
本日の4月25日、朝鮮人民軍創建85周年が開催される。果たして、金正恩が核実験を強行するのかどうか、今や世界中が注目しているところだ。そうした緊迫した空気の中、昨日は仕事の合間にNHKの「SWITCHインタビュー 達人達」を見た。対談者は視力と聴力を失った東大教授の福島智、もう一人は難病を抱える生命科学者の柳澤桂子で、二人の対談を通じて「生きるとはなにか」について、改めて考えさせられた次第である。

そして、柳沢が今までに50冊以上もの本を著してきたことを知った。その中でも、『生きて死ぬ智慧』の場合、般若心経を現代訳した同女史の力作と言えるのだが、亀さんは「空」について長年にわたって気になりつつも、未だに良く理解できていないだけに、以下のカスタマーレビューを読み、一度目を通してみたいと思った次第である。


なお、以下は今東光和尚が「空」について、若い読者に回答したものである。
☆☆〝空〟の意味は? 『般若心経』って本にのっている言葉で「色不異空…」というのがあるが、その意味、とくに〝空〟の意味を教えてほしい。別に仏教に入門するわけじゃないけど、この言葉、何か気になるんだ。ついでに聞くけど、仏教ではどの宗派が信頼できるだろうか? (新潟市 高2生)
〝空〟なんて、そんなむずかしい言葉を一言で説明できるかい。仏教には「空観」といって非常にむずかしい課題があるんだ。つまり唯物史観の「観」みたいに「空観」というのが。唯物史観の対照で、唯心論から言えば空観なんだ。そんなごついものを、五行か十行の返答でてめえに言えるかってんだ! このうす馬鹿野郎! まったくてめえのドタマがいかに空かということが、これでわかる。それも仏教なんか入門する気はねえとかよ。そんな口幅ったいことを言わずに、空を知るまで「仏教入門」から始まって、いろんなものを読んで、それから自分の空観というものを発見し、確立していくんじゃなけりゃあダメだ。 それまでには十年かかるか三十年かかるか、オレみたいに七十年かかってもまだはっきりしねえってことになるかもしれねえ。 またどの宗派がいいかって? そんなの天台宗にきまってるじゃねえか。天台の坊主に聞けば天台が一番いいというのは当り前だろうが。オレが創価学会なら創価学会が一番いいって言うわな。なにとぼけた質問しやがる。この馬鹿野郎! 『続 極道辻説法』p.39

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