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人生は冥土までの暇潰し
亀さんは政治や歴史を主テーマにしたブログを開設しているんだけど、面白くないのか読んでくれる地元の親戚や知人はゼロ。そこで、身近な話題を主テーマに、熊さん八っつぁん的なブログを開設してみた…。
3年で辞めた若者はどこへ行ったのか
本業(翻訳)に追われ、ブログ更新する余裕もなかったんだが、ここに来てようやく一息入れることができた。

先週日曜日の東京新聞のサンデー版「キャリア教育」に目が止まり、息子たちが中学生の時に職場体験なる授業があったのを思い出した。

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前後して、半年ぶりに立ち寄ったブックオフで、以前から気になっていた『3年で辞めた若者はどこへ言ったのか』(城繁幸著 ちくま新書)を見つけたので購入、帰宅してからゆっくりと目を通してみた。

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一読して、なかなかの良書だと思った。21世紀に相応しい新しい職業観への道標を明確に打ち出しているので、これから就活を迎えようとする学生のみならず、現役の会社員や定年を迎えた人たちにも一読を勧めたい本である。なぜなら、筆者が主張する「年功序列に代表される昭和的価値観をぶち壊して、年寄りどもから既得権益をひっぱがし、やる気のある若者に分け与えよ」を実現しようと思えば、老若男女を問わず全世代を巻き込むテーマとなるからだ。

亀さんは筆者の主張する荒治療を断行すべきだと思うが、それには強力なリーダーシップを発揮できる〝政事家〟の登場が必要だ。しかし、今の政界を見渡してもそれだけの力量を持った政事家はいない。ならばどうするか。取り敢えず最低限家族を養っていけるだけの〝スペシャリスト〟を目指し、その上で余裕があれば出来る範囲で、己れを生み育んでくれた日本に〝恩返し〟をしていくべきだと思う。

ただ、同書で一つだけ気になった点がある。それはグローバリズムの影の部分について全く言及していないという点だ。そのあたりを明確に突いている書評を、アマゾンから以下に転載させていただこう。

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同感である。拙記事「アフラック保険の正体」にも書いたとおり、収益さえ上げれば後は野となれ山となれというわけで、サッサと引き上げてしまうのがハゲタカのいつものやり方なのだ。そうしたハゲタカの正体について、筆者は一言だけでも述べるべきであった。それに目につぶれば、『3年で辞めた若者はどこへ言ったのか』は一読するだけの価値はある。そのあたりは、以下に羅列した同書の引用から判断して欲しい。

・「邦銀やメーカーに就職した同期なんかと話すと、ものすごく度胸があるなって感心します。だって、自分の市場価値のことなんて、まったく考えていない。将来会社が潰れたりしたら、絶対に路頭に迷うはず。なんでそんなに他人に人生を任せられるのか」p.29

・「もし景気が良くて、大学名言っただけでホイホイ会社に入れてもらってたら、間違いなく将来は後悔していたでしょう。最近気付いたんですよ。学生時代に見た〝いやいや働く人たち〟というのは、そうやって先に進んでしまった人たちなんだって…」p.52

・「自分のキャリアを切り売りする感覚ですね。あくまで会社とは対等な関係。言いたいことは言わせてもらう。それで必要とされなければ、別の会社に行けばいい」p.75 まさに、今の亀さんの生き方そのものだ…。

・「自分の好きなことと、生きるためにしなければならない仕事は別ですから。ただ、とりあえず好きなことにトライするのが人生であり、若さだと思うんです。そういう過程を経ないまま、いつの間にかレールを進んでいたわけですね」p.118

・彼は熱心な移民受け入れ論者でもある。要するに、自分たち企業が変わるのはいやだから、国の形を変えてしまえということらしい。少なくとも自分が〝はじかれている側の人間〟だと感じた人は、この会社の車は金輪際買うべきでは無い。p.148 武士の情け、会社名は書かないでおこう。どこの会社かは同書を読めば分かる(笑)。

・理想を言うなら、高校時代に(百歩譲って大学教育課程において)各自のキャリアビジョンを定め、少なくとも大学の専門課程は、そのための知識を伸ばすことに捧げるべきだろう。逆に言えば、それがどうしても見つからない人間は、大学に来る必要など無かったということだ。p.164

・では21世紀、どのような生き方が求められるのだろうか。一言でいうなら、自助の精神。つまり、組織やレールに頼らずに、自分の力でなんとかしろということになる。p.174

・あらかじめ社内を経験させてもらうことによって、「よし滅私奉公しよう」と腹をくくる学生よりも、「年功序列だけは勘弁してください」と痛感する学生が急増したのだ。企業がインターン受け入れに熱心な上位校の学生ほど、日本企業離れが顕著なのは、ある意味で当然だろう。p.181

・「若者がバカになった」のではなく、「日本企業のメッキが剥がれた」という方が正しい。p.184 筆者の言う通りだ(爆)。

・「競争ではなく、共生。横のつながりで支えあう社会。そういう人間ネットワークを作り上げる必要があるんですよ」p.191 この行は同書の白眉だと思う。共生について言及している筆者は本物だ。

・「メディアなんて偉そうなこと言ってても、給料以外はたいした連中ではないですよ」p.198 この発言はネット界では有名なニュースサイトの設立者だ。それが誰かは同書を手にとってみてのお楽しみ(笑)。

・「まだ新聞を読んでいるような人は成功しない」p.204 TVや新聞という大手マスコミについて、物の見事に言い当てている。

「『丸山眞男』をひっぱたきたい。31歳フリーター。希望は戦争。」(赤松智弘)p.207 一読するだけの価値がある小記事だ。

・だが、非正規雇用が拡大し始めたのは、バブル崩壊直後の92年からだ。93年の細川内閣以来、98年に小渕内閣が成立するまで、与党あるいは閣外協力という形で政権に関わり続けたのは、ほかならぬ社会党ではないか。94年には首相の村山まで輩出しておきながら、非正規雇用の拡大は「1から10まで、すべて小泉さんが悪い」というのは、少々虫が良すぎるだろう(ちなみに小泉政権誕生は2001年)。むしろ、無為無策で不況を長引かせ、雇用問題にも蓋をし続けた社会党の責任は重大だ。p.214 小泉や竹中だけではなく、〝同罪〟の社会党も追求するべきということだ。

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