fc2ブログ
プロフィール

亀さん

Author:亀さん
FC2ブログへようこそ!

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

kamesan

人生は冥土までの暇潰し

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR

人生は冥土までの暇潰し
亀さんは政治や歴史を主テーマにしたブログを開設しているんだけど、面白くないのか読んでくれる地元の親戚や知人はゼロ。そこで、身近な話題を主テーマに、熊さん八っつぁん的なブログを開設してみた…。
洞察歯観のすすめ(25)
信州の山奥で頑張っている歯科&音楽ウォッチャーさん、夏休みに入って時間が取れたようで、いつもの便りをくれた。ありがたいなぁ…! 今回は音楽の話が中心で、亀さんがブログで記事にしたカーペンターズの「シング」、杉田二郎の「風」の他、掲示板「放知技」で取り上げた、「巨人の星」の主題歌誕生のエピソードなど、盛り沢山だ。夏休みの息抜きに、木陰で懐かしい音楽に耳を傾けてみては如何だろうか。

*ボールペン
**三菱マークのボールペン
***軽く書いても 真っ黒けのけぇ~
****これで 30円 真っ黒けのけ!
*****ああ 真っ黒けのけ
相変わらず忙しく動いておりますが、8月に入り、指折り待っていた「夏休み」です。
・・・その夏休み前日。朝から文房具などを仕入れに100円ショップへ行ったところ、鉛筆やボールペンを手にとって見ていると、不意に子どもの頃よく耳にしたCMソングを思い出しました。
「軽く書いても 真っ黒けぇ~」
ついつい、口ずさみそうになりましたが。
「これで 30円 真っ黒けのけ」
これは確か、真っ黒け節の替え歌でした。

100円ショップを後にして、事務所で片付け掃除などを簡単にして終了。その後、仕事仲間4人で馴染みのファミレス座へ。夏休み後の仕事の打ち合わせをしたのですが、夏のファミレス座、満員御礼状態です。そして、近所のボックス席から聞こえてきます。
モリ・カケ絡みの貧乏~ル投げ合う、ルサンチ・ワイドショー!いつ終わるともわからない勢いで・・・21世紀のルサンチマン・ファミリー。熱闘甲子園より燃えてます。
嫉み 妬み 恨み=という三ツ首怪獣、ルサンチマン?が登場する「ツァラツストラはかく語りき」の作者であるニーチェは、この三ツ首怪獣に心食われると、喜びを感じる力が弱くなる・・・と、語ったそうな。
喜びや笑いのエネルギーが虚弱になると、免疫力もクラック(ひび)が生じて、知力、体力共に低下し、容易く患者狩りの鴨南蛮にされそうですが・・・ルサンチの壺にはまり込むと、嫉み 妬み 恨み=この3小節のフレーズが繰り返し繰り返し、心奥で止めどなく鳴り響く、ループ音(輪の中でクルクル回り続ける)となり、転調(気分転換)することは容易なことではなさそうです。ファミレス・ワイドショー、笑いも所々でこぼれて聞こえますが、どうも健康を遠ざける不気味な音色に感じます・・・。
さて、ファミレス座で、打ち合わせも終わったところで解散。その後、一人、ジャズ、クラシックが流れる珈琲店で一休み。
このところ、安保徹氏の「免疫力の威力」を持ち歩いて再読しています。
序章の一部を紹介してみます・・・。

**「私たちは、からだのなかに、ある病気がとりつくと、それが発症する前に、それと闘ったり、それを捕まえて外へ追い出してしまう力を持っています。それが、生体防御反応のひとつ、免疫力です。しかし、この力があれば、いつも元気でぴんぴんしているということではありません。だれでも経験しているように、私たちは風邪をひけば、熱が出たり、下痢をしたり、不快な症状が出ます。これが病気と免疫力が戦っている状態です。
よく風邪の諸症状としてあげられる、発熱 喉の痛み 鼻水 下痢 といったものは、実は、風邪という病気そのものの現れではなく、正確には、風邪のウイルスと免疫が戦っている状態なのです。
一般に、風邪を治すといえば、これらの症状を抑えること、と考えられています。そこで、病院に行けば、解熱剤や下痢止めなどの風邪薬が出されるわけです。ここには、一種の誤解があって、風邪からの脱却は、風邪のウイルスをからだの外に出すことであり、発熱や下痢は、その目的のために戦っている。私たちのからだの防御反応であるということです。ですから、いわゆる風邪薬は、発熱や下痢という症状を出しながら戦っている免疫力を押さえる、免疫抑制剤ということができるでしょう。風邪のウイルスは熱に弱い。したがって、からだが熱を持ちウイルスを殺そうとしている。鼻水や下痢も体内のウイルスを外へ出そうとする反応です。クスリを使って、そうした防御反応をむやみやたらに強制的に抑制してしまうことは、からだの自然な反応に逆らうことです。こういう考えは、少しずつ一般に広まってきたといっても、まだまだ、熱心にクスリを飲んでいる人はいます」***

これは、2003年秋に発売されたものですが、時々、思い出したように持ち出しては時間つぶしに読んでいますが、ルサンチマン=免疫抑制貧乏~ル・ウイルスを排除撃退するとなると至難の業のようです。

帰宅後、亀さんがブログで取り上げていた、杉田二郎と坂崎幸之助が歌う、「風」の映像を改めて聴きました。懐かしい一曲です。
柔らかな風が流れ出て来るようなイントロで、二人の歌声とアコーステックギターが、その風に乗ってより味わい深いものになってエンディングまで一気に聴かせる。なかなか良いアレンジで、懐かしさも手伝い、つい二度、三度と繰り返し楽しみました。
イントロから流れる柔らかな風を感じさせる印象的な音色は、ハモンド・オルガンによるもの。
ハモンド・オルガンは、アメリカ生まれ。開発者のローレンス・ハモンドの名を取ってハモンド・オルガンと呼ばれ、このハモンド・サウンドは、ジャズやロックをはじめ様々なジャンルにおいて愛用されており、音楽ファンには馴染みの音。ジャズ畑では、ワイルド・ビル・デイビス。ジミー・スミスなどのオルガン弾きが有名どころ・・・ジャズ・オルガンと言えば黒人プレイヤーが多いのですが、これは、アメリカ南部において巨大なパイプオルガンを置くことができない教会で、コンパクトで持ち運びできるハモンド・オルガンを使用していたことがその理由の一つ。(持ち運びできるといっても、重さが200キロ近くあるヘビー級)
ハモンド・オルガンには、ドローバーと呼ばれる細長い数字が刻まれた引き出し棒が並んでいて、このドローバーを引き出したり押し込んだりして、音色を様々変化させることが出来るのですが、なんと、ドローバーによる組み合わせ音色は、約2億5千3百万通り創り出せるというもので、その昔は、自分の創り出したドローバーのセッティングを人に見られないように、ドローバーの上に布切れやハンカチを被せて弾いていたオルガニストもおりました。
ポピュラー音楽では、プロコルハルムの「青い影」がオルガンサウンドの代表的な曲であろうと思いますが・・・あのイントロを耳にしただけで、亀さん、甘酸っぱくも切ない同棲時代じゃなく・・・初恋時代を思い出すのではないでしょうか??
テレビドラマのテーマソングで印象的なオルガンソロを聴かせる「太陽にほえろ!」も忘れられない一曲。


そして、もう一本。
カーペンターズの映像「シング」(ライブ・イン・ジャパン)を取り上げておりましたが、こちらも思い出深い一曲です。
カレン・カーペンターの歌声は、世界にひとつしかない・・・ヴォーカルという楽器を担当しているわけで、最もチューニングに気を遣う楽器なのかも知れません。
カーペンターズのライブを見ると、ステージ上に、コンパクトなピアノが置いてあります。これは、ウーリッツァー・エレクトリック・ピアノ。
このエレクトリック・ピアノ、少々厄介というか、人間と同じように一人一人ではなく・・・一台一台、サウンド(性格個性)が違い・・・気の合う相棒と巡り会うには、手間暇かかります。中には、ルサンチな性格丸出しなエレピもある・・・かも知れませんが?
カーペンターズに参加しているウーリッツァー・エレピは、カレンと一緒に歌える最良の相棒のようです。
エレピを使用した演奏といえば、リヒャルト・シュトラウス作曲による「ツァラツストラはかく語りき」のジャズヴァージョン(デオダートの演奏)があります。一杯飲みながら聴いていると、心地良く酔えます。

曲そのものを聴き流すだけでなく、一つの楽器の響きに耳をダンボにして聴き入ってみるのも良いものです。普段よく耳にする好みの、あの曲、この曲に意外な発見・・・今まで全く気付かなかったフレーズが確認できるかも知れません。耳の使い方を一工夫する訓練も時には・・・暇つぶしに。

ーー追記ーー

作曲家、渡辺岳夫の音源を数年ぶりに引っ張り出して、今、聴いております。渡辺岳夫は、56歳(1933年~1989年)という若さで亡くなってしまいましたが、数多くの作品を残しています。そのなかのひとつ、
「血の汗 流せ 涙をふくな ゆけゆけ飛雄馬 どんと行け」
は、代表曲に数えられるもの。
アニメ「巨人の星」放映当時、同作品の録音監督をしていた山崎あきら氏は、当時を振り返り、
「渡辺さんは、巨人の星のテーマ曲を何パターンか作っているんです。最初は、その中で一番スマートなものに決定しかけていたんですが、最終的に、寮歌っぽい「ゆけゆけ飛雄馬」が、テーマとして選ばれたんです。最初は泥臭いかもしれないけど、逆に、ねばっこくていつまでも耳に残っている・・・」
と語っています 。
ミディアムテンポで泥臭さを感じさせるテーマ曲を含む、「巨人の星」オリジナル・サウンドトラックがありますが、アニメドラマの単なる脇役助っ人ではなく、音楽作品として十二分に楽しめるものです。
「巨人の星」といえば、忘れられないのが・・・山村暮鳥の詩と、日高美奈。

「おうい 雲よ
ゆうゆうと
馬鹿にのんきそうじゃないか
どこまでゆくんだ
ずっと磐城平の方までゆくんか」

日高美奈の好きな詩であったと、記憶しております。


17080301.jpg



青い影~プロコルハルム A Whiter Shade of Pale~Procol Harum


太陽にほえろ!


0:02 / 10:00
Eumir Deodato & The Heritage Orchestra - A. S. Zarathustra


巨人の星

関連記事
スポンサーサイト




コメント
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
[2017/09/17 10:18] | # [ 編集 ]


問い合わせ有り難うございました。ウォッチャーさんに第二弾もメールで転送しておきました。ウォッチャーさん、次稿はプレッシャーかかりますなぁ(爆)…(他人事)。

亀さん拝
[2017/09/17 10:31] URL | 亀さん #FlJCcfGk [ 編集 ]

管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
[2017/09/18 14:16] | # [ 編集 ]


コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する


トラックバック
トラックバック URL
http://toneri2672.blog.fc2.com/tb.php/1470-1654caa2
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)