
四十、五十は洟垂れ小僧、六十、七十は働き盛り、九十になって迎えが来たら、百まで待てと追い返せ。
これは、亀さんを生み、育んでくれた埼玉が生んだ、近代日本資本主義の父、渋澤栄一のことばだ。その伝でいけば、飯山一郎さん(70歳)も亀さん(63歳)も、まさに働き盛りちゅうことになる。
それはともかく、時々亀さん宅に来る二十代前半の息子の友人たち、彼らを何と呼ぶべきなのだろうか…。四十、五十が洟垂れ小僧なら、差し詰め「二十、三十は赤児」ということになりそうだ。つまり、未だに親の庇護を必要とする存在というわけだ。その意味で、二十代の若いカップルが結婚して、子どもを産むことを亀さんの親の世代は、「子どもが子どもを産む」などと口さがなかったんだが、ナルホドと今にして思う…(爆)。でも、これって、飯山さんの場合、これから9年も働き続けることができるということを意味する…。でも、亀さんの場合、あと16年も働き続けなければならないちゅうことか…。一週間ほど前に帰省した息子に、「お父さん、もう還暦を過ぎたのだから、そろそろ仕事量をセーブしろ!」と叱られたんだが、渋澤栄一のことばを思い起こせば、少なくともあと15年は現役で頑張れるちゅうことになる…。
ところで、以下の記事を一読戴きたい。 父急死で預金が下ろせない!「口座凍結」の恐怖
ここで、いくら敬愛する渋澤栄一に「六十、七十は働き盛り」と言われても、これは渋澤栄一が活躍していた幕末から明治にかけての時代の話だ。「スミカスミレ」に登場していた及川光博演じる化け猫と、桐谷美玲演じる如月すみれの以下の会話を思い出していただきたい。

黎 すっきりした顔で戻ってきましたね。

すみれ 初めて、人前で歌いました。
黎 頑張りましたね、65の老婆らしく。

すみれ 65は、まだ老婆なんて言われる歳じゃありません。

黎 私の知っている時代では、65歳は立派な老婆でしたので…。
化け猫・黎の言う、「私の知っている時代では、65歳は立派な老婆でした」ということばに注目。最近の爺さん婆さんは、無理して若返ろうとしている…(爆)。たとえば、テレビのコマーシャルを見るに、最近テレビに登場する、ナントカ化粧品で60代や70代の爺さんや婆さんが、あたかも30代や40代に若返ったような錯覚を起こさせるコマーシャル、最近は多いような気がする。だけど、吉永小百合といった極わずかなケースを除けば、テレビのコマーシャルの例って、極希な例外だろうって…(嗤う)。
ナンカ、話がずれてしまったが、言いたかったのは60代や70代の読者の皆さん、ダイヤモンド誌が報じているように、子どもたちに確実に自分の預金を残すためにも、生前にキチンと対策を講じておくことが肝要ということだ。決して、お上を信用するべからず!
ともあれ、ダイヤモンド誌の記事が意味するところは、円の崩壊が近いという言外のメッセージとして、亀さんは捉えた(爆)。
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