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人生は冥土までの暇潰し

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人生は冥土までの暇潰し
亀さんは政治や歴史を主テーマにしたブログを開設しているんだけど、面白くないのか読んでくれる地元の親戚や知人はゼロ。そこで、身近な話題を主テーマに、熊さん八っつぁん的なブログを開設してみた…。
時代を見抜く目
3月27日午前8時半頃、栃木県那須町のスキー場で雪崩が発生、8名もの尊い高校生の命が奪われた(1名は二十代教員)。これからの人生だったというのに、さぞかし無念だったに違いない。咄嗟に、13名もの若い命が奪われた、昨冬の碓氷峠で起きたバス事故を思い出した(「希望 未来 半ばで」)。それにしても、親御さんの心中いかばかりかと察するに余りある。心より哀悼の意を表したい。

本題に入ろう。最近の掲示板「放知技」で以下のような投稿があった。

17032901.jpg
http://grnba.bbs.fc2.com/reply/16057898/437/

投稿者の天然居士氏、「なぜ拝米売国奴の安倍を擁護するのか、どうしても理解できない」と嘆いている。尤も、何故にトランプ・安倍会談を飯山一郎さんが高く評価するのか、その理由が分からないと嘆いているのは、なにも天然居士氏だけではあるまい。そのあたりを容易に推測できるのが、最新号の『月刊日本』(4月号)に載った亀井静香氏の記事、「亡国を食い止めよ」(p.40)だ。同記事を一読して、何故に安倍首相がトランプ大統領の懐に飛び込んだのか、亀井氏には全く理解できていないのが分かるのだ。亀さんは亀井氏の講演には幾度か足を運んでいるし、浪花節的で親分肌の亀井氏は好きな政治家の一人なのだが、どぶ板政治家の小沢一郎と同様、亀井氏は旧タイプに属す政治家であるため、安倍首相の肚を理解できないのは仕方がないのである。

亀井静香という、誰もが知る政治家にしてそうなのだから、「自分の頭が悪い」などと、天然居士氏は何も自己否定する必要はないと思う。それにしても、一時代を築いた亀井氏にして時代を見抜けなくなったのは、どうしたワケか…。そのあたりの理由は、拙稿「木を見て森を見ず」にも書いた通り、亀井氏や天然居士氏に欠けているのは、以下のいずれか、あるいは全部だからである。

■大局観
■政治過程論
■脱陰謀論


今回は最初の「■大局観」だけ取り上げておこう。何故なら、亀井氏と天然居士氏の両者に共通して欠けているものこそ、この大局観に他ならないからだ。ここで、トランプ・安倍会談の背景を正しく理解する上で必要なのは、「戦後70年以上も日本を占領してきた好戦派ネオコンを、安倍首相が果敢にも斬り捨てた」という事実を、徹底して考え抜くことなのだ(拙稿「森友狂想曲」参照)。

上記の記事では「好戦派ネオコン」と書いたが、ネオコンそのものを理解するには、どうしても近代ロシア史の基礎知識が必要となるが、他にも必要な作業がある。それは、多国籍企業の正体を知ることだ。亀さんは旧稿「悪の遺産ヴェネツィア(1)」と題する記事を執筆、その時、『国際寡占体制と世界経済』という本を紹介しているが、多国籍企業の全体像を把握する上で格好の書なので、天然居士氏には同書の一読をお勧めしたい。

世界経済をコントロールしているというアングロ・ユダヤ連合による金融ヘゲモニーをはじめ、軍事・情報など他分野のヘゲモニーも視野に入れて考察するにあたり、最良の指南書の一冊が『国際寡占体制と世界経済』(岩城淳子著 御茶の水書房)である。


17032902.jpg

それから、これは何も天然居士氏に限った話ではないのだが、掲示板「放知技」で目につくのは、自分では大して努力もしていないくせに、安易に人(この場合は飯山さん)に訊く者が多いということで、こうした姿勢は改めた方がよい。まずはネオコンの正体を捉えるために、栗本慎一郎氏の一連の著作に目を通し(拙稿「ソ連vs.ロシア」参照)、さらには多国籍企業の全体像を掴むため、『国際寡占体制と世界経済』といった書籍と格闘するべきである。高校しか出ていない亀さんだが、それでも亀の歩みの如く、コツコツと知識と体験を積み重ねてきたからこそ、トランプ・安倍会談の背景が理解できるのだ。この亀さんにできて、多分大卒であろう天然居士氏にできないはずがない。健闘を祈る。

【那須町の雪崩事故】
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コメント
グレーから総天然色の世界へ
天然居士さんへの懇切丁寧なご指導の文章に他者に対する愛情を感じて心暖まりました。
私も指摘されたような「大局観・政治過程論・脱陰謀論」に欠けていたと思うからです。
47年生まれの団塊世代の走りとして、まず反米・差別撤廃と云う方向に意識は向けられ(行動は出来なかったが)、30代後半から50代にかけては子育てと仕事に追われ、9.11その後の3.11で”ナヌッ!”と云う感じで陰謀論に埋没しました。けれども何となくそのような筋書きかと思えども解決への明るい方向は見えず(かえってその分析が思考&行動を停止させる)、ますます陰々滅滅の意識の負のサイクルに陥っていました。が、飯山氏の「乳酸菌」を知ったことから始まって、今回の森友騒動の分析を読むにつれ、実は毎日の元気のもとになっています(ご飯代わりに朝昼晩チェックです)。今日の境のおっさん氏の「ここ3カ月で世界がグレーから色づいてきた」という表現は私の今の気持ちにピッタリなのです。成人した子供たちは母を自分たちの生活には徹底して入れないようにしていますが、これは日本の未来に否定的だった私の対応を拒否したのかと最近気がつきました。左や右の煽情的な言辞にまどわされないで、地に足のついた心身で日本で世界で生きていく子どもたちのよき先輩として今後とも活躍されますようにと思っています。
[2017/03/29 18:38] URL | おがわゆきこ #ylsPz6P2 [ 編集 ]


トランプ氏が大統領になって高く評価するのはケムトレイルが極端に飛ばなくなったこと、先日久しぶりにケムトレイルを撒いていた飛行機をみたが反勢力も健在なんだろうとも思う。
ケムトレイルに関しては諸説有るが先々月米国の田舎に住んでいると言う方が毎日毎日空も見えないほどケムがバラ撒かれていたと言っていました。
それに不可解な動きもあるそうで一部の支配者が人々を自在に綾っているのかと戦慄を覚えました。
[2017/03/30 00:32] URL | #- [ 編集 ]

総天然色の世界への誘い
おがわゆきこ様

再びの投稿ありがとうございました。

小生も偉そうなことが言える立場にはなく、2月11日のトランプ・安倍会談の背景について、実は一両日考え込んでいました。その間、なかなか安倍首相の肚が掴めなかったので、原点に立ち返る意味で、柴錬(柴田錬三郎)の三国志をン十年ぶりに紐解いたのですが、それにより心が洗われるような思いをすると同時に、諸葛孔明の策略の数々に触れながら、安倍首相の肚を朧気ながら掴めるようになった自分がいました。無論、柴錬三国志以外に、飯山一郎さんの「大局観・政治過程論・脱陰謀論」というアドバイスも大きかったと思います。

ここで現実を見るに、堺のおっさんのよりうに、「グレーから総天然色の世界」に行けたのは、おがわさんといった極一握りの人たちにすぎないと思います。今後、蟷螂の斧となろうとも、一人でも多くの人たちを、総天然色の世界へ誘うことができればと願っています。

今後ともどうかよろしくお願い申し上げます。
[2017/03/30 04:04] URL | 亀さん #FlJCcfGk [ 編集 ]


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