本稿では、副島隆彦の「重たい掲示板」で目にした、二人の人物の支離滅裂な投稿を叩くつもりでいた。その二人の人物とは、[2149]の副島隆彦、そして会員と思われる [2152]の澤田正典という御仁である。
しかし、ここで改めて二人の投稿を読む返すに、どうしようもない投稿なので、敢えて取り上げて叩くまでもないと判断、急遽、ブログ「櫻井ジャーナル」の以下の投稿について、一筆書くことにした。ちなみに、副島隆彦と澤田正典の両氏について、徹底的に叩こうと思っていた投稿内容の一部を、魚拓として本稿の最後に貼り付けておいたので、関心のある読者は一読いただきたい。
さて、ブログ「櫻井ジャーナル」の以下の記事…。 米国はシリアで手先の傭兵集団が敗走、同盟国で国内が不安定化のサウジは武力信仰の危機的状況

上記の櫻井春彦氏の文章から明らかなことは、櫻井氏はムハンマド・ビン・サルマン皇太子の人物を、全く分かっていないというだけではなく、あれだけ中近東情勢について多くの記事を書いてきたというのに、今日に至っても中近東問題の本質を把握していないという点にある。櫻井氏は以下のように書いた。
ムハンマド・ビン・サルマン皇太子はネオコンの強い影響下にあり、武力で物事を解決したがる傾向が顕著。
それに対して、亀さんは拙稿「サウジ国王の肚」で、以下の記事を紹介した。 サウジ副皇太子が訪米に出発、トランプ大統領らと会談へ
同記事にある、以下の記述に注目されたい。
声明は公式訪問は16日開始としているが、それ以上の詳細は明らかにしていない。
ここで少し横道に逸れるが、副島隆彦氏のように、「秘密警察=政治・思想警察の長官なる」などと、吹聴するのは馬鹿である何よりの証拠である。一歩譲って、本当に日本の革新勢力(小沢一郎・鳩山由紀夫の路線を引き継ぐ)とやらに、副島が秘密警察の長官就任を依頼されたのだとしても、「秘密警察の長官になる」などとペラペラと喋るものではない。そのような場合は、「秘密警察の長官就任などという依頼は一切ありません」と、嘘を貫き通すのが本当なのだ。
ここで、政事家には嘘が許されるとうことを思い出して欲しい、これこそが、マキャベリズムの真髄の一つに他ならないということを思い出して欲しいのだ。このあたり、副島隆彦と澤田正典のお二人は無論のこと、櫻井氏も分かっていないようだ。この機会に、以下の記事を熟読するようお勧めしたい。 ◆2017/04/22(土)2 ほとんどの批判は無益である! ◆2017/04/22(土) マキャベリスト(政治家)はウソを言う
さて、何故にサルマン国王が、ムハンマド・ビン・サルマン副皇太子を皇太子に就けたのか? 亀さんが思うに、サウジ国王の肚は、「産油国から投資国へと国のかたちを変え、究極的には世界仮想通貨という第二のFRBを目指す」というところにある。そして、その国王の肚を、サルマン皇太子は確実に引き継いでいる。
【おまけ】


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