかな」と思ったていどだったが、ちゃんママさんという人のコメントを読み、分かっている人もいるのだなと、心強く思った次第である。そして、ふと脳裏に浮かんだのが、響堂雪乃氏の『ニホンという滅び行く国に生まれた若い君たちへ』(白馬社)だった。

この本は、著者である響堂氏から送呈していただいた本で、亀さんは拙稿「滅びゆくニホン」で以下のような書評を書いた。
一読して、日本の十代あるいは二十代の若者には是非読んで欲しい本だと思ったし、同書を手にするかどうかで、その人の人生が大きく左右されるだろうと、直感的に思ったほどである。
飯山一郎さんが逝去してからというもの、最近の放知技は面白くない、という声もチラホラ聞こえてくるのだが、なぁに、堺のおっさんやmespesadoさんがいるのだし、亀さんはまったく心配していない。
しかし、一方で亀さんが最近の放知技で気になっているのは、上掲の「ちゃんママ」さんのように、ネオコンの存在に気づいている投稿者が多いものの、「ネオコンよ、早く消えてくれぇ~~」、といった、単なる淡い期待の投稿が大方を占めていることだ。「ネオコンに対して、具体的にどうすればいいか?」、「どう生きていけばいいの?」といった、若者の真摯な疑問に対して、真正面から受け止めている投稿は、残念ながらゼロ、あるいはゼロに近い。
よって、若者には響堂氏の『ニホンという滅び行く国に生まれた若い君たちへ』を手に入れるか、すでに同書が手許にあるのなら、この機会に再読することを強く勧めたい。その上で、「僕は(私は)このように生きていきたい」といった投稿を、亀さんは若い読者に期待している。
その響堂氏の本で、未だに脳裏から離れないのは以下の行である。
支配機構 である多国籍企業に反逆して革命を起こすことなど不可能だ … 『植民地化する日本、帝国化する世界』p.15 EU離脱を採った英国
それに対して、亀さんは以下のようなことを上掲の拙稿に書いた。
とまれ、響堂氏の主張「支配機構である多国籍企業に反逆して革命を起こすことなど不可能だ 」が、今後も続くのであれば、中露連合と雖もアメリカ(多国籍企業)に対する防波堤どころか、いずれ叩きのめされるということになるのだが、そのあたりの結論は意外に早く我々は知ることができるのかもしれない。
残念ながら、未だにネオコンはしぶとく生き残っている。トランプvs.ネオコン、安倍晋三vs.財務省、ロシアvs.米軍・NATO(ウクライナの艦艇拿捕など)といった具合に、今でも殺すか殺されるかという鬩ぎ合いが続いるのである。
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