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人生は冥土までの暇潰し
亀さんは政治や歴史を主テーマにしたブログを開設しているんだけど、面白くないのか読んでくれる地元の親戚や知人はゼロ。そこで、身近な話題を主テーマに、熊さん八っつぁん的なブログを開設してみた…。
二つの玉音放送 その2
■昭和天皇の戦争責任
前稿「二つの玉音放送 その1」では、輔弼を任ずる者の存在により、昭和天皇に戦争責任はないとする小室直樹の主張を伝えたが、今回は別の角度から、昭和天皇の戦争責任について考えてみたい。再び小室の『昭和天皇の悲劇』から引用する。

窮乏しきった農山漁村の匡救をバネとして、軍部は暴走をはじめた。
そして日本は、驀地に戦争にむけてつき進む。
もはや、いかなる力をもってしても、この勢いを押し止めることなんか、出来はしない。
天皇責任を問う者、すすんでは「あの戦争は防止されるべきであった」と唱える者。
彼らは、このことを、いったいぜんたい、どう考えるのだろう。
事後に賢者になるのは容易である、といわれている。
事後も事後、半世紀もの後世になって、戦争責任論者は昭和初期における農村困窮問題にどう答えるのだろう。
あの戦争は、するべきではなかった。
では、どの時点において。
昭和16年12月の時点か。
志那事変か。
さかのぼって満州事変か。
究極にまで戦争の原因をたずぬれば、農村困窮にまでたどりつかざるを得ない。
農村の困窮を救わなくて、戦争へむけての巨大なエネルギーは発散させ得ないのである。
借問す。
あの戦争はなすべきではなかった、と論ずる者よ。昭和の初年において、農村の困窮は、いかに匡救されるべきであったのか、キミにその策ありや。もしなくんば、口を閉ざしたまえ。

『昭和天皇の悲劇』p.77~79


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<娘身売りの時代>  昭和初期・東北地方

今日、昭和天皇に戦争責任ありと主張する識者は多い。一例として、脚本家だった故笠原和夫を取り上げてみよう。笠原は自著『昭和の劇』で以下のように書いた。

裕仁が個人で何を考えていようとも、あの人は第一級の戦犯ですよ。これは間違いなく戦犯です。それは誰が見たってそうであってね。それなのに、何の処罰もされず、戦後ぬくぬくと来たということ……これは絶対に許しがたいんですね。
『昭和の劇』p.486


16063003.jpg

もし、笠原が健在であったとしたら、この小室の問にどう答えただろうか…。小室の文章から明白なように、戦争の原因を遡っていけば、最終的には農村困窮問題に行き着くのである。

ところで、昭和天皇の戦争責任について考えるにあたり、空気(ニューマ)の存在も見落とすことはできない。次回は、この空気について取り上げてみよう。

【追補】 当時と現在
学資を稼ぐため身体を売る女学生、介護疲れによる老親殺し、生活苦による子殺し、正社員の激減とフリーターの急増等々、現代日本の暗い世相は、ある意味で昭和初期を彷彿させるものがある。昭和初期の場合、究極的に戦争の道に突き進み、誰もその流れを止めることかできなかった。
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