数日前に「極東大開発計画」を書いたが、その後ブログ『文殊菩薩』に「国連主導の極東大開発計画:図們江地域開発」が掲載、その中に極東大開発計画が一目で分かるイラストがあったので、以下に転載しておこう。

さらに『文殊菩薩』の同記事を読み進めていく中で、目に飛び込んできたのが「羅津港」であった。
2020年を目標にロシアのザルビノ港・北朝鮮の羅津港などへの物流ルートが急ピッチで開発中だ。
これで思い出したのが、飯山一郎さんの以下の記述である。
念願の巨大な不凍港を得たロシアとその経済効果を共に享受する北朝鮮は,羅津(ラジン)と羅先(ラソン)一帯を,大連や深圳を凌ぐ経済特区にして両国の経済を大発展させるだろう。
さて、この巨大プロジェクトを推進していく上で、将来において欠かせないのが中露日朝の若い人材であり、その視座から注目しておきたいのが、瀬口清之氏による以下のJPpress記事だ。 日本が大好きな若者が切り拓く日中真の交流 歴史認識、領土問題の障害を乗り越える相互理解と相互信頼
同記事で瀬口氏は次のように書いている。
日中学生交流プログラムを通じた知的な交流も、アニメやアニソンを通じた心と文化の交流も、その主体は10代から20代前半の若い世代である。この世代に日中の国境はない。あったとしてもその壁は極めて低く、すぐに心と心の融和ができる。
十代の頃、三年間近くにわたり世界を放浪した、亀さん自身の体験に照らし合わせても、瀬口氏の言葉に全く以てその通りだと思う。同記事の最終節、「4.大学生・中高生の若い世代が新たな日中関係を切り拓く」が示すように、中高年のように変な偏見を持っていない若者らに、瀬口氏同様、期待しているのだ。
また、以下のように瀬口氏の述べる日本の中高年についての意見にも賛成だ。
若い世代が内向きだと批判的な評価をする見方の背景には、若い世代のそうした自主性やチャレンジ精神を見ようとしていない姿勢があるのではないかと疑いたくなる。おそらく事実はその中間にあるのだろうが、若い世代を十把一絡げにして一面的な見方をすべきではないことだけは確かである。
確かに若者、殊に日本の若者には、平成大不況が長引いたこともあり、ややチャレンジ精神に欠けているような一面が見え受けられるものの、少数派ながら海外で武者修行中の若者もいるのだ。亀さんは三年間近くの世界放浪の旅で、現地に溶け込んでいる中国や韓国の人たち、殊に同世代の若者らに大勢接してきたこともあり、今でも彼らと対等に付き合うことができる。こうした感覚というか姿勢というものは、日本に閉じ籠もってばかりいては、決して身につかない性質のものである。だからこそ、若いときは一年ていどの空白期間を持てと、繰り返し主張しているのだ。ほら、「鉄は熱いうちに打て」と云うではないか。
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