息子の通っている専門学校が二ヶ月ほどかけて、校舎をリフォームするということで、二ヶ月にも及ぶ冬休みに入った息子と、久しぶりに街に繰り出して行きつけの中華料理店へ直行、酒を酌み交わしながら学校の様子について息子の話に耳を傾ける一方、亀さんも大阪で開催された「故飯山一郎氏を送る会」の様子や、来年は志布志とアムール川行きを考えているといったことを話した。息子の通っている専門学校は、就職率100%を謳い文句にしているだけに、バイトをする時間もないほど勉強に厳しい学校であることは、日々の息子の様子からしてわかる。国税庁に勤める弟にも支障のない範囲で教えてもらったが、数多ある専門学校の中でも、かなり評判が高い学校のようだ。

その息子に大阪での亀さんの〝公演〟について話をしていた時、亀さんが強調したのはスピーチのすすめであった。なぜ、スピーチのすすめなのか? そのあたりの具体的な理由を知る上で若い読者に推薦したいのが、『話す力が身につく本』(高嶌幸広 PHP文庫)という本だ。この本は、書店に並んでいる一般のハウツー本と異なり、スピーチをすることで得られるものは何かについて、具体的に述べている珍しい本なのである。著者の高嶌氏自身も、同書の「プロローグ」で以下のように書いている。
話す力をつけることによって、潜在能力を開発しようとする本はあまりなかったはずです。 『話す力が身につく本』p.5
ちなみに、同書の大雑把な内容については、以下の書評が参考になると思うので、関心のある読者はアクセスしてみて欲しい。 「話す力」は自己啓発の原点
なを、スピーチ力を身につけるための通常のハウツー本だが、亀さんは過去に読んだ記憶はなく、ネット記事で十分だと思っている。よって、スピーチのノウハウを知りたいという若い読者に対しては、以下の記事を紹介しておくに止めたい。 聞き手を「前のめり」にさせるスピーチ・プレゼン・講演に必要なこと ~準備編~
さて、亀さんが大勢の人を前に、初めてスピーチをしたのは、確か二十代後半か三十代前半の頃だったと思う。そして、一番人が多かったのが、約千名の高校生を前にスピーチをした時だった。それから、今回大阪で行った講演は初めてプロジェクタを使って行ったが、改めてスライドのメリットを知ったのは収穫であった。尤も、亀さんはハイカラな機械は苦手で、プロジェクタにパソコンを繋げ、スライドの切替を操作する時も、すべてmespesadoさんに負んぶに抱っこ…(爆)
再び高嶌氏の『話す力が身につく本』に戻す。同書に書かれているスピーチを行うことによって得られるメリットを、昨夕の亀さんは息子に噛んで含めるように話したのだが、息子に限らず多くの若者に対しては、今後スピーチを行う機会があったら、買ってでも引き受けるべしとアドバイスしておこう。参考までに、以下はスピーチを体験することによって得られるメリットである。
1.自分の考えや思いを相手に明確に伝えることができる 2.話を聞いてあげることで相手から好意をもたれる 3.物事の核心を素早くつかむことができる 4.見違えるほど決断力がアップする 5.驚くほど頭の回転が速くなる 6.人間に対する強い興味がわいてくる 7.人の心の動きが手に取るように見えてくる 8.自信が生まれ積極性が出てくる 9.自分をさらけ出すことの大切さがわかる 10.自分自身のことがよくわかるようになる
健闘を祈る!
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