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人生は冥土までの暇潰し
亀さんは政治や歴史を主テーマにしたブログを開設しているんだけど、面白くないのか読んでくれる地元の親戚や知人はゼロ。そこで、身近な話題を主テーマに、熊さん八っつぁん的なブログを開設してみた…。
魂の依り代
過日、「運慶」と題する記事を書いたが、その運慶の流れを汲む仏子の松本明慶氏が、NHKの「SWITCHインタビュー 達人達」に登場していたので、昨日、仕事の手を休めて録画を見始めたところ、惹き付けられるように最後まで見てしまった。以下はNHKの同番組の案内である。

人の心を癒やすロボットには何が必要なのか、新しいロボットの開発にあたり仏像にヒントを見つけようとする林。松本が仏像を彫る現場におも向いた。京都の工房で松本の彫る仏像は、精妙な技に裏付けされたもの。見る角度により表情が変わる地蔵の像などを見ながら、人の魂を救う仏像について語る。一方、林のオフィスでは、林がロボットにかける夢や、ロボットが今後人間にとってどんな存在になるのか、違う立場から論じ合う。


最初、運慶の後継者とも言うべき松本氏が、どのようなことを語るのかに注目していたが、徐々に対談相手である林要氏の語りにも、惹き付けられていく自分がいた。林氏の穏やかな表情と意志の強さを感じさせる語り口から、同氏の人柄の良さ、魂の純度の高さを感じ取った。ちなみに、林氏は孫正義から声をかけられた時、孫の誘いを「使命」と受け止め、トヨタを辞めてソフトバンクに入社、四苦八苦の末にPepperを世に送り出すことに成功している。以下は、ソフトバンク時代の林氏について報じた記事である。
孫正義氏を激怒させたPepper元開発リーダーが、その叱責に学んだ「仕事でいちばん大切なこと」

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松本氏と林氏の対談は実に思うところが多く、書きたいことは沢山あるのだが、今回は特に印象に残った、「魂の依り代」という林氏の言葉について述べておこう。

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「魂の依り代としてのロボットを目指す」と語る林氏。

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それに対して松本氏は、「人間の心が癒やされるものを作ろう」と応じた。

1970年代前半、本田技研に勤めていた亀さんは、何十ヶ所も一度に溶接してしまうロボットを目の当たりにし、ロボットは人間に代わって、これからの大量生産に貢献するだろうと思っていたが、今日に至っては当時の想像を遙かに超えている。たとえば、チェスや将棋の世界でプロをも打ち負かすほどのAIが開発されたかと思えば、戦場で敵を倒すドローンという殺人ロボットが誕生するといった具合にである。しかし、そうした世の中の流れとは逆を行く、人の心を癒やすロボットという、林氏の発想は新鮮であった。そこに、松本氏の仏像と林氏のロボットに共通する、何かを見たような気がした。そして、運慶が二人の対談を見守っていたのではと、ふと思った。

【追記】
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残業をしている社員に、おにぎりを作っているワンシーン。そこで醸し出される雰囲気はアットホームそのものであり、部門を超えた社員同士の格好のコミュニケーションの場になっていた。
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コメント
人工の美
林氏のもの作りに賭ける情熱は、人間の高度なエネルギーの発露と思い、感銘を受けます。

「魂の依り代」と人間がつくり出した「もの」。

古今東西、「魂の依り代」として、多くの「もの」を人は生み出してきました。
崇高な念に打たれたり、平安な心の依り代として大事にしてきました。

これの延長上の「もの」として、「機械、AI」の開発に身命をかけてきたことでしょう。

もの作りから程遠い私の感覚として、『2001年宇宙の旅』にでてきた「人工知能HAL(ハル)
9000型コンピューター」の脅威が浮かびます。

謎の物体”モノリス”よりも、思考力をもったHALが、人間に敵対していくさまに、恐怖を覚えました。

「自然そのもの」から受ける生きる糧と脅威。
人間のつくり出した「人工物」からの恩恵と恐怖。

わたしたちは、あんがい、綱渡り人生なのかもしれません。
[2017/10/30 10:47] URL | オガワ #- [ 編集 ]

綱渡りの世界
オガワさん、投稿有り難うございました。


> 「自然そのもの」から受ける生きる糧と脅威。
> 人間のつくり出した「人工物」からの恩恵と恐怖。
> わたしたちは、あんがい、綱渡り人生なのかもしれません。

林氏は、「ロボットを殺人ロボットにするのも、癒やしのロボットにするのも、すべて人間次第」といった旨のことを語り、ロボット自体には責任はなく、問題は作る側の人間にある、という旨の主張を行っていました。確かに、その通りです。ロボットの一種である殺人ドローンを作った人間、そうした殺人集団名を一つ挙げるとすれば、ネオコンが代表例となるでしょう。

ここで現世に目を向ければ、プーチンのように癒やし系のリーダーが、世界の覇権を握ったあたりに一条の光を見出す思いです。それでも、ネオコンといった連中が自棄っぱちになり、世界の何処かで核戦争が勃発する恐れもあります。そうなった場合、〝多分〟、ロシアやアメリカ(反戦争屋)が一気に叩き潰すでしょうが、多くの人が犠牲になる可能性も否定できません。

ともあれ、オガワさんの仰せのとおり、今の世界はまさに「綱渡り」の世界ですね。
[2017/10/31 03:56] URL | 亀さん #FlJCcfGk [ 編集 ]

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[2017/10/31 07:38] | # [ 編集 ]


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