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人生は冥土までの暇潰し
亀さんは政治や歴史を主テーマにしたブログを開設しているんだけど、面白くないのか読んでくれる地元の親戚や知人はゼロ。そこで、身近な話題を主テーマに、熊さん八っつぁん的なブログを開設してみた…。
運慶
22日の衆議院議員総選挙を巡って、大手マスコミからは決して得ることのできない貴重な情報が、掲示板「放知技」で連日のように飛び交っている。そして面白いのは、公示日の数日前から流れが総選挙そのものから、次第に総選挙後というテーマへシフトしてきたことだ。また、「ネオコン(小池百合子)vs.民族独立派(安倍晋三)」という構図を念頭に置けば、明らかにネオコンの失策、殊に小池百合子の「踏み絵」事件が大きく響いたことが分かるのだ。ここで、ジャーナリストの田中龍作氏が、小池百合子の「選別と排除」の実態を示す、あからさまな文書を公開しているので以下を見ていただきたい。

17101108.jpg
http://blogos.com/article/249859/

そうした折、東京国立博物館の運慶展(9月26日~11月26日)に歩調を合わせるかのように、NHKで「仏像ミステリー 運慶とは何者か?」というドキュメンタリー番組の放送があった(10月7日)。そして、番組を鑑賞して強烈なインパクトを受けたのが、無著と世親の両立像である。

NHKはナレーションで両菩薩について、以下のように解説している。

兄・無著の潤んだような瞳は、慈しみ深さとも悲しみとも受け取れ、 少し俯いた表情からは、経験を積んだ老人の思慮深い人柄まで伝わってきます。一方で、弟・世親は胸を張り、若く、肉付きの良い顔を上げています。現実を鋭く見つめるかのような眼差しから、強い意志や理想に燃える思いまで伝わるようです。


また、以下のナレーションも脳裏に焼き付いた。

仏の教えを大切にする心を 運慶はそれを無著と世親の姿を借りて語りかけたのだ。無著と世親という、ここまでの仏像を彫ったということは、運慶自身の精神性の高さを表している。運慶は只の仏子ではないと改めと思った。


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確かに、亀さんも番組で強く印象に残ったのが、運慶作の無著と世親の両立像であった。テレビの画面からだけでも、無著の静かだが海のように深い信仰心と、世親の荒々しくも山のように高い求道心が伝わってくるのだし、実物と対面した暁には両立像に圧倒されるに違いない。

番組の水先案内人は、ロボット専門家の石黒浩氏と女優の檀れいさんが務めた。「運慶が創る仏像も、自分がを創る人間そっくりのアンドロイドも、究極的には人間とは何かということの探求」と主張する石黒氏、なかなか含蓄のある言葉だったが、それ以上に目を見張ったのが檀さんの言葉であった。その檀さんは石黒氏と一緒に興福寺を訪問、同寺の多川俊映貫主の案内を受けたのだが、無著と世親の両立像の前で交わされた多川貫主と檀さんのやり取り、実に思うところ大であった。

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亀さんは二十代の頃に宗教、殊に仏教関係の書籍を多く読んでいるが、仏像に関してはNHKブックスの『仏像 心とかたち』と『続 仏像 こころとかたち』の二冊の他、講談社現代新書の『仏像に想う』(上・下巻)の二冊に目を通したことがきっかけとなり、京都・奈良を中心に多くの仏像と接してきた。

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爾来40年近くの歳月が流れ、檀れいさんのように仏、あるいは身近だった誰かに己れが観られている(見守られている)のではと思うことが、時々ある。以下は番組のワンシーンだが、興福寺北円堂に安置されている無著と世親の両立像と対面し、自然に手を合わせている檀さんとは対照的に、隣で手を合わせようとする素振りすら見せない石黒氏との違いは、仏について男性は頭で受け止め、女性は全身で受け止めるという差のように思えた。ともあれ、女性の檀さんが番組の最後で語った以下の言葉、還暦を過ぎた今、漸く納得できるようになった自分がいる。

17101102.jpg

他人は騙せても、自分、そして仏様は騙せない。運慶は仏様に見られているという感覚を持っていた人だったように思います。


この檀さんの言葉を受け、全身全霊をかけて仏像に挑んだ運慶像が浮かんできた。
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コメント

WEB小説「北円堂の秘密」を知ってますか。
グーグル検索で無料で読めます。
少し難解ですが面白いです。
何故このような仏像が収蔵されているのか、
歴史の取っ掛かりが分かります。
[2017/10/11 21:21] URL | omachi #mQop/nM. [ 編集 ]

お見事です!
『北円堂の秘密』を著した大町阿礼さん、投稿有り難うございました。早速、「北円堂の秘密」・その1を読ませていただきました。
http://nara-fuhito.cocolog-nifty.com/blog/2017/06/post-729a.html

不比等を冒頭に持ってきたこと、そして何よりも、次号はどのような展開になるのだろうかと、読者の好奇心を掻き立てる筆力に舌を巻きました。現在すでに18本を発表されているので、後にじっくりと読ませていただきます。一読後、思う所があればブログ記事で紹介させていただくかもしれません。

今後ともよろしくお願い申し上げます。
[2017/10/12 02:19] URL | 亀さん #FlJCcfGk [ 編集 ]


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