前稿「コベントリーの悲劇再び?」で、万一にも米朝間で戦争の火蓋が切られた場合、「ピョンヤンでも数万人,ソウルでは数十万人~数百万人」が死ぬという、最悪のシナリオについて触れ、究極の目標である「ネオコン撲滅」のため、露朝が「肉を切らせて骨を断つ」を実行に移すかもしれないと亀さんは仄めかした。現実には、この最悪のシナリオが実行に移される可能性は極めて低いものの、絶対に無いとは言い切れないのだし、場合によっては日本の一般市民も大勢巻き添えを食うおそれもある。
そんな折、昨日のバノン上級顧問の辞職というニュースが流れた。そのニュースを受け、万一トランプが北朝鮮への先制攻撃の命令を下した場合、想定し得る三つのシナリオが考えられると、堺のおっさんが今朝の掲示板「放知技」No.642に書いている。

レイムダックと化したトランプ政権(「アメリカの認識障害が進行中」参照)のアメリカ、そのアメリカの動き次第では世界情勢に大きな影響を及ぼすかもしれないが、仮に米朝戦争を回避あるいは中(旧瀋陽軍区)露朝が絶妙なタイミング(放知技No.617参照)で機先を制すれば、半島、場合によっては日本の一般市民に大きな犠牲を出すことなく、短期決戦で米朝戦争が終結、ネオコンを破滅に追いやる可能性が見えてくる。
この最良のシナリオが実現した場合、視点を極東地域に限定すれば、日露協同による極東大開発計画に弾みがつくだろう。これは計画というよりは、実のところ既に多くの日本企業がシベリアに進出済みであり、着々と極東大開発計画に向けた準備が進められているのが現実だ。そして、日露による極東大開発計画は中国と北朝鮮をも巻き込むものとなりそうで、そのあたりは飯山さんが放知技No.609で解説済みだ。また、以下のスプートニク紙の記事もヒントになる。 「極東を一変させるという日本の首相の大規模計画の裏には何が」から「ロシアが日本にクリル諸島を渡せない7つの理由」まで、週刊「ロシアから見た日本」9月12日から9月18日まで
【“嗤い”話】 日刊ゲンダイが「「加計解散」を了承か 歴代首相勢揃い“意味深”会議の中身」という記事を書いているが、相変わらず日刊ゲンダイはモリカケに囚われている…(嗤)。
安倍首相が今秋の解散に踏み切れば、加計学園のためということになる。そんな党の私物化を自民党は本当に許すのか。
ところで、同紙は福田康夫について触れていた。
福田元首相を除く、森政権以降の自民党歴代首相が勢揃いしたのである。先日、共同通信のインタビューに答え、「国家の破滅が近い」と安倍政権を痛烈に批判した福田元首相には声をかけなかったのか、呼ばれたのに断ったのか。
これも放知技No.638に書かれていることだが、福田元首相はネオコンの中曽根元首相と姻戚関係にあることから、ネオコンを官邸から追放した安倍首相に敵対している背景も透けて見えてこよう。

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